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自分の気持ちを中心に生きる『死にたいけどトッポギは食べたい2 』(ペク・セヒ)を読んで①

はじめに 

rinです。
いつも、私のnoteにお越しくださりありがとうございます。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

・狭い視野で自分を見てしまう
・他人から否定された言葉ばかり気になる
・他人の言葉に振り回される

そんなあなたには、

・色んな視点で自分を見る
・自分を大切にする言葉を大事にする
・自分を信じる

といった考え方にするのがおすすめです。
この方法を実践することで、自分の気持ちを大切にして、生きていくことができます。

この記事では、自分の気持ちを大切に考える方法について、「死にたいけどトッポギは食べたい2」(ペク・セヒ)という本から学んだ方法を、2パートに分けて紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

自分の気持ちを中心にする『死にたいけどトッポギは食べたい2 』(ペク・セヒ)を読んで①(本日公開)
・自分の気持ちを中心にする『死にたいけどトッポギは食べたい 2』(ペク・セヒ)を読んで②(7/27)

『死にたいけどトッポギは食べたい2』とは 

「死にたいけどトッポギは食べたい2」は、2020年に光文社から出版された、韓国のペク・セヒさんのエッセイ本です。前作「死にたいけどトッポギは食べたい」は、自分に自信を持てない若者の支持を集めて、話題になり、韓国では40万部を超えています。本作は、その続編となっています。


あらすじ

本書は前作に引き続き、気分変調性症と闘っている著者のエッセイです。前回とは違い、今回は自傷衝動や入院を考えるようになるといった生活の変化があります。そんな状況での、精神科医との対話をエッセイにしたものです。


『死にたいけどトッポギは食べたい2』の書評

この本は、自分を大切にしたい人に、おすすめの本です。なぜなら、著者自身が他人の目を気にすることや、自分を雑に扱うことに悩み、それを解決してきたからです。

実際に、著者も本書の最後には、"私はもう 私が嫌ではない"ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p157と述べています。自分と向き合うことに悩んできた著者だからこそ、同じような人を勇気づけられるのではないかと思います。


一つの態度=自分の本質ではない 

"これまでの極端な経験を思い出したからといって、それが自分の本質を全て説明してくれるわけではありません。"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.20

私は最近、「自分は最低な人間だ。」と思うことがありました。付き合っていた恋人と別れる際に、とてもひどいことを言ってしまったからです。

しかし、この文章を読んで、私が彼にひどいことを言ったからといって、それが私の本質の全てではないと思ったら安心しました。

人間は色んな面を持っていて、一瞬の態度がその人の本質を表すわけじゃない。だから安心して大丈夫。と思えました。


愛されたいと思うこと 

『愛されたいと思うことは、悪いことじゃない』

私は「愛されたい」と思うことは、悪いことだと思っていました。なぜなら、
「自分を愛するのは自分がするべきで、他人に求めることではない。」と思っていたからです。

例えば、家族や恋人に「愛されたい」と思うことは依存で、愛されたいならまず自分が自分を愛さなくては。と考えていました。でも、本書の中の

"愛されたいことのどこが悪いんだ"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.20

という言葉を見て、とっても気持ちが楽になりました。「愛されたい」と思うのは誰もが思っていることで、普通のこと。私もそう思っていいんだと思えたのです。


否定する言葉だけに目を向けなくていい 

"自分を否定する言葉だけ吸収する私"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.23

私は他人から否定されると、かなり長く引きずる方です。しかも、褒められた言葉より長く残るものです。理由はおそらく自分が、自分自身を否定的に見ているところがあるからだと思います。

例えば「自分はこのままではいけない」だとか「自分は愛されるに値しない」とか。だからこの本文の言葉が、心に残りました。そして、そんな部分を変えていきたいなと思いました。


ペク・セヒさんの恋人の包容力 

『自分のことを自分のように心配してくれる恋人がいること』

本書の中で、著者の恋人が著者に対して、「今はこういう状態だから、先生にこう話した方がいい。」と言っている場面がありました。私はそんな恋人がいることが、とてもうらやましい事だなと思いました。

著者はただでさえ、偏見の強い心の病を抱えているからです。そんな風に偏見も持たずに、普通に自分を心配して寄り添ってくれる人がいたら、どれだけ心強いだろうと思いました。そんな出会いが、あったらいいなとも思いました。


他人の言葉に振り回される 

"自分自身が全く信じられずに、誰かが自分を評価したり、心配したりする言葉に、ものすごく振り回されていたんです。"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.29

以前よりは少なくなりましたが、元々は私も他人が評価したり、心配する言葉に振り回される方でした。たぶん自分の声をあまり聞かず、自分を信じていなかったからだと思います。その代わりに、他人の言葉をすぐに信じていたんだと思います。

例えば「あなたはキツく見えるよ。」と言われれば、「そうなのか。どうしよう?そんなの嫌だな。」といった風に。自分を信じていなかったからこそ、人の言葉に振り回されることも、多かったと思います。


自分が感じることを大切にする 

"私自身が感じることに重点をおき、あまり他人に影響されない?"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.29

こう思えることが、うらやましいと思いました。まだまだ私は自分が感じることよりも、他人の言葉に影響されることの方が多いからです。

例えば恋人に「君は自分勝手だよ。」と言われれば、ほとんどの人が私を「優しい人だね。」と言ってくれていても、自分は自分勝手なのかもしれないと、すぐに思ってしまいます。

著者のように、私も自分が感じることを大事にして、他人に影響されないようになりたいなと思いました。


他人の目で自分を見る 

"私に裁断を下した人々の視線は、そのまま私が私自身を見つめる視線となり、むしろ他者よりも鋭利に、徹底的に、深く自分を傷つける。"

ペク・セヒ『死にたいけどトッポギは食べたい2』.株式会社光文社.2020年.p.34

私は他人が判断した、私自身への視線を自分の中に取り込みます。そして、さらにひどく自分を否定してしまいます。恐らく自分自身を、一番大切にしていないからでしょう。

例えば他人に「あなたは頑張りが足りないよ。」と言われれば、「私は、頑張りが足りない人間。もっともっと頑張らなくては。」と自分を責めてしまいます。他人の否定する言葉ではなく、自分を大切にする言葉を自分にかけてあげたいと思いました。


まとめ 

この本は、自分の心を中心に置いて、生きていきたいあなたにぜひおすすめです。

人生の悩みは、さまざまです。自分の心を中心に置くには、自分を色んな面から見つめる、自分を大切にする言葉を大事にする、自分を信じよう、と考えることなどが大切です。

 作者自身が、悩んできたことをもとに書かれている本なので、同じ悩みを抱えている人にとっては、とても読みごたえのある本です。約1500円の本ですが、1か月で1日50円。少しの投資で自分を変えてみませんか?


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