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コボちゃんの作者すげえ

「俺はなぁ!中国人がなぁ!嫌いなんだよぉ!」

金曜日に食料を買いに行ったら変なおじさんに絡まれた。酔っ払っていてコロボックルみたいに小さいおじいさんだった。のんきな東京人はまだ街中歩いてるのに、コンビニの客はそのおじいさんと私だけだったのだ。まざふぁか。

無視したら近づいてきたんで「うるせーな!」と大きな声で私が言うと

おじいさんは目をまん丸くしてブツブツ言いながら店を出ていった。

なんだかゾンビみたいな人が増えている。

ウイルスパニックの前、特に心が健康じゃないときSNSでちょっと頭おかしいみたいな人がかっこいいと感じるときがあったが、ウイルスパニック以降はその態度がお寒く感じる。「イエーイ誰もいないぜ」なんてもうそんなベタなと思って笑っちゃう。

つかず離れず、twitterだけ相互の知り合いである32歳の女は一年前わたしに要約すると

「結婚したくないなんて頭おかしい。」

みたいなことを笑いながら言ってきた。

今年こそは結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚と頑張って東京がウイルスパニックになってもお構いなしに日々マッチングアプリにいそしんでいる。ウイルスぐらいで会ってくれないなら運命の人じゃないんだって。そういうのダメだけど面白いなぁと思う。ダメだけどね。

twitterで相互のホストに狂う女の子は今日も出勤している。ウイルスパニックなんてどうでもいい。今日を生きるか死ぬの人にはどうでもいい。そんなの当たり前だ。明日なんてあるかどうか知らん。

国が皆が私が、そういう他人の苦しみを無視したツケがすごい今このヤバイときにヤバイくらい浮き彫りになってる気がする。

私はパニックになる前にすごい死にたかったんだけど今は元気になったからってめっちゃ生きたい。そういうのお寒くて笑える。でも生きたいな。みんなはどうですか。

家出れなくて嫌なんだけど、ニートであることを許してくれてるような感じがして、「社会の役に立たちなさい」という国からの半ば脅迫的なメッセージが聞こえなくなったから元気なとこある。キモ。

でもほんとは外に出たい。家にいても何も面白いことが浮かばない。コボちゃんの作者とかマジですごい。

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