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読書感想 成田奈緒子さん『高学歴親という病』

 図書館で借りて読みました。

 先日、たまたま、成田奈緒子さんの動画をYouTubeで見て、図書館の蔵書検索をしたら最寄りの支所にあったので借りてみました。1日で、というか仕事帰りに借りてその日のうちに読み切るくらいの量です。

 2023年に出版された本なので参考にしたわけではないですが、心配と信頼の理想的な割合というのが図として載っていました。概ねそれに近い感じで心配と信頼の割合を変えてきたような気がしたので、子らに確認したら、だいたいそんな印象だと言われました。

 0歳は心配100%:信頼0%
 3歳は心配 85%:信頼15%
  10歳は心配 50%:信頼50%
  12歳は心配 35%:信頼65%
  18歳は心配   5%:信頼95%

 しかし、子らが小中学生の時の周りの人達はもっと心配の割合が高かったように思います。どちらかというと自分でやらせすぎなのかなとも思っていましたが、あの時の自分が肯定された気持ちになりました。

 そもそも、自分は高学歴親ではないのですが、自分が高学歴ではないがためそのリベンジとして子に強要する親も含まれるとのことでしたので、全ての親に向けた本だと思っていいと思います。

 早寝早起き朝ごはん、小学生のうちから家のカギを渡す、小遣い制、家庭での役割分担、親の失敗談を話す、などなどは特に意識するでもなく全てやっていたことなので、自立や自律の礎になっていたらいいですね。

 子育てに正解はないので、成田奈緒子さんのおっしゃることが全て正しいということはなく、あくまでも一つの意見として取り入れられるものは取り入れてみるのもいいのかもしれません。
 問題のない、いい子が突然何かとんでもないことになる日が来るとも来ないとも言い切れないわけですから。

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