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紙のおはなし

お絵描きをする上で、絵の具やペン、筆などと同じくらい大事なのが、紙です。
自分にぴったり合う、相性のよい用紙に出会える、それで今後のお絵描きライフが変わってくると言っても過言ではありません。用紙も道具のひとつです。

透明水彩は、文字どおり、ひと塗りすると、用紙のテクスチャ(凸凹感)が透けて見えます。それが透明水彩お絵描きの醍醐味なので、透明水彩を嗜む人は、ことさら用紙選びに神経質になります。

あまり気にしない方は、コピー用紙にコピックやマーカーでガシガシ描いているかも知れませんが、やはり私も、絵の具で塗ったとき、用紙の凸凹感を楽しみたいクチなので、透明水彩を始めたとき、いい用紙は何だろうと、試行錯誤したものです。

私が最初、たどり着いた用紙はこちらです。↓

廃版になってしまった…

キャンソンヘリテージ紙、大体5500円前後~です。
18㎝×26㎝ですが、とても絵の具の吸い込みがよく、目も細目だったと思いますが、生憎と廃版になったとかで、どのネットショップにも画像はあるものの、ステータスは「在庫切れ」になっています。これが本当に、私的に痛い案件でした。今もこの用紙が恋しいです。

そして、大抵、一流どころの絵師さんだったり、または「この方、素敵な絵を描くな」と私が感じた絵師さんは、大抵この用紙を使っておられます。↓

絵師たちの憧れ、アルシュ

アルシュ。やはり口コミでは概ね、絵の具の吸い込みがよい、凸凹感もはっきり見えて水彩が楽しめるという理由から、一冊8000円前後する、お高いアイテムであっても、それだけの価値があるのでしょうね、皆さん多少無理をしてでも、アルシュを買ってお絵描きされているようです。(私は無理ですが)

私は用紙探しで迷子になってしまい、アマゾンで見つけたのが、おそらく中国製の用紙であろうこちらの用紙です。↓

やはり、なんと書いてあるのかわからない

こちらを5冊ほど買い、もう3冊ほどなくなる程描きましたので、使いきるのも時間の問題です。

余談ですが、水彩お絵描きを始めてびっくりなのが、100枚の紙が、わりとあっという間になくなるということです。確かに、私の作品を入れるファイルが4冊くらい、もうパンパンですが、私自身「そんなに描いたっけ?」と思うほどです。でも、どんどん用紙がなくなっており、作品ファイルも日々、膨れあがっているということは、やはり描いているのでしょうね。

上記の用紙ですが、線画を描いているときは、ペンが引っかからないで、わりと快適なのですが、絵の具の吸い込みがいまいちという感じで、今ある分がなくなったら、この用紙にお世話になることは、もうないと思います。中国製ですし、いきなりいつ製造中止、販売もされなくなるかわかりませんしね。

そこで、また用紙探しで迷子になった私は、この用紙に出会いました。↓

アクリルデネブ

裏表、どちらも使えて、お値段もそんなにお高いというわけでもなく、口コミを見ても、そんなに悪くはなさそうなので、今ある中国製の用紙が終わったら、こちらで描こうと思います。どちらの画材ショップにもある商品ですし、取り寄せもしやすいかと思います。

他にも、ミューズ、ホワイトワトソン等

ホワイトワトソン

用紙もピンキリですし、お値段もピンキリ、自分に合う用紙に出会えるのはやはり絵の具と同じでなかなか難しいかと思いますが、世界堂さんなどへ行って、用紙売り場へ行くと、どんなのがあるかとワクワクします。(君は根っからのオタクだな)

他にも、こんな用紙を見つけました。

SNS用紙

大阪のカワチ画材さんオリジナル商品「SNS用紙」
これは1日1絵を描こうというコンセプトで生まれた商品らしく(実際、毎日1枚必ずお絵描きされるヒマのある方はそんなにいないと思いますが)365枚入っており、私は最初ver1を買いましたが、絵の具の吸い込みが悪く、表面もツルツルしていて、多分、パステル、コピック等もそんなに乗らないかと思います。なので、アルコールマーカー、水彩等に特化したver2を買いました。

ver2はとても、絵の具の吸い込みもよく、ちょっとしたお絵描きをしたいと思ったときはうってつけで、私の娘も、何枚かちょうだいというのであげて、ガシガシと何やら描いていたようです。

こちらの商品は、ヤフーショップで購入できます

特注になるかと思いますが(8㎝×8㎝ですのでね)この用紙に合わせた額、イーゼルなどを作ってもらったりして、お家のインテリアとして飾るのもアリかと思います。対面販売のときも、額があればいいかと思います。

用紙探しの旅は続く。

to be continued…(˘ω˘)

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