見出し画像

ずっと夢見てた。

下書きに眠らせたまま描き終えることが出来なかったものに一年後の続きを書いたものです。時系列が分かりづらい点ご容赦ください。

2023

370日くらい前に、自分なりのはなむけの言葉を綴った。

あれから一年。

何がしたいかすらも決まっていなかった進路が決まった。
人生で1番輝いていた夏を過ごした。
成績が伸び悩んで自習室で声を殺して泣いた。

そのすべての瞬間。心の隅に彼らがいた。

初めて出会ったのは、まだ小学生の頃。
あまりにもキラキラした世界に目が眩みそうだった。

中学生の時、先輩グループのバックで踊る彼らを見た。
目が離せなかった。
受験生とは思えないくらいYouTubeを見漁った。

辛く楽しかった高校時代。
彼らに背中を押されて、癒されて、刺激を受けた。


あの日。私は英検に合格して凄く機嫌が良かった。
インスタライブもいい報告だと信じて疑わなかった。

思考が止まった。
友達からのLINE、DM。
止まることのないタイムラインの更新。

デビューが近かったはずなんじゃないの?

未熟な私は単純にデビューへの順番待ちから外れてしまったのではないかと思った。

それでも彼らが選んだのなら。彼らの人生が光り輝くなら。
それを応援するのが、ファンとしての役目だと思った。

7ヶ月後、彼らは帰ってきた。
世界同時配信デビューという大きすぎるお土産を持って日本に帰ってきた。

いい友達とご縁に恵まれて2公演入れることになったデビューツアー。

幕が開いた瞬間、
「あぁ。これだ。これを見たかったんだ」
と感じた。

キラキラした世界に目が眩みそうだった。
The Showで振り向いた如恵留さんが神々しすぎて、息が止まりそうだった。

夢心地のまま気がついたら私は電車に揺られていた。

Together Nowで目の前に如恵留さんがいた時、私はこの人が好きで良かったと思った。
のえ担であることが誇らしいと感じた。

2024

あれから更に一年が経とうとしている。

2023年、私は今までの熱量を持ってTravisJapanを応援することが出来なかった。

私生活の環境が変わって忙しかったことも理由の一つだろうし、あんなに待ち望んでいたデビューだったのに喜びより寂しさの方が勝っていたからということも否定はしない。前例のない売り出し方についていくことが出来なかった。

それでものえまるは毎日読んでいたし、ファンクラブを辞める決心もつかなかった。

ファンクラブを更新するか、このままフェードアウトするか。

とても狡いやり方だとは思うが、コンサートに当たったら続けることにした。

1月5日。
私は横浜アリーナにいた。

入場する時、これで最後かもなとふと感じた。
如恵留くんのことは大好きだし、とても尊敬している。その気持ちに変化はないし、これからものえまるを毎日の楽しみにしていくだろう。
サブスクで曲も聴くだろうし、TV番組も気がつけば見るだろう。
今まで買ったグッズやDVDはこれからも繰り返し再生するだろうし、変わらずに宝物だ。
それでもこうやって直接彼らを見るのは最後な気がした。



杞憂だった。

冗談抜きでこの一年私は何をしていたんだ!?と思った。
勿体無いことしちゃったなと反省した。

シンプルに、来て良かった。また来よう。と決めた。

私は何百枚とCDを買うことも出来ないし、何公演も通うことも難しい。
それでも中高6年間如恵留くんとTravisJapanを応援し続け、色んな瞬間をこの目で見てきた。

なぜそんなに簡単に終われると思ったのだろう。
自分の未熟さに呆れた。

もう後悔したくない。
全てを楽しみ尽くしたい。

たくさんの感動と興奮を分かち合いたい。


2024年、彼らと彼らを応援する全ての人がトキメキに満ちた日々を送れますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?