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#6 カギ編み沼

書く習慣1か月チャレンジ
DAY6【最近ハマっていること】


最近ハマっていることというと書くことや読むことだが、今日は少し違うことをテーマに選ぶ。

少し前にどハマりした趣味は、編み物だ。

きっと編み物というと二本の棒を使って編む姿が想像されると思うが、わたしはかぎ編み派だ。鉛筆のような、一本のかぎ針を使って編む。

冬物のセーターとか、大きくて作りの混んだものを編むことはできない。
小さなヘアピンや子ども用の帽子などの小物を作るのが楽しく、睡眠時間を削ってまで作業していた。
手芸屋さんに通い何時間も糸を見たり、100円ショップの毛糸のラインナップに感動できたり…と。

知っている世界が少しだけ広がっていく感覚がたまらなく嬉しかった。


たとえばこれは、100円ショップの毛糸「メランジ」を使った巾着袋。SNSやYouTubeでファンになった方の動画を参考にさせていただいた。

YouTubeチャンネル Jul knitting 

意外と簡単にできるので、カギ編み初心者でもぜひチャレンジしてみてもらいたい!



他にもベレー帽
手芸屋の毛糸でウール○%、ナイロン○%など…。
素材を調べ、吟味して買った毛糸で作った。

個人的にはコットン素材を推していたが、秋〜冬物の毛糸も良い!!と思いながら手触りを確認して選んだ。

帽子は本の編み図を参考にしたもので、子どもに被らせてみるとポコポコ編み(パプコーン)がかわいい。


ダイソーの毛糸で編んだどんぐり帽子は、触り心地も着用感もすごくよかったのに、翌年の冬には同じ毛糸が販売されず…で。
もう作ることができないお気に入りだ。


春・夏にもピッタリなコットン毛糸では、バブーシュカも作ったりした。飾り編み?というちょっとした模様づくりに苦戦しながらもお友だちの分も作った。


こうやって並べてみるといろいろ編んだな〜という感じだが、中でも夢中になったのは麦わら帽子だ。

エコアンダリアという糸で編む。
レーヨン素材でどちらかというと紙っぽい糸が特に編みやすく感じたわたしは、大量にこの糸を仕入れて何個も何個もこの麦わら帽子を量産した。

自分の編み目の緩さやキツさで帽子の印象が変わるし、何度も作るうちに少しずつ形の綺麗なものが出来上がってくると何とも言えない達成感に包まれる。



編み物にハマったきっかけは、妊娠期間に祖母がベビーニットの本を見ながら、生まれてくるほんちゃんのためにおくるみを編んでくれたこと。

完成したものを受け取った際、自分もやってみたい!という欲がうずうずとしていることに気づき、即座に編み方を教えてもらった。

長編み、細編みという二つの編み方を知れば大抵のことはできるカギ編み。

ところがわたしは超がつくほどズボラな大雑把。適当が大好きな人間なので、例に漏れず細かく数を数えて目を合わせることは苦手だった。
「あれ?なんかズレた。まあいっか〜。」はしょっちゅう。辻褄合わせながらなんとかやっていた。


けれど、やってみてわかる。編み物は数学なのだ。全て計算尽くされている。

結局、編み図のとおりに編むのが一番なのだ。といつも思い知らされる。

失敗したら糸をほぐして、また最初から…と再挑戦。が、またも編み目を落としては失敗。と途方もない作業がつづく。正直たまに泣きそうになる。

でもただ無心になれることが大切なのだ。

日々子どものこと、家のこと、仕事のこと、友人のこと。いろんなことがひっきりなしに頭の中にあると空っぽにする時間って無いに等しい。

何も考えずただ、目の前の編み目と向き合う。その作業で脳内を一度リセットしているのかもしれない。なぜか心も穏やかになることができた。

更に努力したことがちゃんと目に見える形になることへの喜び。

完成したときの達成感は病みつきになってしまう。

ちょっぴりお気に入りの服を娘に着せて、作った小物を身につけたら、たまにおでかけをする。

花や自然に囲まれた、四季の移り変わりを感じられるスポット。そういう場所で遊ぶほんちゃんの姿を写真に収められたら、もう、わたしは大満足だ。

寒桜とキッズ


そのせいで長らく編み続けてた。

編めば編むほどあっという間に時間は過ぎ、腰は痛くなるし、腱鞘炎になりそうだし、目も疲れる。笑

熱中しすぎて疲れた頃にマイブーム熱は治った。

だけどこれを書いていたらまた再燃しそうだ。
作ってみたいものはまだまだあるし、コレクションのように集めた糸もまだある。

たまの息抜きにまた編み物作品を制作したい。
そしてまたここに記録を書き留めておきたいな。

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