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UAE手術→発熱→退院→現状(経過観察)

前回の記事の続きです。
救急搬送の翌日からのお話になります。

救急搬送後、子宮にバルーン&管をいれて、出血は袋に溜まるようにしていました。
お手洗いに立つときは、点滴の棒に袋をひっかけて管に足をかけないように気を付けなければならないのが大変でした。
そして、死産の時同様、赤ちゃんたちの鳴き声や妊婦さんたちと同じ産科病棟でしたね。
うん、しょうがない。
私自身、赤ちゃんの泣き声はBGMと化して問題なかったですが、病室の近くに面会コーナーがあって、そこでお祝いムードのご家族とか、夜目が覚めたときに、「2時に〇〇さん生まれましたよ~」とかけつけたと思われる医師に助産師さんが報告する声なんかが聞こえるのは、やっぱりちょっときつかったかな。
まぁ、これもしょうがないです!
余談が長くなりましたが、救急搬送翌日からの出来事です。

11月27日(月)
【手術実施日】
朝に医師が病室にやってきて、「非常勤の先生が今日だったら都合がつくそうなので、今日やりましょう!」と言われ、急遽UAEを行うことになりました。
17時半から手術予定だったので、17時より手術準備開始。手術着に着替え、おむつ、圧迫用の靴下をはきました。
また、カテーテルは足の付け根あたりから入れるので、太ももに近い部分の毛をそってもらい、手術後しばらく安静が必要なため、尿の管も入れました。
次に痛み止めの点滴です。これは、すこしずつ痛み止めが出るのですが、手元のボタンをプッシュすると更に出てくるそうで、手術中も痛かったら押してくださいと言われました。
そして、手術関連で一番痛かったのが、筋肉注射2本!!(涙)
痛み止めの点滴が麻薬のようなもので強いので、副作用を軽減するための注射とのことでした。1本でも痛かったのに2本目もあって、思わず「いたーい笑」と言ってしまいました。

準備が終わり、17時半すぎに手術室まで車いすで移動。局所麻酔により、手術開始しました。
完全に眠らせてくれ!と思ってましたが、手術中にレントゲンを撮る関係で、何度か「息を吐いて~止めて」というのが必要なので、局所麻酔みたいです。
手術中に下腹部痛が出てくる場合もあるようで、定期的に「痛くないですか?痛くなってきたら手元の痛み止めボタンプッシュしてくださいね」と確認がありました。
私は痛くならなかったので、一度もプッシュせずに終わりました。
手術中の先生が「あれ?なんでここいかないんだろう、う~ん」とか言ってるのが全部聞こえるのですごく不安になりましたが、無事終わったらしいです…笑
全部で1時間超。19時ごろに手術は無事終了しました。

<手術後の安静時間>
手術後は、3時間は足を動かさないでください、と言われました。夜ご飯は無し。
手術1時間後くらいから下腹部痛が強くなってきて、手元の痛み止めプッシュも効かなくなってきました。頭痛も少しあり。
ナースコールで伝えて助産師さんに座薬を入れてもらい、30分ぐらいで多少痛みが引いてきて眠ることができました。

11月28日(火)
【手術翌日】
点滴の痛み止めが効いているのか、下腹部痛なし。
朝から通常のご飯あり。
お昼ごろに、尿の管、子宮のバルーン&管を抜いて点滴のみになりました。
解放された~という感じ。出血は少量程度。
膣に入れていた管を留めるテープは2日間貼りっぱなしだったので、太ももがかぶれました(T_T)
夕方に義母、夫が面会に来てくれて気持ちも少し回復。

11月29日(水)
朝起床後、喉が痛い感じと強めの頭痛があり。37.2度と微熱。朝の計測でも血圧がいつも以上に低いと言われました。たしかに、ぼーっとして眠いし、なんだかだるい。
もしかすると痛み止めの点滴の副作用かもしれないと、点滴を外してもらいました。
退院予定だったので、退院準備しているとどんどん熱っぽくなって、お昼の時点で38.5度。退院は取りやめになりました。解熱剤とアイス枕で安静に。
インフル等の検査は、発熱から24時間後の方がいいからとその場では行いませんでした。
安静のかいあってか、夜20時半ごろには36.9度まで体温が下がりました。
この日も出血少量。ちなみに12月16日現在まで少量出血は続いています。

11月30日(木)
【手術3日後。退院】
起床時、体温は36.6度。
前日と異なりだるさもなし。
結局熱は手術によるものだったのか?謎のままですが治ったので良しとしました。下腹部痛があるため、痛み止めを飲みました。
経膣エコーで血流もないことを確認。血液検査も貧血はあるものの、その他問題なしで退院決定しました。
退院後、下腹部&腰痛があり、痛み止めを飲みました。

11月31日(金)
【退院翌日】
下腹部痛あり、痛み止め服用。

12月2日(土)
【経過観察受診①】
尿検査で妊娠反応なし。経腟エコーで血流がなくなったことを確認できました。卵巣が少し腫れているとのこと。
1週間くらいで多めの出血がなければ、このまま問題ないでしょうと言われました。出血はだらだら続くかもねと。
産後休暇期間が終わってしまいましたが、術後ということで10日ほど休みを延長して13日(水)から職場復帰することにしました。

12月8日(金)あたりから、継続的な下腹部痛はないものの、子宮のあたりがズキッと痛む感覚がたまにありました。

12月13日(水)
【2か月半ぶり職場復帰】
上司と相談の上、今週は15時までの時短出社に。
無理のない範囲で働かせてもらっています。

12月16日(土)
【経過観察受診②】
血液検査結果→妊娠反応は測定値以下で、血流の原因となる組織は残っていない。
経腟エコー→血流全くなし。卵巣の腫れはまだあるけれど、周期によって生理前に起こるものなので、おそらく次の生理が来たら納まるでしょうとのことでした。
次は生理が再開することを確認するため、2月か3月あたりに受診してくださいと言われました。「たぶん子宮も働いているように思えるけど、怖いこというとUAE後に生理がこなくなることがあって~、たぶん大丈夫だけどね!」と言われて冷や冷や。無事回復してください私の子宮さん!!

とりあえず今後大出血の可能性はないので、温泉、遠出もOKとのことでした!(時々行く夫とのスーパー銭湯が好きなので、楽しみ!)
まだ少量出血があるので、落ち着いたら行ってきます(*^^*)

現状の症状は、少量出血。下腹部がたまに痛むくらいです。
死産した10月6日から12月16日現在まで出血量は減っているものの続いている状態です。いつ止まるのやら。
UAE後は生理周期も乱れるようなので、不妊治療再開はまだですが、まずは、ここまで回復できたことに感謝しています。

さいごに、経験から思ったことをまとめさせていただきます。

やって良かったこと、あったらよかったもの

遠出をがまんして良かった

医師からも言われますし、実際に経験した身として、大出血の可能性がある間は、かかりつけの病院に行ける範囲内での行動を強くお勧めします。
今回は、たまたま出血がおさまりましたが、本当に出血が止まらなくなることもあるようなので、見知らぬ土地で対応できる医師がいなければ、子宮全摘という最悪の事態も起こり得たと思っています。
私も産後期間中に飛行機や新幹線で遠方への旅行、実家への帰省を予定していましたが、一時の楽しみで一生の後悔を背負うことは避けたかったので、すべて泣く泣くキャンセルしました。
実際に救急搬送されて、いつも見てもらっている病院へ行くことができたのは本当に良かったと思います。

常に持ち歩いて良かったもの

・病院の診察券
・個人情報や病気に関してまとめたメモ

病院の診察券は、救急搬送時すぐに病院に出すことができたので良かったです。
また、個人情報メモもお勧めします。
強調したいところは赤字で書くなどしてました。ご参考までに、個人情報部分だけ伏せて、実際に作ったWordファイルを添付します。

自分の意識がなくなったとき、パニックになったとき、自分以外の人が説明しなければならないときに使えると思って準備していました。
私は、自宅、トイレ、自分で持ち歩くほか、夫にも渡していました。
救急搬送時、私は持ち歩くのをちょうど忘れてしまっていたのですが、夫がこのメモを持っていたので救急隊員に渡して読んでもらうことができました。
過去の出血のイメージも書いていたので、今出血している感じはこういうことらしいと隊員の方同士で読んでいただけて、わかってもらいやすかったように思います。
準備したての頃は、やりすぎかな…?なんて思ったのですが、結果的に準備しておいて良かったです。使わなかったら、良かったで終わります。自分の記録にもなるし、夫もわかってはいるけど人に細かく説明できるほど覚えてはいないと思うので、万が一の備えとして作っておくのは無駄ではないと思っています。

あったらよかったもの

・入院バッグ

今回救急搬送後そのまま入院となったので、欲しいものを全部口頭やラインで夫に伝えたのですが、「あれはここにあるはず」というものが多くて、伝える私も大変だったし、準備する夫も大変だったと思うんです。
緊急時のメモと一緒に入院バッグもなんとなーくで良いので準備しておけば良かったな、なんて思います。

以上が、私に起きたことと経験から思ったことです。
子宮仮性動脈瘤(似たようなもので、胎盤遺残や胎盤ポリープもあるようですが)になって不安な方もいらっしゃると思います。
私が経験したことが何かしらお役に立てたら幸いです。

私も本当に不安で不安でしかたなかったです。不妊治療の再開まではできていませんが、自分自身の身体については、やっと少し安心できるところまで来れました。もしも、経験談として聞きたいことがある、話を聞いてほしい、そんな方がいらっしゃればXのコメントやDMでお気軽にご連絡ください。私がお応えできる範囲でお話します。

今後も経過をここでご報告します。
ここまでの長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。




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