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「家族留学」

【参加した理由】
わたしは結婚や出産をしても働き続けたいと考えていますが、わたしの母や親戚一族はみな専業主婦で、共働きのイメージがつきませんでした。これから働く女性が増えていく時代となる中で、共働きのご家族の方のお話を聞いてみたいと思い、応募しました。

【受け入れてくださったご家族】
Mさん一家
お父さん
お母さん
長女 Kちゃん
長男 Sくん
の4人家族です👨‍👩‍👧‍👦

【学んだこと・感じたこと】
①お父さんが育児休暇を取得されたお話が印象に残っています。Sくんが生まれ、お母さんが1年育児休暇を取得し終えたタイミングで、1ヶ月取得していたそうです。保育園への送り迎え、慣らし保育や、慣れない環境での発熱などにお父さんが対応してくれたことで、お母さんがスムーズに職場復帰でき、仕事に専念できたそうです。お互いに助け合いながら育児をしていくことで共働きができるんだなと感じました。男性の育児休暇取得率はまだ約5%ほどですが、徐々に推進されています。女性だけが育児をするイメージが徐々になくなりお互いに助け合っていける社会になればいいなと思います。

②冷蔵庫に子どもたちのやることマグネットを貼り、できたらひっくり返して王冠マーク👑にする取り組みが子どもたちも楽しんでできる素敵な工夫だなと思いました。なんでも親がやらせるのではなく、子どもたちが自分から主体的にやることをやるようになる工夫だと思います。わたしは保育園で保育補助のアルバイトを4年間しているのですが、子ども自身がお支度やお片づけ、歯磨きやおトイレなどやらなくてはならないことを自然と「やりたい!」と思ってもらう声かけにいつも苦戦しています。ですがMさんご家族はお父さんもお母さんも共に子どもたちに「〜しなさい」という命令形の声かけは一切ありませんでした。もちろんお部屋で走るなどの危険なことは注意はしていましたが、「お片づけしなさい」ではなく、「このおもちゃ片付けてから、クッキーつくろうね」などと楽しく主体的に子どもたちがやりたいと思えるように声かけをしていてとても感動しました。

【家族留学したご家庭の魅力】
Kちゃんはとってもハキハキ元気で明るい女の子で、会ってすぐに自分から自己紹介をしてくれました。Sくんは会ってすぐ自己紹介してくれたときは緊張していたようにみえましたが、慣れてくると、楽しそうに話しながらはじける笑顔で笑ってくれました。
公園でピクニックランチをした後、一緒にドーンじゃんけんぽんや、はないちもんめをやりました。ママチャリ体験もさせてもらいました🚲 バランスを取るのがとても難しいため、コントロールも大変でした。これを毎日乗るとは、保育園の送り迎えも一苦労だと思います。お家に帰ってからは、おもちゃ遊びやトランプ、クッキー作りを一緒にした後、焼いている間にお遊戯会の動画を見せてもらいました。
常に会話が絶えない家族で、一緒に過ごさせてもらった時間は、わたしも自然と笑顔になれる素敵な時間でした。帰りにその日にあったことを書いた絵を2人がくれました😭💓 とても大切に部屋に飾っています☺️ Mさんのようなあったかい家庭を築きたいと強く思いました。

【家族留学前と後とでの変化】
現在の社会は女性にとって出産という大きなライフイベントがある中で、働き続けることの難しさや、職場復帰の難しさがまだまだ残る社会だと思います。そうした中で参加前は、

「女性が男性と対等にキャリアを積み重ねていくにはどうしたらいいのだろう。」

という問いを持っていました。

しかし参加後には、

「育児と仕事の両立に欠かせないのは、社会全体で育児のサポートができること・働き方がフレキシブルに多様化していくことなのではないか。」

という問いに変わりました。

女性はライフイベントの結果、職場復帰がなかなか思うようにいかず、キャリアを積むことを諦めてしまうケースも少なくないと思います。しかし女性が男性と対等にキャリアを積んでいくことだけがほんとうに幸せなのか。Mさんのお母さんのケースでは、育児を優先した働き方を選択して、わたしが憧れる幸せな家庭を築いていました。幸せな働き方は人それぞれだと思います。子どもとの時間を大切にしたいという明確な意図をもって職業生活を送ることができれば、キャリアを積み上げることよりも、大切なことのような気がしました。
職業生活と家庭生活は互いに影響を及ぼし合うと思います。仕事についてだけでなく、家庭についてもしっかりと考える時間がもっと若いうちから当たり前にある社会になればいいなと感じました。

【これからもっと知りたいと思ったこと】
これからもっと多くの共働きの方のお話を聞きに行きたいと思います。いろんな人にとっての幸せな働き方のケースに触れてみたです。

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