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シリコンって何?

以前ある製品の影響で、シリコンは悪いとう風潮になっていたのを覚えてらっしゃいますか?
一気に悪者のレッテルを張られた訳ですが、実際シリコンとは人工的に作られた多機能、油性成分で人体にとって安全性の高い成分です。

以下シリコンについて調べてみました。

【シリコンの機能性】
①高い安定性(光や高温、紫外線で劣化しにくい)→シリコンは酸化劣化しにくい。
②感触が非常に良い(スベスベ、滑らか、のびつき良、ツヤUP)。
③ロングラスティング効果(撥水性、はっ油性、色くすみ防止など)がある。
④粉体の分散効果大!
 消泡効果、ブレスト製品の成形強度UPなど、製品の品質を向上してくれる。
【シリコンの種類】
①鎖状シリコン
 高い皮膜力と吸着力がある。
 =メイクが崩れない・ヘアトリートメントでよく使われる 
 クレンジング必須
 ・ジメチコン
 ・アモジメチコン
 ・フェニルトリメチコン
 ・トリメチルシロキサン
②環状シリコン
 皮膜力弱く高い揮発性がある。
 =さらっと軽い仕上がり
 一部洗顔オフも
 ・シクロペンタシロキサン
 ・シクロメチコン
 ・シクロテトラシロキサン
 ・シクロヘキサシロキサン
※シリコンは人工的に作られた成分なので種類も豊富で、使用感はサラサラからしっとりまでバリエーションも豊富!

ここまでくると一概にシリコンは悪!だとは言えないようです。


では、以下シリコンの懸念点を上げていきます。
◯シリコンの懸念点
前提としてシリコンは人体への負担、肌刺激はほぼありません。
・メイクが崩れにくくなるが、毛穴の皮脂詰まりやクレンジングによる肌荒れが起こる可能性があること。
・揮発性による乾燥が起こること。
・強いコーティング力による毛髪への影響があること。
 シリコンビルドアップによるテクスチャー悪化(髪の毛のごわつき、ベタつき、痛み、髪の乾きは遅くなる。髪質が悪化する。)美容院施術がかかりにくい。
・環状シリコンによる環境汚染。
 生分解性が悪く、生物に蓄積されてしまう。

やはり少なからず影響はあるのかなというところです。

では、頭皮にシリコンは付いていても大丈夫なんでしょうか?
シリコンの残留量は人それぞれで、一概に大丈夫とも言えないが、シリコン入りとシリコン無しのヘアケアをうまく組み合わせて使用すると心配要素を軽減できるのでオススメです。
(シリコンによりビルドアップした毛髪にはシリコン入りのシャンプーなどを使用すると落としやすい)
※同じ成分でも分子の大きさによって働きかけが違うため、成分名だけでは判断が難しいものもある。

結論
シリコン配合化粧品はシチュエーションで使い分けましょう。
・屋内or屋外
→屋外のシチュエーションの場合、メイクヨレや日焼け止め効果にムラが出来ないようにシリコンが配合されたものを使用するなど。
・化粧直しできるor出来ない
・毛穴詰まりしやすい人は注意する。
・ノンシリコンシャンプーを使うときはトリートメントもノンシリコンがオススメ。

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