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自分だけの秘密


昨日なぜか泣きながら書いたnoteを置いておく。
心配せずとももう大丈夫。
でも記録として。




寝付けなかったので朝がひどく眠かった。
けれど身体を起こしてお弁当を作る。
ダラダラと登園までの準備をするほんちゃんのお尻をたたくように、急いで!急いで!と登園した。

幼稚園に送り出したらすぐ洗濯と片付けをして、自分の朝食は残り物。パンのかけらとか、卵焼きやヨーグルトの残りとか。
キッチンも片付けて、やらなければならないことを手帳に書き出したらビックリする量のチェックリストが生まれた。

あぁ、なんもしたくない。寝ていたい。

そう思いながらも郵送する書類を書いて、補足資料を作って印刷して。やっとひとつ目のミッションクリア。

そのあとは仕事の連絡を返し始めたら、次の企画も同時に進めなければならなくなってスマホ作業は全然終わらない。

ふと時計を見ればお迎えまであと1時間。
急いで昨晩の残りのお鍋を昼食にして「買い物にいけなかった〜」と心で呟く。
なんとかなるにしても、ポストには行かなければならない。もう、仕方がないからほんちゃん連れていこう。

園から帰ってきたほんちゃんは、顔を合わせた瞬間から「今日はね鉄棒が5回できたの!!!」と嬉しそうにおしゃべりが始まる。可愛い。

けれど一緒に通う同い年の友達との帰り道。
遊びたくなる三人組は帰り道もながい。たった少しの距離なのに30分かかる。

あとちょっとでレッスンが始まる。
ポストまでいかなくちゃ。
いろんな焦りから寛大になれなくなるわたしがどんどんと大きくなる。

家に着きわたしが漕ぐ自転車でポストへいこうとすると「ほんちゃんが自転車!!」と譲らない頑固者。
心には不穏な雨雲。仕方ないからまだおぼつかない自転車に跨らせて、一緒に歩く。ポストも往復30分ちかくかかった。

帰ったのは仕事の20分前くらい。
ジュースとお菓子を用意して満足させたら、ここからは静かにしていてもらわなければならない。

でもまだ4歳。本人も状況はわかっているけど、ワークをしていてもわからないものもあるし、トイレに急に行きたくなるし、甘えたくもなる。我慢しながら過ごしてくれている。けどわたしも、この部屋にいるあちこちに心を置いて全員の安全と安心を確保しているのだ。
二人でがんばる数時間。

仕事が終わると毎回毎回「今日もありがとう!」と抱きしめる。
でも今日はせっかく抱きしめたのに「○○と○○はやだったよ、バツだったよ」と言ってしまった。
褒めること。マルもたくさんあったのに。

疲れてリビングに戻ると、遊ぼう攻撃スタート。
「夕飯つくらなきゃならないのにな」と心でブツクサと不満を垂らしながらお店屋さんごっこに付き合う。

痺れを切らして19時過ぎ。ご飯を食べた。
用意している間は1人遊びをしてくれるし、ご飯だよ!と呼べばすぐに自分の席に座る。偉いのだ。偉いのにもっと褒めてあげればよかった。
むしろ「テレビをつけて」「あの番組をつけて」「それじゃない」とごちゃごちゃ言われることにたいしてまず第一回目の雷を落としてしまった。

そしてそこからの自分の機嫌の修復ができなかった。

切り替えて希望のテレビを見てるのに。変わらずめちゃくちゃ話しかけてくれるのに。それがもう受け応えすらしんどくて、ひとりになりたいけどなれなくて。
そうすると「これいらない」とかまた気分の好き嫌いをすることに腹が立つ。
昨日は食べていたのに今日は食べない。
イライラがおさまらない。
ちょっと無理やり大根を口に入れて泣かせてしまった。
食べてたけど。ちょっとでも食べたなら良いというこもにしたけど。二回目の雷。

そうこうしているうちになんだか急に、いろんなことがしんどくなった。
生理周期によるホルモン的なこともあるし、薬も飲んでるし。不可抗も相まって制御不能。


そのあたりで夫が帰ってきて、早く寝かせたいわたしvs遊びたいパパ娘の構図が生まれる。
完全にパパを味方につけたほんちゃんは、ここからますますやりたい放題。無敵モードに突入する。


…そんなわけで寝かしつけは放棄した。
ちょっと距離をおかないとやってられなかったのだ。

よくあること。
育児だから、みんなそうだよ。
わたしもおんなじだよ。
そう言うだろうし、その通りだと思う。


けどね。わたしは今日にとても傷ついた。

ほんちゃんの良いところや頑張ったことを素直に褒めてあげられなかった自分に。
一日、精一杯の心を寄せたのに台無しにしてしまった自分に。

1人の時間なんて寝たっていいのに、それでも家族のために、仕事に関わる人のために使った努力は誰も知りえない儚さも。
不妊治療を続ければ続けるほど傷つく心も。
約束がなかなか決められないスケジュール闘争も。
家事も育児も仕事もワンオペで増えていく負担を理解しようとしないパパも。
無条件に敏感にさせるホルモンも。

ほんちゃんはわたしの子どもでしあわせだろうか。
これからわたしの子どもになりたいと言ってくれる子はいるのだろうか。


なんだかものすごく不安になってしまったのだ。


明日になればケロッとしてるかもしれない。
そして一週間でも経てばなんでそんなに辛かったのかも思い出せなくなるかもしれない。
そんな程度のこと。

でも今日はつらい。

そういう苦しみも刻みたいと思ったから書いた。




わたしがもう一人いたら。
今日のわたしはダメダメだったけど。
花丸もたくさんあったよと伝えてあげる。


よくお弁当つくったね。
昼寝しないで手続き完成させたじゃん。
チェックリストみっつは達成してたよ。
遊びにもいっぱい付き合ったね。
ほんちゃんの希望を半分は叶えてあげられたよ。
仕事も手抜かなかったね。
夜ご飯もちゃんと用意したね。
お風呂も入れてあげたね。
保湿クリームも今日はちゃんと塗ってあげたから今夜はスヤスヤ寝れてるよ。

自分しか知らない、わたしの褒めてあげられるところをどこかに記していこう。
そうすればまた自信は取り戻せるはずだ。
だってちゃんと頑張ってる。

誰にも知られなくてもいい。
でもほんちゃんは誰よりも見ててくれている。
娘に恥ずかしくない自分をまた明日から目指す。

そしてちゃんと謝ろう。
明日はもっともっと親子の絆が深まるように。
今日の反省を明日に生かす。

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