御当地ごちそう

画像1 週末に届いた友人からのお中元。 ご当地グルメで有名な『北海シマエビ』です。 北海道でも道東の限られた場所でしか採れない、超レアものです。 足が早いため、収穫したらすぐにボイルし冷凍されます。 夫が道東の出身なので、夏に帰省していた頃よくいただきました。 最近はネット販売もしてるようですが、冷凍物に限られています。 でも漁が解禁になったこの時期だけ、現地では茹でたてが食べられます。 茹でたては塩が薄めで、北海シマエヒの本来の味がグンと引き立ちます。 贈られてきたのは、もちろん茹でたて!
画像2 北海シマエヒは、タラバエビ科のエビです。 だから味はタラバガニにちょっと似てます。タラバガニより身が締まった食感。 北海道の海岸付近の藻を食べて大きくなるので、綺麗な黄緑色のシマが特徴です。 野付湾やサロマ湖産が特に有名です。 湯がくと黄緑色がオレンジ色にサッと変化! この時期は頭のところに翡翠色の卵が入っているときもあります。 コレがまたこくがあって美味しい!
画像3 まずは頭の殻を外して柔らかい前足と一緒に濃厚なミソをいただく。 腹側の足もムシャムシャいただき背の殻も外す。いよいよメインの北海シマエビの身。 パクッと頂くと凝縮した旨味が、口の中にじわーっと広がる。 尻尾に残った身もチュルッと吸う。 テレビつけてるけど見もせず、みんな前のめりです。 ときたまフィンガーボールで手を洗って、キンキンに冷えたビールをゴクッと飲む! 食べ終わって残った殻は…
画像4 美味しいお出汁になるので、水を張ったお鍋に入れてグツグツ。 カレーにもいいし、トムヤムクンやパエリアの隠し味にも使えます。 うちはこのお出汁、冷めたら冷凍のしちゃいます。 梅雨の合間のカラッと晴れた夕刻。 風鈴の音を聴きながら甘じょっぱい磯の香りに包まれて、懐かしい記憶が蘇ってきた夜ごはんでした〜。
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