ミヤコワスレ

着飾った言葉に酔いしれて
燻った思いを吐き出した
飛び出した言葉を集めて集めてさ
僕が出来上がった

靡かない横顔
通り過ぎるタクシー
何度呼んでみたって
振り向かない足跡

もう、どうしたもんかしら
呆れ混じり言った、覚めた視線だった

「さよなら」なんて言った
君を僕は忘れない
「好きだよ」なんて言った
君を僕は忘れたい

もう、どうでよくなってさ
頷きながら言った、さよならってさ

時間が解決してくれるさって
身勝手な言葉で酔いしれて
誰も求めていないのさ
僕のことなんてさ
不安な夜を超えるために
掴んだはずの君の手を
荒んだ僕の心は今でも
まだ、まだ、求めてるんだ

(間奏)

戻れないあの頃
戻らないこのまま
ありえないなんてないって
言われたけど信じたい

もうどうにもならないのか
項垂れながら聞いた
君の「ごめん」だった

さよならって昨日言った
君の声を思い出す
好きだよなんて言った
君の顔を思い出す
最後のごめんが
頭の中を掻き回す

もうどうにでもなってしまよ
涙ながら言った僕の答えだった

時間が解決してくれるさって
身勝手な言葉に踊らされて
誰にも届いていないのさ
僕の声なんて
不安な夜に閉じ込めてる
掴みかけてたの君の手が
荒んだ僕の心を今でも
まだ、まだ、離さないんだ

「さよなら」なんて言った
君を僕は忘れない
「好きだよ」なんて言った
君を僕は忘れたい


時間が解決してくれるさって
身勝手な言葉で酔いしれて
誰も求めていないのさ
僕のことなんて
不安な夜を越えるために
掴んだはずの君の手を
荒んだ僕の心は今でも
まだ、まだ

時間で解決できるはずないって
身勝手な言葉を背負い込んで
誰にも分かりはしないのさ
僕のことなんて
不安なだけの夜を越えて
掴んだ君の手を離して
荒んだ僕の心を抱えて
また、また、歩いてくんだ

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