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働きやすいオフィス🏢

今回のカフェゼミはコクヨ株式会社 worksight編集長の山下正太郎さんから「創造性を喚起するワークプレイスのデザイン」というテーマでお話していただいた。どんなオフィスが働きやすいのか。世界のいろんな例を挙げてくださったので、イメージしやすかった。こんなオフィスもあるのかと、新しいことばかり知ることができて、聞いていてとてもワクワクした☺️

特に印象に残っていることは2つある。ひとつはABWについて。もうひとつはシェアオフィスについてだ。

まずABW(Activity Based Working)とは、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のこと。この方法を用いると、時代の変化に対応してよりフレキシブルに働くことができると感じた。オーストラリアの銀行NABが既にABWをしているというのを初めて知って驚いた🏦🇦🇺 ABWは元々オランダ🇳🇱から始まったワークスタイルで、ノートパソコンなどのモバイルツールを駆使しながら、働く人が今やるべき仕事に対して、いつ・どの場所でやるのが最も効率がいいかを自分で決めることができる。ABWの場合は、オフィスの内外を問わず働く時間を自由に選べるので、時間をかけてオフィスに行かなくてと、自宅やカフェなどを働く場所にすることができる。そうすることでワーカー は生活と仕事を両立することができ、複業のNPOや趣味、介護や育児に時間を割くことができる。一方で会社側にもコスト削減というメリットがある。企業スペースを効率化することができ、家賃を下げることができるからだ。また人材を確保しやすい。
日本🇯🇵にも浸透していけば、嫌いな上司のもとで働き続けなくてはならないというストレス問題もなくなる。しかしオフィス自体が完全になくなるということは決してないというのが話の中でとても印象的だった。チームで集まれる場所は必要で、帰属意識を保つためにも集まれる場所は不可欠である。しかし毎日会うわけではないため会社員同士ソーシャルな会話が弾むというのがとても魅力的に感じた。日本はまずカフェや図書館などの公共空間やお昼だけや夜だけのレストランをコワーキングスペースとして仕事できる空間にしていくことが、ABWを浸透させる前段階として必要なのではないかなと感じた。

次に印象に残っているシェアオフィスについては、アメリカのWeWork🇺🇸がどの音楽のときに人が集中しているか、ミーティングが活発になっているか、どんな風にデザインしたら働きやすいのか、などあらゆるデータをとっており、それをもとにオフィスデザインも行っているということについてだ。シェアオフィスにしていろんな会社のいろんな社員の人がくるからこそとれる統計でどんなオフィスが働きやすいか調査しているということにとても驚いた。日本でも現在働き方改革で少しずつ在宅ワークが浸透し始めているが、どんなに浸透してもオフィスはなくならない。しかしオフィスビルのようにずっと整ったオフィス環境下で仕事をするということはもう時代が変化して減ってきている。だからこそ、どんなオフィスにすればより効率的に働けるのか、カジュアルなデザインなのか、それとも密接したごちゃごちゃした場なのか、考えていかなくてはならない時代になったのだなとお話を聞きながら実感した。
時代は絶えず変化する。日本の問題点
として、経済的成長率が高くないこと。そして少子高齢化と人口の減少で15〜64歳の生産性人口が減少していることが挙げられる。いろんな世界の例を見て、学び、絶えず変化する時代に対応してより多くの人がフレキシブルに働けるようにすることで解決していけたらいいなと思う。

働きやすいオフィスとは? 他人事で誰かがデザインしてくれたオフィスで働くのが当たり前と思わずに、どんな働き方が自分の中で一番効率的に働けて精神的にも落ち着けて楽しく働けるのか。自分もこれから社会人になる前に今一度2つの印象的だった点を忘れないで常に問いかけ自分ごととして行動できるような社会人になりたい。

#MELCブログ #カフェゼミ181115_mb

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