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収入より優先すべきものがあると気付かされたファイナンシャルプランナーへのキャリア相談

ファイナンシャルプランナー(通称「FP」)に相談するというとまず第一に思いつくのは家計相談でしょうか。年ごとの収入と支出を項目ごとに割り出し、合計して、横長の表と折れ線グラフにまとめたライフプラン。それが実はキャリア相談につながっているのです。


📚仕事を変えたいのに前に進めない

今の仕事は変えた方がよいとは思うけれど、変われば後々収入が下がるかもしれない、生活ができなくなったら困る、それならリスクはとらず、現状を維持する方がいい。

たとえ泥船とわかっていても。

でもやっぱりこのままではまずいと思っているから、いつだって仕事を変わることを考えている。

心ここに在らず。

不安、あきらめ、落ち込み、納得がいかないという気持ちが渦巻いている。

こんな経験をしたことはないでしょうか。

私はまさしくこうでした。

📚キャリアを考える際に最初に検討すること

転職したい、退職して何か別のことを始めたいと考える場合、収入は大丈夫か、生活できるかと考える方は多いのではないでしょうか。

先の生活が見えないから結局不安で動けない。

でも将来のことがはっきりしていたらどうでしょうか。

現在、毎月、毎年生活するのにいくらかかっているか、また、資産があるのであれば、それを運用しながら取り崩していくことで(万一無収入になった場合でも)何年生活できるかがわかったら?

それがわかれば、自ずと新しい仕事で必要な収入の金額が明らかになります。

そうして初めて、本当に必要な収入、すなわち、次の仕事を検討するにあたっての収入面での条件が明らかになるのです。

📚FP相談で見えてくること

必要な収入額がわかるとは具体的に何を意味するのでしょうか。

一時的に(具体的に一定の期間)、収入は一定額まで下がっても大丈夫なのであれば、

たとえば

未経験の仕事に挑戦する
労働時間を短くして家族と過ごす時間を増やす
本業のほかに副業に挑戦する

というような選択肢も生まれるでしょう。

FPにキャリアを相談するというのはこういうことです。

まずは経済的な基盤をしっかりさせてからキャリアを考えるのです。

必要な収入額を前提に、今からできることを検討していくという方法です。

📚必要な収入を把握してからキャリアを考える

何度も言いますが、

最初に、自分と家族が生活するために必要な収入額を把握してからキャリアを考えていく方が現実的です。

年収は下がるけど本当にそれでよいのかと、生活の見通しの裏付けデータがないまま漠然と考えていても意味がありません。

そのような状態では、手も足も出ない、あるいはよくわからないまま前に進んだとしても、後で失敗したと後悔しかねません。

「FP相談」で調べると、家計診断のほかに、キャリア相談もサービスとして提供しているFPさんたちも多数出てきます。

私自身、その方法で気持ちの整理がつき、かなり救われました。最初からキャリア相談をするつもりはありませんでしたが、家計診断をしてもらううちに気づいたのです。

「あれ?収入は現状維持かそれ以上とばかり考えていたけれど、他にも優先すべきものがあるのではないか。時間の余裕をとって、一旦心身を休めて、新しいことに挑戦できるのではないか」

生き方の選択肢が広がるのではないでしょうか。


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