午前3時のおまじない

目隠しした私の手に
閉じ込めた夜
怖い思い出も隠し事も
閉じ込めた夜
午前3時前の約束を
守らなきゃ行けないの
不安を閉じ込めた夜の星を
宇宙へ還すんだ

星の数だけの悲しみを
1人で背負わなくていいよ
心の中の痛みを和らげるおまじない
星の数だけの辛さを
この空に解き放てばいいよ
この時間にまたいつか
あなたが辛い夜に、またいつか

夜更かしした私の目に
映りこんだ夜
怖い夢も独り言も
飲み込んだ夜
午前3時前になるとまた
考えてしまうよ
詭弁に包囲された夜の街で
空見上げるんだ

星の数もある苦しみを
1人で抱えなくていいよ
瞳の中の痛みを溶かしてくれるおまじない
星の影にある弱さを
この夜にさらけ出せばいいよ
この時間にまたおいで
あなたが辛いときに、またね

ベッドの上寝転んでも
眠れない夜が怖くなるから
魔法をかけるんだ
朝まで解けない魔法を

星の数もある毎日を
1人で過ごさなくていいよ
眠れない夜がくれば
また迎えにくるから

君の中にある弱さを
この夜にさらけ出すといいよ
午前3時のおまじない
あなたが眠る夜に、おやすみ

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