ふとったおばさん大作戦



白状すると私は3ヶ月程前からフラニー症候群になっています。

つまり、サリンジャーの小説『フラニーとゾーイー』に出てくるフラニーのようにエゴや嫉妬にうんざりして「売れたい!ヒットしたい!」と言ってる人の事を軽視し、しかも一番最悪なのは自分だって「売れたい!」と思っていて…
お母さん!チキンスープなんて要らない!
お兄ちゃん!私に構わないで!
もうどうしよ〜😭とりまお祈りする??とりま旅とかする?いやでもな〜それこそイキったインチキ大学生っぽくてやだな〜世の中気取りやばかりだな〜ヤダな〜出来ることなら森とかに篭って見返りを求めない創作だけしたいな〜なんかそれって"本物の詩人"っぽくてよくない?よくない?
え〜どうしよ〜インチキ野郎になりたくないよ〜😭アガペの創作がしたいよ〜😭



ざっとこんな感じの心境という事です。

末っ子のフラニー率いるグラース家の子供たちは小さい頃から子役をやっていて天才だ!天才だ!と言われ育ってきました。それがコンプレックスとなってフラニーはフラニー症候群になってしまったのでしょう。

でもフラニー症候群になっているのはグラース家の五男のゾーイーも同じでした。「僕も実は気取り屋って好きじゃないんだよね〜俳優やってるけどさ、テレビとかドラマなんてインチキだ!」

じゃあゾーイーはどうやってフラニー症候群を直したのでしょう?

それは、今は亡き兄シーモアから教えてもらった「ふとったおばさん作戦」を使うのです。
「とにかくふとったおばさんの事を考えるんだ。創作やエゴが嫌になった時はふとったおばさんの為にやるんだ。ふとったおばさんの為に靴を磨くんだ!」

そしてふとったおばさんとはそう、我らがジーザスであり、この世の全人類だったのです。
それに納得したフラニーは深い眠りにつく…。

これがフラニー症候群の全貌です。(物凄くざっと説明した『フラニーとゾーイー』です。ほんとに物凄くざっと説明したので謝罪)


じゃあ私もふとったおばさんの事を考えれば良いのでしょうか
確かにふとったおばさんの為にと思えばSNSも動かせるし、ライブも頑張れます。
でも、これで良いのでしょうか?
これで前に戻ったと言えるのでしょうか?
活動を始めた当初の私のマインドに戻ったと言えるのでしょうか…




























…そもそも戻る必要ってあるのかな?



























😆…?

























もしかして戻る必要なんてない…?



















私は別に今のままでいっか!!










































なるほど、ふとったおばさん作戦は大成功です。

ありがとうグラース家!!

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