SCHOOL OF LOCK!と深夜の馬鹿力
10代の頃からラジオが好きです。きっかけは2つのラジオ番組からでした。
中学生の時に友人からTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」(メインパーソナリティが「校長」と「教頭」となり、リスナーが「生徒」として参加する学生向けのラジオ番組。以下「SOL!」)を勧められてラジオを聴き始めます。
「SOL!」は現在も放送している長寿番組ですが、当時アーティストではASIAN KUNG-FU GENERATIONやBase Ball Bear、女優では新垣結衣さんや戸田恵梨香さんなどが準レギュラーとして毎週参加しており、ゲストも毎回非常に豪華だったので、様々な主流のエンタメに触れられている気がして、毎日ワクワクしながら聴いていました。
(余談ですが、女優が曜日替わりで登場する「GIRLS LOCKS!」というコーナー、調べたところ去年で終了してるんですね...。)
「SOL!」は同世代の文化や流行りもたくさん知ることができ、高校生になっても相変わらず楽しく聴いていたのですが、
同世代のリスナーのメールから伝わる学生生活と自分の学生生活との乖離や、劣等感を感じてしまうことが徐々に多くなっていきます。(そして、この他人と比較する癖の芽生えにこの後10年以上悩まされます。笑)
ちょうどその頃、テレビで放送していたフジテレビ系「僕らの音楽」(ミュージシャンとゲストが対談やパフォーマンスを行う深夜番組)でMr.Childrenの桜井和寿さんとタレントの伊集院光さんの対談回がありました。
その中で伊集院光さんが深夜にラジオ番組をしていることを知り、対談での話がとても面白かったので聴いてみることにしました。
これがTBSラジオ「伊集院光 深夜の馬鹿力」との出会いであり、深夜ラジオというものにのめり込むきっかけとなります。
「深夜の馬鹿力」との出会いは本当に衝撃的でした。伊集院光さんが話す今まで聴いたことのないレベルの下ネタやブラックジョーク、それを嫌味なく笑いに持っていくトーク力、自分が当時知らなかった様々な分野に対しての知識量、一対一で話を聴いている感覚、夢中になってしまいました。
当時同世代の人たちに劣等感を感じていた自分としては、「深夜の馬鹿力」のアダルティで自分の生活圏から遠い感じも心地良かったのかもしれません。
その頃から10年ほど経った今となっては、むしろとても生活圏に近い番組ですが。笑
「SOL!」は高校を卒業するまで、「深夜の馬鹿力」は今でも聴いていますが、ラジオを好きになったのは、10代の頃に聴いたこの2つの番組の存在がとても大きいです。
この後、20代になり「バナナマンのバナナムーンGOLD」、「オードリーのオールナイトニッポン」、「アルコ&ピース D.C.GARAGE」などたくさんのラジオ番組に出会っていくのですが、それはまた別の機会に書こうと思います。
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