肌質の見極め方

肌質の見極め方を紹介していきます。
まずは、下のフローチャートを実践してみて下さい。

肌質診断フローチャート

画像1

※参考※
ツッパリ感:肌が張っている感じ。口を大きく開けたり、肌を動かすと違和感を感じる。
乾燥する感じ:触るとカサカサしている。痒みを感じる。ひどいと皮むけする。

さて、5つのうちどれに当てはまったでしょうか?

これからは、5つの肌質それぞれで意識すること・気をつけること
についてお伝えします。


①敏感肌

肌質が敏感肌の場合は、バリア機能の低下により、肌が弱っている状態といえます。

本来であればなんともないような刺激にも肌が反応してしまい、
肌荒れや赤みを引き起こしてしまうのです。

敏感肌の人が特に気をつけるべきことは

・肌に刺激を与えないこと
→触るなど物理的な刺激、スキンケアのやりすぎなど

・肌を乾燥させないこと

→1日に何度も洗顔料を使って洗顔する、保湿をしない、乾燥した部屋に長時間いるなど

・免疫力を低下させない
→睡眠不足、運動不足、栄養不足や栄養の偏り、疲労やストレスを溜めるなど

この辺りは特に気をつけていきましょう。

スキンケアは、”敏感肌用”というものを使うのがお勧めです。


②乾燥肌

肌質が乾燥肌の場合は、肌が全体的に乾燥しやすい状態といえます。

肌が水分を止める力(=保水力)が弱まっており、
肌荒れやカサつき、肌色のくすみなどを引き起こしてしまいます。

乾燥肌の人が特に気をつけることは、

・保湿を念入りにすること
→化粧水だけで終わらせず、乳液やクリームを使うこと

・日頃から水分を多く飲むこと
→肌の水分は外よりも内側から補給される量の方が多い。1日1.5ℓは水を飲みたいところ

・バランスよくたくさん栄養をとること
→肌の水分量を高めるためには肌細胞の保水力を高めていく必要がある。そのためには、細胞を作る栄養が不可欠

この辺りは気をつけていきましょう。

スキンケアは、”セラミド””ヒアルロン酸”など保湿成分が入っているものがお勧めです。

ただ、乾燥した肌は刺激も受けやすいので、成分が多いものは肌荒れにつながるリスクがあるので注意です。


③普通肌

肌質が普通肌の場合は、肌の状態がもっともよく安定している状態といえます。

肌の水分と油分のバランスが整っていて、
バリア機能もよく機能している肌荒れしづらい肌状態です。

普通肌の人が特に気をつけることは

・肌の変化に気を配ること
→肌の状態は絶えず変化し得るものです。乾燥やベタつきに偏ってきていないか日々変化に気を配りましょう

・今の肌状態の要因を分析すること
→今が1番いい肌の状態です。どんなスキンケアをしていて、どんな生活をしていて、どんな食事をしているのか、今のうちにしっかり記録しておきましょう

・自分に合う化粧品を探してみるのもおすすめ
→1番荒れにくい肌状態の今だからこそ、色々と化粧品を試してもいいでしょう

この辺りに気をつけていきましょう。

スキンケアは、”化粧水+乳液”を基本として、色々試してみていいと思います。

ただし、過度なスキンケアは肌荒れにつながる恐れがあるので、やりすぎには注意しましょう。


④混合肌

肌質が混合肌の場合は、肌にベタつく箇所と乾燥する箇所が混在している状態といえます。

おでこや鼻周りは皮脂分泌が過剰jになっていて、
頬やフェイスラインは乾燥しやすいケースが多いです。

混合肌の人が特に気をつけることは、

・ベタつく箇所、乾燥する箇所で乳液の量を調整する
→頬やフェイスラインは少し多め、おでこや鼻周りは少なめと油分量を調整すると良い

・水分摂取を忘れない
→皮脂分泌過剰の原因が、肌の乾燥のケースがあるため、水を1日1ℓ以上飲むなど水分不足に注意

・ビタミンB2,B6で皮脂のコントロール
→ビタミンB2,B6は皮脂分泌をコントロールしてくれる効果があるため、魚介類や野菜、果物を積極的に食べたり、サプリで補うと良い

この辺りに気をつけていきましょう。

スキンケアは、”化粧水+乳液”を基本に、
乾燥している箇所とベタついている箇所でケアを細かく変えてみると良いです。


⑤脂性肌

肌質が脂性肌の場合は、ベタつきやすい肌状態といえます。

皮脂が過剰に分泌されることにより、
毛穴が詰まりやすくニキビができやい、毛穴が目立ちやすいといった肌荒れが起こりやすい肌状態です。

脂性肌の人が特に気をつけることは、

・インナードライによる皮脂分泌過剰を防止
→肌の乾燥を防ごうとして皮脂分泌が増えている状態(≒インナードライ)の可能性もあるため、水をたくさん飲んだり保湿を怠らないこと

・保湿はさっぱり系
→油分過多はベタつきを悪化させるため、さっぱり系の化粧水や乳液を使うと良い

・インナーケアで皮脂コントロール
→睡眠不足、疲れやストレスをためている、栄養の偏りがあるなどの状態は皮脂分泌を誘発しやすいため生活面を整えていくこと

この辺りに気をつけていきましょう。

スキンケアは、”必ず乳液も使って”下さい。
少量で構いません。

乳液を使わないと、インナードライになり皮脂分泌の原因になる可能性があります。


肌質は常に変わりゆくものである

最後に、一つだけ注意点をお伝えしておきます。

肌質というのは、
”常に変わる可能性がある”
ということです。

乾燥肌から脂性肌に変わることもあるし、
混合肌から普通肌に変わることもあります。


「今この肌質だから、これからもずっと同じ」
ということはあり得ません。

肌質を知ったことに安心するのではなく、
あくまでもケアの参考の1つということを忘れないでください。


定期的に肌質をチェックして、
毎日のように肌と向き合っていけば
段々と自分の肌の取り扱いがわかってくるはずです。


スキンケアは、
どれだけ自分の肌と向き合えたかが肌に現れる
と僕は思っています。

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