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슈취타(シュチタ)EP.18 テギに涙した件


こんばんは。

気付けば夏が終わり、秋の入口に差し掛かってますが、まだまだ暑いですね。
ついに満を持してシュチタにテテが登場しましたね。


テテの登場シーンでは、昔テテがメンバー全員に向けて書いた手紙で、ユンギに「ユンギヒョン、来世は石に生まれ変わりたいといってるけど、クムシラコ。僕が石を身につけてあなたと美しいところに行くよ。」と言ったいつかのたりょらバンタンでのエピソードがさらっと語られていて、思わず「テギーーーー(泣)!」となってしまった。

いや落ち着いて。


ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、テテの「クムシラコ」という言葉は、それがどうしたの、とか大したことないよ、とか心配しないで、という意味の方言で、テテがお父さんから伝授された大事な言葉という話。

テテとユンギ

テギといえば、昔は大邱出身という共通点を除けばほぼ接点がなさそうな、合わない二人と言われていた。

それが顕著だったのが、今回少し映像も流れていたが、ボンボヤ2のハワイ編だった。

テギという組み合わせで行動する事になった時、本人たちも意見がお互い合わないとわかっているので、喧嘩になったら手を繋ぐという、一体どうしたらそんなかわいい解決策が出てくるんだ(泣)という約束事を作って行動していた。

あの時買ったお揃いのペンダントをまだ持っているというユンギに、(もう持って)ないですよ、とにべもなく言ったテテ。ユンギ、フラれるー笑。

当時、ものっすごく気まずかったと繰り返し言うテテに、ちょっとだけ傷ついた様子のユンギも可愛かった。
でもまあそれもしょうがないだろう。
まだやんちゃで自由だったテテからしたら、口うるさく小言ばかり言うユンギは、たった2歳しか違わなくても、一番近くにいるけむたい大人という風に感じることもあったかもしれない。


バンタン7人の中では口数が多くないテテがこんなにたくさん話しているのは珍しい。
テテがゲストだからと言われればそうなのだが、これはユンギMCのシュチタだからこそ見られる光景かもしれない。
最初こそ謎に緊張していたものの、信頼するヒョンの前で安心して話す様子にはテギの歴史と今の関係性を感じた。

テテの話し方はソフトで可愛くて、聞いているとこちらもなんだか優しい気持ちになってくる。


テテのソロ活動について

テテのソロのターンがついにやって来た。

アルバム『Layover』はどれもミドルテンポで、少しアンニュイでオシャレでゆったり聴ける曲達でテテの声がとにかく心地よく、全曲大好きになった。
どうやら私もミン・ヒジン氏の世界観、かなり好きみたいだ。(ニュジちゃんのMVの世界観もかなり好きです)

大人になった今のテテらしいアルバムだと感じた。

MVを見るにつけ、やっぱりBTSのVは何かを表現するのが上手い人だなと思う。

グクの「Seven」がアメリカのコメディ映画っぽいとするなら、テテの「Rainy Days」は曲も映像もなんとなく私のイメージの中のフランス映画っぽい。(撮影はスペインとのこと)
私はヨーロッパの映画に詳しいわけではないのだが、10代の時に見て強烈な印象がいまも残っている『ベティ・ブルー』とか、『ニキータ』とかのウェットで霞んだ雰囲気が思い出された。
テテの雰囲気によく似合うオシャレで切ないMVだった。

そして、この「Love Me Again」の衣装を見てなんとなくデヴィッド・ボウイを思い出した。
この奇抜でド派手な衣装は、現代では似合うのはテテくらいなんじゃないか。
このド派手な衣装とは真逆の切ない歌詞が、この歌のもの悲しさを増幅させてるような気がする。

「Slow Dancing」がすごく好きだ。
ゆったりとしたテテのボーカルが心地よく、後半のフルートの音色が最高に気持ち良い。Piano Ver.も良かった。
気づくと、いつの間にか後半はフルート(Piano Ver.ではピアノ)が主役となっていて、聴いているうちに一瞬誰の曲を聴いているのか忘れてしまうほど、心地よく馴染んでくる曲だった。
MVは、テテの見ている世界はこんな風に美しいのかな、と思うような幻想的できらめく世界観だった。

私は普段ボーカルの入っている歌はあまりBGMにはしないが(ついついボーカルに気を取られるので)、このアルバムはじっくり聴いてもいいし、BGMとして流しても気持ちよいアルバムというように感じた。そのくらい、テテの声が耳に心地よいという事なんだろうと思う。


そしてMVの至る所に散りばめられた愛犬ヨンタン(似の可愛いワンコ)。可愛すぎた。
本物はもうちょっと大きかったような気もするけど、テテにとってタニはもはや切り離せない一部なんだな。


テテのバーンアウトとユンギの手紙

字幕動画お借りしました

2018年はメンバー皆が辛かったという話はシュチタのジンニムの回でも出ていたが、テテはさらに酷い状態だったようだ。

2018年の前半、休みが全く取れないほど究極に忙しく、休まないともう無理、という状況になってもやっぱり休めなくて、ケガをしたら休めるんじゃないかとまで思い詰めていたとテテが話すのを聞いて、あらためて驚いてしまった。

一体、どれだけ追い詰められていたんだろうか。
この時のことを、ギリギリ踏みとどまったと言ってしまっていいのか、壊れなくて良かったと言っていいのか、もはやわからない。

ただ、あれから5年経って、当時のことを普通のテンションで話せるようになったというのが救いだと思う。


当時の色々な記憶がまた蘇ってきた。

2018年のFESTAの防弾会食の時に、ユンギがグクとテテに対してサラハンダ(愛してる)で締めくくる長い手紙(メール?)を書いた事が明かされている。

当時、それがなぜマンネラインでもテテとグクの2人にあてたものだったのかが不思議だったが、その背景には、当時の過酷な状況があったからだったのかもしれないと、今更ながら腑に落ちた。

ユンギが「愛してる」と手紙に書いた事を、実は私はとても意外に感じていたけど、それは当事者であるテテもそうだったんだなと思った。

当時はユンギのそんな意外な一面を表した「萌え話」としてとらえてしまっていたが、どんな思いでユンギが弟たちにそれを書いたのかと想像すると切なくなる。

昔は塩でクールで、そんな事を口にするような甘いキャラでは決してなかったはずのユンギが、いつからかメンバーに対する気持ちをよく口に出すようになった。
その背景には、もしかしたら、そういう当時の状況が関係していたのかもしれない。
大事なことは、近い間柄でも口にしないと伝わらないことだって多い。その事をユンギはきっとよくわかっているのだろう。
実際、その手紙がグクとテテに与えた力は大きかったようだから。
ユンギはやっぱりすごくメンバーへの愛が大きい男。

そして、クムシラコの詩をテテがメンバーに送ったのも、振り返ると2018年の事だった。

あの当時は彼らがどれほど大変だったかという事情も知らずに、テテの言葉から溢れるメンバーへの想いに触れて普通に泣いたし、テテの優しさに心がじんわり温まったが、テテ自身が人生で最も辛い時期だったと振り返る2018年の事だったと考えると、彼がどれほどメンバーを想っていたか、その気持ちがより伝わってくる気がする。


シュチタのユンギの話によると、テテのデビュー前の夢は練習生になる事だったという。

その持ち前の美貌と溢れる才能ゆえにデビューし、そしてデビューしてからもずっとメンバー達と頑張ってきたのに2018年忙殺されて心が折れかかったとき、それはそもそもの欲がないならば、余計に苦しかっただろうと思う。

以前はこの時メンバーが誰も壊れなくて良かったと思っていたけど、結局のところ、彼らが寸前でなんとか踏みとどまることが出来たのか、そうでなかったのか、本当のところはわからない。
過去の事とわかっているのにテテの話を聞いていて涙が止まらなくなってしまった。

そんな辛い時期を乗り越えた後だったかはわからないが、2018年の11月東京ドーム公演の時、テテは当時のTシャツ騒動で日本のマスメディア達の報道や批判に傷ついたイルアミ達を気遣うようなことを言ってくれ、彼らだって批判されて大変な状況だったにも関わらず、そんなところまで気にして見てくれているなんて、とその優しさに慰められた事を思い出した。(イルアミを励ます海外アミとのやり取りを何かで目にして心が温まった、という話をしてくれた)

テテのパフォーマンスを見ていると、まず顔が2次元過ぎて本当に人間なのかなと思ってしまうし、表情ひとつとっても釘付けにされるし、色々と凄すぎるので時々うっかり忘れてしまうが、素のこの人の本質は、おっとりしていて、本当に心根が優しい人なんだろうと思う。

テテのダンス

昔、バンタンのダンスの師であり振付師のソン・ソンドゥク先生が、テテにはダンスの才能がちょっと(?)ある、と言ったことがあった。確かにテテのダンスにはセンスとしか言いようがない、独特の、多分ほかの人には真似できない色気とカッコよさがある。(顔が隠れているときすらも)

テテは記憶力が良く振付を覚えるのも速いそうだ。でもなぜ彼がダンスラインには入っていないのか、その理由は私は勝手にダンスに対する執着があまりないからなのかなと思っている。

ダンプラ動画と本番で、一番違って見えるのがテテのような気がする。
本番である舞台に立った時の彼は明らかにスイッチが入り、見るものを釘付けにする何かを放つ。

最近になって公開されたテテがヒップホップを踊る映像を見て、やはり彼の持つセンスってこういう事だよなあと思った。

バンタンはダンスが上手いメンバーがたくさんいるが、その誰とも違う、テテ特有の深いノリとリズム。
私はダンスラインの3人のダンスはそれぞれ個性的で本当に大好きなのだが、他の3人にはひたすら圧倒されるのに対し、見ていて自分も一緒に踊りたい気持ちにさせられるのはテテのダンスかもしれない。
きっとテテが気持ちよさそうに音を楽しんで踊っているように見えるからなのだと思う。

↓これ、とても好きです。


テテの夢の話

シュチタ恒例の夢の話。

7人でオーロラを見ながらお酒を飲んで本音で話したいという。
これもまた、テテらしくて癒された。

シュチタのスタッフがボンボヤのスタッフと同じと知り、シュチタの気楽でなんだかいい雰囲気は、バンタンの気心知れたボンボヤのスタッフのおかげでもあると知れてほっこりした。

7人が再び揃ったらまずはボンボヤでの旅行をしよう、という話をついさっきユンギとしたにも関わらず、旅行はカメラなしがいいなんて話をぶち込んだテテと、そんなことにも慣れっこで、すかさずツッコミを入れるユンギ。
長く一緒にいるからこその、家族のような関係。
バンタンのメンバー同士ってやっぱりいいな。

最後に

類まれなる美貌の中に、有り余る才能と穢れのない純粋な魂を持ち合わせた稀有な人、というのが私の中のキム・テヒョンだ。

一見整いすぎて冷たくすら見えるあの美貌を少し崩して笑うテテの姿を見ると、心のどこかがキュゥッとする。
人気が高いというのはイコール敵・アンチも多いという事なのだろうが、彼に対する心ない言葉を見かけることは今までに何度もあった。
何目線なんだという感じだが、あの優しくて純粋なテテには、傷ついて欲しくないし、誰にも傷つけてほしくない。
自分でもよくわからないこの気持ちは何なんだろう。母目線?何?

でも、おそらくこんな心配をされるまでもなく、彼はとても強い人なのだと思う。
いろんな経験をしても、辛い目にあっても、あの純粋な部分はきっとなくならないだろう。



シュチタのメンバー7人全員の回が終わり、あらためて思った事は、早く2025年に再び揃った7人が見たいということ、そして、バンタンソニョンダンがどういう形であれ永遠であってほしいということだ。

活動するしないということよりも、7人の絆がいつまでも続きますように。



最後までお読みいただきありがとうございました✨


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