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ケガした!! 何する?

こんにちは、コウヘイです。

前回はケガをした後に当院で行っている超音波のお話をしましたが、今日は現場での応急処置のお話です。

まずはこの処置をしてくださいね!

「RICE」

REST:安静 患部を動かさないようにする
ICING:冷却 患部を冷やす
COMPRESSION:圧迫 患部を圧迫する
ELEVATION:挙上 患部を心臓より上に上げる

このRICE処置を早期にすることにより、打撲や肉離れ、捻挫などの外傷の皮下出血、腫れ、痛みを抑え、回復を早めます。

もう少し詳しくみていきますね(^^)/

REST (安静)

ケガをしたら、まずは患部を安静にしましょう。
「どうなっているかな~」と考え、むやみに動かすと悪化してしまう可能性があります。患部にタオルや添え木などをあてて固定しておきます。

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ICING(冷却)

患部をアイスパックや氷嚢(なければ流水でも可)で冷やします。
患部の毛細血管が収縮し、腫れや皮下出血、痛みなどが抑えられます。
最初、ピリピリした痛みがあり、その後無痛となります。
注意点が二つ
・冷やしすぎは凍傷のリスクがありますので15分を目途に。
目安:15分アイシング、2分程度患部から離す×2-3回繰り返す。
・保冷剤(カチンコチンのやつ)は患部に直接当てると痛みが強くなる場合があるので、ハンカチや薄いタオルで巻いて使用。

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COMPRESSION(圧迫)

患部に包帯やバンテージ(なければタオルやテープ)を巻いて圧迫し、腫れや皮下出血の広がりを最小限に抑えます。
注意点が二つ
・きつく圧迫しすぎると血流障害や神経障害を起こしますので、しびれや変色がでていないかよく観察しておきましょう。(出ていたらすぐ緩める)。
・包帯やテープで伸びるタイプのものを引っ張って巻くと圧迫力が強すぎて
血流障害が出やすくなります。

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ELEVATION(挙上)

患部を心臓より高い位置に上げ、血液が心臓に還りやすくなり皮下出血による腫れを防ぎます。例えば足関節捻挫の場合、踵の下からふくらはぎにかけタオルやたたんだ毛布などを敷きます。

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可能な限り当日に医療機関に行ってみてもらいましょう。
早い処置は、早い復帰に繋がりますよ(^.^)/~~~



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