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同じような写真ばかりだなぁ。

それが、私が最近感じていること。

『こう撮れば伸びる』とか、そういう写真がすごく多いなって。

だんだんと、上手い下手の差がなくなっている気がする。

下手にオリジナリティを出すよりも『ウケている』ものを撮れば、それなりに反応は多いと思います。


ちなみにですが、私は『エモい』という言葉が苦手です。


『エモいですね』って今となってはどちらかというと褒めている、という共通認識かもしれないけど、『エモいってなんだよ』という気持ちになります。

語彙力がだんだんと低下しているのもすごく感じている。

『写真なんだから、言葉はいらねぇ』という意見も一理あります。

『写真なんて撮ったら一緒だし、想いなんてない』人もいますよね。

それでいいんだと思います。

でも、観る側(受信者)の立場であった場合、やっぱり私は『言葉にしたい』なって思う。


もっと写真の表現の幅を広げたくて、最近はいろんな写真を見るようにしています。

その『インプット』と呼ばれる行為は、私にとっては『食べること』と同じような気がしています。

『食べた』からには『消化』したい。

だから、その写真を見て感じたことを言葉にすることを心がけています。

『すごいなぁ』

『綺麗だなぁ』

『なんか、好きだなぁ』

こんなかんじで、最初はこれでいいんです。

そこから、少しずつ、自分なりに消化してみる。

『すごいなぁ。(機材由来のものか、その人の癖によるものか、時間をかけたか、偶然か)』

『綺麗だなぁ。(色が美しいのか、形が美しいのか、構図が美しいのか、撮った時の感情が伝わるからなのか)』

『なんか、好きだなぁ。(自分の作風と近いものを感じるのか、それはどんな点か、それとも全く作風違うけど好きだと思うのか)』

一言の感情であっても、なぜを突き詰めると面白い。

細かく細かく、写真を見ていくことが好きだと気づいた。

それはやっぱり、私の生み出していくものにも受け継がれていくから。


『見たことあるな、これ』は、もちろんあること。

でも、似たように撮るだけじゃなくて『どうしてそれがいいと思うか』を言語化すると、きっと作品にもオリジナリティが生まれるのかなと思います。

私も、『あぁ、こやまさんぽいな』と言われるような写真が撮れるように頑張ろう。

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