天皇賞(春) 予想 人気馬編

【キセキ】
武豊騎乗で俄然注目のキセキ。
この馬の武器は高速馬場のコーナーで速い時計を連発できるところ。
時計のかかる馬場での消耗戦は苦手。

阪神大賞典はまさにそういう競馬になっていて、しかもそれを自分に乗っている騎手が自ら作り出したのでキセキから見れば、なんてお荷物が乗ってんだよっという感じである。

高速の春天はスタートさえ決まればかなりフィットしてくると思います。
ただ前述の通りステイヤーっぽさはなく、32は長いと思います。
3角まではコントロールして、下り坂からの高速勝負に持っていきたい。
ここでフラットに刻み込む。
フィエールマンはL2の本加速が得意なので。

【フィエールマン】
いつも言ってる気がしますが、春天は適性が合致。
1番人気で適性完璧なので、体調面を考えない限り嫌う要素がありません。
昨年もルメールの3角までの持って行き方は完璧です。
ルメールが乗るから合致しているという見方もできますね。

ただ今年はキセキがやり切れれば、これは天敵になりうる。
フィエールマンは菊を見ても、本領はL2の本仕掛けによる切れ味。
そこまである程度流れていても切れてくるのがすごいところですが、キセキがL4から高速スプリントを見せれば最初の2Fはたぶんついていけないんじゃないかなと。
フィエールマンの武器は高速馬場での二段階加速。
L1で多少落ちるキセキ、L1までまず落ちないフィエールマン。

どっちかというとやはりフィエールマンになりますかね。
凱旋門を使って、さらに5歳のディープっていうのは少し気になりますが…

【ユーキャンスマイル】
この馬が2番人気にいる、というところが個人的にはだいぶ違和感を感じますね。
阪神大賞典は岩田君の騎乗が素晴らしい。
あとは川田君が自分たちも含めて前を自爆テロのように潰したところを差し込んだという感じですからねぇ。
この馬もステイヤーっぽさはまったくなくて、高速馬場でのギアチェンジTS戦が得意。
春天では完敗しています。
さすがに春天は分散しちゃいますからね。
二段階加速には対応できない馬だと思いますよ。

わたしとしてはフィエールマンの１強。
2着争いは割と何が来てもおかしくないぐらいの混戦かなと。
キセキはすべて完璧に行けば一発はありますが、まぁ人気がある分ハイリスクローリターンですよね。ギャンブル、ロマン枠。
イメージはフィエールマンから穴に馬連。クールだね～