白昼夢

静けさをまとった街を歩く
悲しみを見捨てた虚しい街並み
苦しみを悟った人が集う
儚く散ることを許さないという

日々が揺らめく
それはなぜか知ってる
そこで待ってて
迎えに行くから

真っ白なままの何もない世界
潤し満たしていくこの日々に溺れたい

希望をまとった太陽が照らす
苦しみを知らない明るい街並み
悲しみを流した月を眺む
儚く散ることを望まれた様だ

日々が煌めく
それは誰も知らない
そこにいるかな?
迎えは来ない

真っ暗に染まるがらくたの世界
ひからび崩れてくこの日々が終わる

あいたいたいたいなんて思ったり
伝わんないなこんなんて嘆いたり
言葉の渦に飲み込まれてく過去未来

真っ白なまで穢れのない世界
悲しみ探してくこの日々は続く

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