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防腐剤について

今日は防腐剤について調べてみました!

防腐剤が入ってないと化粧品も腐ってしまいます。腐ってしまった化粧品を肌に使ってしまうと肌のダメージが大きいので、防腐剤は化粧品を安全に使う為に必要不可欠な成分なんです。
パラベンフリー製品もありますが、それらはパラベン以外のもので防腐効果を出しています。
パラベンは防腐剤の中でも主流な成分(化粧品の8割程度に使用されている)です。
防腐剤それぞれに働きかける得意分野がある中で、パラベンは色々な菌にバランスよく効果を発揮してくれる成分です。

パラベンとは?
防腐剤の一種で以下の特徴が挙げられます。
①細菌にも真菌にも幅広く抗菌
②少量で効果を発揮(配合しやすい)
③化粧品に使用されて約100年
④食品の防腐剤にも使用される(経口摂取OK)

パラベンは市販で販売されている化粧品に必要な成分です。
いいことだらけのパラベン・・・と、ここまでだと思ってしまいますよね。
ではなぜパラベンは悪者のように言われてしまうのか?

ちなみに、製品の成分を見てみると・・・
こんな表示がパラベンです。

☆パラベンの種類

化粧品         医薬部外品
メチルパラベン     パラオキシ安息香酸メチル
エチルパラベン     パラオキシ安息香酸エチル
プロピルパラベン    パラオキシ安息香酸プロピル
ブチルパラベン     パラオキシ安息香酸ブチル

(その他にもイソブチルパラベン・ペンチルパラベン・イソプロピルパラベン・ベンジルパラベン・フェニルパラベン)
化粧品:◯◯パラベン
医薬部外品:パラオキシ安息香酸◯◯

ではパラベンは悪者でしょうか??
その原因は以下の問題があるからと考えられます。
①皮膚アレルギー性、感作性(肌が荒れるかどうか?)は0.3%
②経皮吸収の懸念
→環境ホルモン様作用があります
→EUではパラベン規制が始まっています
③化粧品の多くがパラベンで防腐している
→経皮吸収されたパラベンは経口吸収よりも体外への排出が遅く、体内で別の物質に変わってしまうこともあります

結論
パラベンは肌にあえば使用OKですが、肌に使う全ての化粧品がパラベン防腐にならないよう注意しましょう。
パラベン以外の防腐剤
→フェノキシエタノール・ソルビン酸・安息香酸N aなどパラベンばかりにならないように成分をチェックして下さい。
(防腐剤の成分表記を今一度確認し、トータルパラベン量を減らすと安心です。)


では化粧品の基本的な使用期限はどれくらいでしょうか?

①パウダー系は水分が含まれていないので細菌が繁殖しにくいため、開封から一年を目安にすればいいと思います。
但し、高温多湿な場所は避けて保管しましょう。
②リップは油なので細菌はわきにくいですが高温はNGです!
「なるべく空気に触れない」「高温」を避けて保管すれば、開封から一年目安に。
③クッションファンデは防腐剤がしっかりめに入っていますが、スポンジ・パフをこまめに交換して清潔に保つよう注意して下さい。
④できる限りスポンジは毎日洗いましょう!
洗ったスポンジは一度完全に乾かしてから使用してくださいね。

簡単にいうと・・・
水分が含まれていないパウダー系、バーム状は開封から一年目安。
水を含んだもの、クリーム状のものは開封から6カ月目安。

化粧品は「未開封」で製造から3年間は品物が保持されるように作られています!
※製造日より3年未満で保持できないものは記載が必要と薬機法で定められています。

化粧品は製造から店頭に並ぶまで3カ月~6カ月程かかってしまうので、アウトレット商品は製造から時間が経過している場合があります。
この場合は注意が必要ですね。

いかがでしたでしょうか。

少しでも参考になれば嬉しいです!

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