doriko「文学者の恋文」 ねこやすみ@にっぽり 2019年8月24日 10:57 【歌詞】言葉をあなたに捧ごうこの僕の心と同じ憂いを文字に籠めてどれだけ綺麗に描けたならあなたに届くのか涙零した二つの少し離れた雨傘あなたの声が聞こえない雨音が邪魔をした初めて誰かに恋をしてたきっとあなたも気づいていたね胸を裂く切なさを手紙に綴ろう言葉をあなたに捧ごうこの僕の心と同じ憂いを文字に籠めてどれだけ綺麗に描けたなら伝わるだろうか言葉にできないなんて逃げ出せないまるで一人孤独な文学者僕が織り上げた言葉でこそ届けてみせたい変わらず空は晴れない二つ並んだ雨傘あなたの指に触れた日雨音が遠くなる拙い手紙を渡したけど雨に滲んだ文字が読めないそれでも「ありがとう」とあなたは笑った言葉をあなたに贈ろうもう一度いつか必ず渡すと約束したそうする自分が悔しかったあなたの優しさも飾らぬ心を書けば幼すぎて姿もない「誰か」に笑われたその時忘れてしまったもの幸せの中に寄り添う月日は黄昏ゆく僕らに残された時間はあと僅かだと知っているのか目を閉じあなたは呟く「最後に願いが叶うのならあの日の手紙を下さい」とただ言い残して眠りにつく例えば「好き」と一言の手紙でもあの人は大切にしてくれたのだろう本当は自分も分かっていたけどできなかった心を綴ることから逃げ出した僕は一人無力な文学者語ろうとしてた「誰」のために誰のために?だからせめてまたあなたに会うときはあの日の僕が続きを渡すからペンを走らせる窓の外に雨音が響く