冬の過ごし方
小布施の冬はまだちょっと私には重たい。空は曇っていて暗いし、寒いし、何よりまだ取り扱いが慣れない雪が。意識が内側に向いて、気持ちが少し暗くなる。冒頭からネガティブなことばかり重ねてしまったけど、今年覚え始めた冬の生き方も書いておこうと思う。
家の中でお引越し
今の家は、自分の荷物量に対して広い。広い分、家賃もかかるし、掃除する場所も増えるし、光熱費もかかる。。サイズの合うお部屋へ引っ越したい！って思ってもなんせ一人暮らし向けのお部屋が少なくて何だかんだで引っ越せず仕舞い。それもちょっと私の冬のネガティブ要素の１つだったけど、最近家の中で引越しをすることを覚えた。
これまでリビングと寝室を分けていた。寝る以外は広いリビングで過ごして、寝る時は全く暖房が付いていない部屋へ移動して寝る。でもふと気づいた。『リビングでそのまま寝れば良いのでは…？』と。
思い立ったその日から実行して、その方法は私にはぴったり！おまけに大学1年生くらいから使ってた、ベッドのフレームとマットレスまで手放して、敷布団にしてみた。荷物も軽くなって、ベッド下のほこりもたまらなくなって、最高である。冬のネガテイブが１つなくなった瞬間だった。
登山靴をスノーブーツ化
ずっとスノーブーツを買わねば、と思いつつ高いし種類が多すぎて結局手を出せず今。冬しか使わないのに、高額なものを買うことへの抵抗と、荷物量が増えること、そして機能性も大事だけどファッションも捨てられない自分のエゴに見合った商品なんて見つからないのだ。
どれを妥協するか…って考えてる間にも大雪が続く。スニーカーと長靴で凌ぐけど、家に帰ると靴にめちゃくちゃ雪がついて玄関の水っけがすごい。ああ、玄関も掃除しなきゃ、って思ったら今度は靴箱の扉が破損。。
靴箱の中をよく見たらスノーブーツの形とそっくりな登山靴がある。ちょうど家にあった防水スプレーをかけて、外に出てみたら、これが最高！ソールがしっかりしているから、地面の冷たさが伝わってこないし、足首まで固定されるから、足元をしっかり保てる。今のところは問題なし。
自分のエゴから始まり、すでに持っている物の使い道を発見してさらに嬉しくなった。夏は登山を楽しんで、冬は登山靴で防寒だ。
ローダーでの雪かき
どかっと雪が降った時、まだ凍る前の時、ローダーを使って雪かきする方法を教えてもらった。タイヤがスタッドレスじゃない上、バケットの角度を誤ると機体が滑ってしまう。まだそこまで慣れてなくて、怖さもあるけど、ローダーが使えると、どかっと雪が降っても心理的な怖さが少し消える。
人力で雪かきしてると、寒さ冷たさもダイレクトに伝わってきて、かいてる瞬間もどんどん積もってくるし、無限雪かき任務が自分にはちょっと重い。。でも、ローダーは車に乗っているのと同じ感覚で、まとまった量をかける。これまた私の心理的負担が減った瞬間。
どれも一工夫、ほんのちょっとのことだけど、冬ネガティブになりがちな私には本当に大きな恩恵なのである。。最近ポカポカ、暖かい日もある。今年も春まで自分なりの過ごし方を、考えよう。