白黒のキャラじゃないと売れない!

LINEクリエイターズスタンプ 白いキャラクターに勝機あり(http://www.news-postseven.com/archives/20150521_324012.html)という記事にこんな記述が。
『ゆかいなエヅプトくん』の吉永さんと記者の対談より。
吉永:(略)ぼくが分析する限りトップ10に入っているキャラクターは、白いものがメインです。だから、今から始めるとしたら、白いキャラにはまだチャンスがあると思っています。
がま:やだー。私、黄色だ(涙)。でも、それはなぜですか?
吉永:LINEスタンプが出る前の、メールがメーンの時代は顔文字が主流でしたよね。メールの顔文字は、白いバックに黒の記号で目や顔の輪郭があるだけでした が、それに慣れている人からすると、いきなり色のついたスタンプというのは、違和感があるのかもしれません。メッセージに使う絵は色つきよりも白いほうが 人間、安心するのかなと。ただ、スタンプだけならいいですが、ぬいぐるみやゲーム展開を考えると、色はついていたほうがいいと思います。
がま:確かに。立体になると白いキャラはインパクトに欠けますもんね。
これが、LINEスタンプクリエーター界隈ではまことしやかにささやかれていた、『白いキャラじゃないと売れないんじゃないか問題』です。ここで、本日2015年5月29日のある瞬間のトップ20(StampsDB様より→http://rank.sanohide.me/)を見てみますと....

  • 基本白黒(キャラクターが白黒でスタンプ全体も白黒、表現の要素によっては3色めが入ることもあり)→5個

  • 白黒+α(キャラクターは白地に輪郭と差し色の計3〜4色、表現の要素によって複数色が入る)→7個

  • カラフル8個

となっていて、「キャラクターが白地」軍が12個と60%を占めていました!確かに白地じゃないと売れないのかもしれません!
な〜んだ、今まで売れなかったのはキャラクターが白地じゃなかったからか〜( ´,_ゝ`)
理由を考察するに、吉永さんの「メール時代をひきずってる理論」とはちょっと違うんじゃないかと思っていて、私としては「白黒は主張が強すぎない理論」を推したいと思っています。インパクト重視のスタンプが爆発的な売上を上げることもスタンプクリエイタードリームとしてはもちろんあるんですが、やはりスタンプは日常的に使うものなので日々のテンションに合ったものを使いたいものではないでしょうか。『うざ顔対応』とか『Mr.ジェイムス』しか送ってこない友達がいたらどうでしょうか。「おっ、こいつウザいな」とか「おっ、こいつリアルだと全然おとなしいのにLINEだとすげぇテンション高くてギャップありすぎて怖いな」とか思ってしまうんじゃないでしょうか。(偏見)落ち着いてスタンプで返したいケースがやはり基本ではないかと思うので、主張がありすぎないスタンプの需要は高いのではと思っています。
そして、「白黒は主張が強すぎない理論」にはもうひとつ根拠がありまして。先ほど挙げた「普段はそんなにテンション高くないから主張しないほうがいいんじゃないか」という推察から、逆に導き出される仮定。それが、「普段からテンション高い人は自己主張の強いカラフルなスタンプを使うのではないか」というものです。
そう、普段からテンション高い人のランキング=アメリカのスタンプランキングを見れば一目瞭然なのです!(偏見)アメリカランキング(http://us-rank.sanohide.me/)からトップ20を見てみると....

  • 基本白黒0個

  • 白黒+α4個

  • カラフル16個


うわっ!ぜんぜん違う!
まぁ個々人のテンションというか文化的背景の違いという感じもしますが、少なくとも日本人が好むのは落ち着いた色合いのもの、ということですね。
画力不足な私としては、色塗りで苦労して時間を使うよりも白黒で作ってしまって数撃ちゃ当たる戦法で行ったほうが得策かな、という気がしてきました。もちろん画力のある皆さんはしっかり色を塗って仕上げるのもアリかと思います。ただしその場合でも色数を抑えるかトーンを変えて塗り分けるとかパステルカラーでまとめるとかすると日本では受けが良さそうですね。海外版は塗りを変えてみるとかすると効果的かもしれませんね。そこまでする程の見返りがあるのかは別としてw
というわけで、白黒のスタンプ作ってきまーす!ご参考までに。
 

単純なのでサポート頂けたらある程度言うこと聞きます…!!