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雑記:確実に愛し合っていた証

些細なことから二人の男女が出会って、女の華奢な四肢も、男の筋肉質な体躯も、お互いには見目麗しいものに感じられて、当たり前のように恋に落ちた。

まるで子供が母親に甘えるような、そして母親が子供をあやすような、睦まじい月日を経て、当たり前のように二人は結婚した。

絆であり呪縛である家族になった二人は、苦渋を舐めたり、塵労に疲弊したり、数え切れない試練はありながら、確実に愛し合って、そして健やかな女児が産まれた。難産だったが、女児は健康だった。

あれから41年。
私は今でも健やかです。

かつて愛し合った両親は、もう愛し合っていないけれど、それでも私の存在は、二人がかつて確実に愛し合っていた証。

誕生日は、私を祝うものだけれど、私にとっては両親に感謝する日。

それぞれの家族の形があるから、何が正解なのかわからないけれど、それでも誕生日くらいは、ちゃんと感謝します。

私を産んでくれてありがとう。
無事、41歳になりました。




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