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ヴィクトリアマイル2020を過去傾向・注目馬・展開から予想

お疲れ様です、Rinです。
先週のNHKマイルカップはラウダシオンが高速馬場を活かして好位からゴールまで突っ走りましたね。
状態が不安視されたレシステンシアも強い走りを見せてましたし、これからも注目ですね!

って事で今回は5/17(日)に開催されますヴィクトリアマイルの予想を書かせて頂きます。
よろしくお願いします。
【5/13 中人気馬考察 追記】
【5/15 枠順を見て 追記】
【5/16 穴馬考察 追記】
【5/17 展開・印・買い目 追記】

1|はじめに

ヴィクトリアマイルの予想に入る前に、先週のNHKマイルカップの結果について書かせて頂きます。

僕の予想▼

結果▼

1着:ラウダシオン無印
2着:レシステンシア◯
3着:ギルデッドミラー△
----------
4着:タイセイビジョン◎
5着:ルフトシュトローム消
6着:シャインガーネット▲
7着:ウイングレイテスト消
9着:ボンオムトゥック☆
12着:ストーンリッジ◇
13着:サトノインプレッサ消
14着:サクセッション△
15着:プリンスリターン△
17着:ハーモニーマゼラン★

本命◎タイセイビジョンが惜しくも4着…
まぁ1着のラウダシオンが痛恨の無印なのでどっちみちハズレなのですが。
荒れるレースという事で色んな人気薄馬に手を出してますが、どれも残念な結果でホント情けないです。
唯一良かった点はルフトシュトロームやサトノインプレッサを消し馬と判断できているところぐらいでしょうか。
しかしマジで当たらなくなってきましたね…
なんせ軸馬が来ませんw
コレはどないかせんとイカンですよ。

参考記事▼
NHKマイルカップ2020を過去傾向・注目馬・展開から予想

【その他の馬券】
NHKマイルカップ→3連複的中!

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毎度お馴染みになってきております、僕の競馬の師匠の買い目に乗っかった馬券です。
さすが師匠です。
見事に3連複を的中させてくれました!
ほんと自分の予想が要らないんじゃないか?と考えてしまいますね…
もっともっと師匠の予想を見て勉強していきましょう!

師匠の競馬予想記事はこちら▼
じなキャッシュの競馬予想記事をチェック✔︎
(競馬予想以外にも、為替FXや仮想通貨についてなどなど、お金儲けに関する記事がいっぱいあるので、お小遣い増やしたい人は見て損はないハズ)

※その他のレース(予想記事を書いてないレース)は、結果が良くても悪くても回収率には含めてませんのでご了承下さい。

2020競馬予想成績
的中:9/19(47%)
購入:30800円
払戻:26340円
回収率:86%

うん…順調に下げてきましたね。
ちょっとどうしたらいいのかわからないのですが、出来ることをやるしかありません。
こういう時はとことんやって、外して外して外しまくりましょう!!

2|ヴィクトリアマイル-レース概要

2020年5月17日(日)
4歳以上牝・東京/芝1600m

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先週のNHKマイルカップと同じ東京左回りコースですね。

基本的には先週と同じになります。

最初のコーナーまでの距離が長く、枠順の有利不利はあまり無い。

が、Aコース→Bコースに変わると内枠が好走する傾向にある。

最後の直線が長く、上り坂もあるので基本的には瞬発力が必要になる。

3コーナーあたりから下り坂になる為、息を抜きたいところで息が抜けずあまりペースが緩まないので、マイル戦ながらスタミナ消耗戦になる事があり、スピードに加えて底力とスタミナも必要になる。

で、先週のNHKマイルカップの結果は…
1着ラウダシオン(2番手)
2着レシステンシア(1番手)
3着ギルデッドミラー(5番手)
4着タイセイビジョン(3番手)
5着ルフトシュトローム(14番手)
※( )は4角での位置

「高速馬場で前が止まらない&崩れない」という事で前目のポジションにいた馬がそのままゴールに突っ込みました。

この傾向がヴィクトリアマイルにも起こるかはわかりませんが、前日土曜日の傾向はチェックが必要ですね。

3|ヴィクトリアマイル-過去傾向

過去のレース傾向▼(競馬ラボより)

【枠順】

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内外で極端な傾向は見られません。
強いて言うなら内→外→中という感じで好走しているようです。

【人気】

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1人気はそこそこ優秀ですが、2,3人気の成績が良くないですね…
その反面、4〜12人気の数字が凄く高いです。
特に7〜12人気は人気薄とは思えないほどの優秀な数字となってますので注意が必要です。
これはNHKマイルカップに負けないぐらいの『荒れるレース』と言った感じですね…

【年齢】

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4歳馬が最も優秀で5,6歳馬は同等と言ったところでしょうか。
5歳以上の馬はリピーターが非常に多くなってますので、過去に好走歴のある馬は要チェックですね。

【脚質・上がり】

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パッと見ただけで荒れてるのがわかりますね…
また、リピーターが非常に多いです。
父馬はディープインパクト・ステイゴールド・キングカメハメハなどの有名どころからフジキセキ・スズカマンボ・クロフネあたりが何度も馬券内に来てますね。

4角位置別
[3-3-4-0]1〜4番手
[4-1-2-0]5〜8番手
[3-4-1-0]9〜12番手
[3-2-3-0]13番手以下

4角位置はどこからでも馬券内に突っ込んでくるようですね。
ザックリ言うと内枠先行馬と外枠差し馬と言った感じでしょうか。
中〜下位人気は前目で競馬してた馬が多いので、NHKマイルカップと同じ人気薄の前残りには要注意です。

上がり3F順位別
[1-4-1-0]1位
[3-0-2-0]2位
[3-1-1-0]3位
[1-1-0-0]4位
[0-1-2-0]5位
[3-3-4-0]6位以下

上がり1位は2着が多く、2,3位の方は勝ち馬が多くなってますので、直接一気の末脚では差し切れないパターンがありそうです。
また、6位以下も結構馬券内に来てますので逃げ・先行馬の前残りに注意が必要です。

【前走】

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前走別
[2-1-2-0]中山牝馬S(G3/中山1800)
[0-1-0-0]ダービー卿CT(G3/中山1600)
[1-2-1-0]阪神牝馬S(G2/阪神1400)
[3-2-3-0]阪神牝馬S(G2/阪神1600)
[0-1-2-0]福島牝馬S(G3/福島1800)
[1-1-1-0]産経大阪杯(G2/阪神2000)
[1-0-1-0]高松宮記念(G1/中京1200)
[0-1-0-0]京都牝馬S(G3/京都1600)
[1-0-0-0]マイラーズC(G2/阪神1600)
[0-1-0-0]ドバイWC(G1/ドバイ2000)
[1-0-0-0]ドバイSC(G1/ドバイ2400)

ここ数年は1600mになった阪神牝馬S組の好走が目立ちます。
他は中山牝馬S・福島牝馬Sなど牝馬重賞組が多くなってますね。

前走クラス別
[2-1-1-0]G1
[6-5-5-0]G2
[2-4-4-0]G3

全てG3以上からとなっていて、G2組が最多となってます。

前走着順別
[0-1-2-0]1着
[2-2-3-0]2着
[0-1-3-0]3着
[1-1-0-0]4着
[2-0-2-0]5着
[3-2-0-0]6〜9着
[2-3-0-0]10着以下

前走1着馬の成績が良くないですね…
[2-4-8-0]1〜3着
[5-5-10-0]1〜5着
[5-5-0-0]6着以下
ですので前走大敗からの巻き返しには充分注意したいところです。
また、前走大敗で巻き返した馬は前走で上位人気に推されてた馬が多いです。

前走人気別
[2-2-1-0]1人気
[1-0-1-0]2人気
[2-3-1-0]3人気
[2-1-3-0]4人気
[2-0-0-0]5人気
[0-3-1-0]6〜9人気
[0-0-3-0]10人気以下
※ドバイSC・WCの人気は不明

前走5人気以内の馬が連対している傾向にあるようです。
前走6人気以下から馬券内に来た馬は前走で下位人気ながら激走している馬が多いですね。

前走距離別
[1-0-1-0]1200m
[1-2-1-0]1400m
[4-4-3-0]1600m
[2-2-4-0]1800m
[1-2-1-0]2000m
[1-0-0-0]2400m

前走1600mが最多で続いて1800mが多く、同距離又は距離短縮組が好走する傾向にあるようです。
が、先週のNHKマイルカップは前走1400mのラウダシオンが優勝してますので前が止まらない高速馬場になるようだとあまり参考にならないかもですね…

前走開催場所別
[2-2-2-0]中山
[6-5-5-0]阪神
[0-1-2-0]福島
[1-0-1-0]中京
[0-1-0-0]京都
[1-1-0-0]ドバイ

前走阪神組が最多で中山組が続きます。

※全体数(母数)を数えてないので、あくまで過去10年での数字として参考程度に見てください。

【まとめる】
[枠順]
基本的に内外で有利不利なし
A→Bコース変わりで内が有利
[人気]
1人気はそこそこ、2,3人気は不振
4〜12人気が優秀で、7〜12人気は人気薄の割に超優秀
[年齢]
4歳馬が優秀で5,6歳馬が続く
5歳以上はリピーターが多い
[4角位置]
どこからでも来る
人気薄は前目が多い
[上がり3F]
1位は2着が多く、2,3位が優秀
6位以下も来てるので先行馬も結構くる
[前走]
阪神牝馬Sが最多で中山牝馬Sや福島牝馬Sが続く
[前走クラス]
全て重賞からでG2が最多
[前走着順]
前走1着は成績が悪く、2〜5着と6着以下が半々
前走大敗馬の巻き返し注意
[前走人気]
1〜5人気が優秀
前走下位人気で激走した馬が来ることが多い
[前走距離]
1600mが最多で1800mが続く
同距離&距離短縮組が多いが、先週の結果を見る限り距離延長組も侮れない
当日の馬場次第
[前走開催場所]
阪神が最多で中山が続く

4|ヴィクトリアマイル-出走馬&注目馬

出走予定馬▼(競馬ラボより)

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過去のヴィクトリアマイルのラップタイムを確認したところ、NHKマイルカップと同じく
前半4F-46秒台+後半4F-46秒台=1:32秒台がほとんどでした。
昨年はレコードメイカーのアエロリットが逃げてそれを差すというとんでもない展開のせいで凄まじいタイムが出てますがw

なので、基本的には高速馬場に対応できて、そこそこペースが流れる中で最後まで脚を伸ばせる馬が好走しそうと考えます。
あとは当日の馬場によるのかと…
前が止まらないのか、差しが決まるのか。
その辺は土曜日の東京のレース傾向や、当日の天候によっても変わってきそうです。
前が止まらないなら基礎スピードのある先行馬が有利でしょうし、差しが決まるなら中団からの上がりに期待できる馬が有利かと。

ということで、そこそこ速いペースを好位置で追走できる基礎スピードがあるか、後半のしんどいところで最後まで脚を伸ばせるか、などに注目して見ていきたいと思います。

6枠12番アーモンドアイ牝5(ルメール)
戦績[8-1-1-1]のロードカナロア産駒
主な戦績
2019
天皇賞秋(G1/東京2000)-1着
安田記念(G1/東京1600)-3着
ドバイターフ(G1/ドバイ1800)-1着
2018
ジャパンC(G1/東京2400)-1着
秋華賞(G1/京都2000)-1着
優駿牝馬(G1/東京2400)-1着
桜花賞(G1/阪神1600)-1着
(3冠馬の戦績でオークスを優駿牝馬と書きたくなるのは何故なのか…)

中団又は前目のポジションからの凄まじい末脚が武器の現役最強牝馬(と思う)ですね。
おそらく圧倒的な1番人気になるかと。

前走:有馬記念(G1/中山2500)[良]
テン3F-35.1秒を8番手(16頭)で追走、4コーナーで外目を回して直線伸び切れず9着

9着:アーモンドアイ
15着:スカーレットカラー

2走前:天皇賞秋(G1/東京2000)[良]
テン3F-35.7秒を5番手(16頭)で追走、4コーナーで内を回して直線突き抜けて1着

前走の有馬記念は初の中山&前が崩れて差しが決まる展開の中、終始外側を走って直線早め先頭で伸びれず9着。
ルメール騎手曰く『外に出したらスイッチが入って行っちゃった』そうですが…
いくら強くても2500mで折り合いを欠いたらこうなるんですね、勉強になりました。
(有馬は本命アーモンドアイだった、コレ以来1番人気を本命にしなくなった…が、ちょっと考え直さないといかんな…)
2走前の天皇賞秋は終始内の中団前目で追走し、直線は素晴らしい脚で抜け出して完勝。
このレースはしっかり溜めて末脚勝負できてますし、やっぱりむっちゃ強いですね。
3走前の安田記念が今回と同じ東京1600m。
スタートちょっと遅れる&他馬にぶつけられるという不利な状況で、後方から上がり3F-32.4秒で勝ち馬のインディチャンプと同タイムの3着まで詰めました。
直線では最初若干前が塞がってましたし、進路さえあれば差し切ってたんじゃ?ってぐらいの豪脚でしたし、2番手を走ってた13番人気のグァンチャーレが4着に残るほどの前残り馬場だった事を考えると、無茶苦茶強い走りだったのでは…
東京の高速馬場は大丈夫、というか寧ろ大得意でしょうし、1600mは短いか?とも言われましたが安田記念を見る限りイケる。
なので、何事もなければ馬券内、どころか突き抜けて勝つんじゃないでしょうか。

不安点と言えば、3月末のドバイターフへ向けて遠征・調整してたけど感染症問題で急遽中止になり帰国し、今回が5ヶ月ぶりのレースになるってところでしょうか。
「久しぶりのレースだけど、ノーザンファーム天栄だから大丈夫」
と言いたいところですが、コレは流石に別問題のような…
ただ、4月末のQE2世Cやチャンピオンズマイルにも登録していたようなので先を見据えて調整してたでしょうし、う〜ん…わからん。
以前にも
『発熱により香港遠征を中止→治ったので有馬記念に出る→スイッチが入っちゃった(負け)』
『ドバイターフから帰ってきて1戦目の安田記念で出遅れ』
などなど、何かと遠征絡みで躓く事が多いのは頭に入れておいた方が良さそうですね…

長くなりましたが、実績・実力No.1で東京の高速馬場は大歓迎の最強馬ではあるが、海外遠征帰りの1戦目&予定外のレースという事もあり、ちょっと嫌な感じもある1頭ですね。
【枠順を見て】
包まれにくくて良いポジションかと。
【評価】A→A+(追い切り◯)

8枠18番サウンドキアラ牝5(松山)
戦績[7-3-4-3]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
阪神牝馬S(G2/阪神1600)-1着
京都牝馬S(G3/京都1400)-1着
京都金杯(G3/京都1600)-1着

前目のポジションから長く良い脚が使える先行馬で、2020年は重賞3連勝中の勢いに乗った馬ですね。

前走:阪神牝馬S(G2/阪神1600)[良]
テン3F-34.5秒を5番手(16頭)で追走、4コーナーで内を回して直線伸びて1着

1着:サウンドキアラ
2着:スカーレットカラー
3着:ディメンシオン
4着:ビーチサンバ
5着:ダノンファンタジー
9着:サトノガーネット
10着:テーオービクトリー
11着:メジェールスー
12着:シャドウディーヴァ
15着:トロワゼトワル
16着:シゲルピンクダイヤ

2走馬:京都牝馬S(G3/京都1400)[重]
テン3F-36.0秒を4番手(17頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸びて1着

1着:サウンドキアラ
5着:ビーチサンバ
6着:ディメンシオン
7着:シゲルピンクダイヤ

スタートが非常に良い馬ですね。
前走の阪神牝馬Sはそこそこ速い流れを前目の内側で溜め、直線抜け出して勝つという完璧な競馬でした。
で、そのほとんどロスの無かった走りでの勝ちタイム1:32.9秒をどう見るかですね。
過去のヴィクトリアマイルの勝ちタイムは1:31秒後半〜1:32秒前半なのでちょっと足りない感もありますが…東京の高速馬場になると速くなったりするのかな?
2走前の京都牝馬Sはゆったりした流れを終始外側を走りながら、直線で突き抜けて1着ですのでコレは強い競馬でしたね…
4コーナーでは内の馬に先へ行かれ、4番手を走ってたのに直線入り口では8番手まで下がってた上で差し切り勝ちですから、もうなんでもアリかと。
3走前の京都金杯では高松宮記念で3着(一悶着なければ実質1着?)のダイアトニックを押し切って1着になってますし、今年に入ってからの活躍は素晴らしいものがあります。
(ダイアトニックとは斤量差が4kgあったりで単純にコッチが強いとも言い切れないけど…)

で、昨年のヴィクトリアマイルを見てみます。
スタートをバッチリ決めたものの、テン3F-33.7秒の速い流れ&大外枠だったせいか前目のポジションをキープできずにズルズル下がって後方からの競馬に…
4コーナーで大外を回して直線一気に懸けますが、中団〜前目の馬がめちゃくちゃ伸びて届かずの7着どまり。
後方からの馬にしては頑張った方だとは思うのですが、高速馬場でのスピード能力的にちょっと疑問の残るレースになりましたね。
同じようなポジションから上がり33.0秒(1位)の脚で2着に突っ込んだプリモシーン(今回も出てくる)は恐ろしい馬ですね…
まぁポジションが後方すぎて得意の前目からの競馬ができなかった割には健闘したと考えてます。
あれから1年、馬体重も一回り大きく+10kgと成長した今であれば、昨年のリベンジを果たす力が備わってる可能性は充分あります。

ただ、これまでの戦績[7-3-4-3]の中身が…

右回り[7-3-2-1]
左回り[0-0-2-2]

いや、なんぼなんでも左回り苦手なんとちゃうんかw
と言いたくなる左右で偏った成績が非常に気になります。
『サウンドキアラ、左回り問題なし』との陣営コメントも見ましたが、その割に全然使ってないし決して得意とは言えないような…
また、関東への遠征によるマイナス面がどれぐらいあるのか。
『馬体はふっくらしている』との事なのでちょうど良い感じに絞られるかもですが…

という感じで、今年に入って重賞3連勝で今まさに充実期を迎えてそうなこの馬のリベンジに期待が高まる一方で、関東への遠征&もしかしたら苦手な左回り&高速馬場への対応力が非常に気になる1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
先行したいので大外枠は嫌な感じですね。
【評価】B→B−(枠×)

1枠1番ラヴズオンリーユー牝4(Mデムーロ)
戦績[4-0-1-0]のディープインパクト産駒
主な戦績
2019
エリザベス女王杯(G1/京都2200)-3着
オークス(G1/東京2400)-1着

中団からの末脚タイプかと思いきや、エリ女では前目のポジションを取った自在性のある馬、でいいのかな。

前走:エリザベス女王杯(G1/京都2200)[良]
テン3F-37.6秒を2番手(18頭)で追走、4コーナーで内を回して直線伸び切れず3着

3着:ラヴズオンリーユー
7着:スカーレットカラー
9着:サトノガーネット
15着:シャドウディーヴァ

2走前:オークス(G1/東京2400)[良]
テン3F-35.1秒を9番手(18頭)で追走、4コーナーで外目を回して直線で差し切って1着

1着:ラヴズオンリーユー
5着:ダノンファンタジー
6着:シャドウディーヴァ
9着:コントラチェック
12着:シゲルピンクダイヤ
15着:ビーチサンバ

前走のエリザベス女王杯はかなりのスローペースを2番手進めて直線勝負となりましたが、逃げるクロコスミアを捕らえきれずラッキーライラックには交わされての3着。
超スローからの直線入口で先頭とは5馬身ぐらい離れてたので、流石に差すのは難しかったのかもしれませんね。
そこをズバッと差したラッキーライラックはちょっと別物かと…
2走前のオークスはミドルペースを中団で溜め、ラスト直線で素晴らしい脚を使い大外から差し切って優勝しました。
倒した相手はその後秋華賞:2着&ジャパンC:2着になるカレンブーケドールや、秋華賞:1着&大阪杯:2着となるクロノジェネシスなど、同世代の牝馬戦だけでなく牡馬相手の古馬G1でも好走するぐらいの強豪馬ですので、この馬にもそれぐらいの力はあると考えて良さそう。
実際に前走のエリ女(牝馬相手の古馬G1)で3着ですしね…
で、オークスで出したタイムを過去のタイムと比べると…

ラヴズオンリーユー_2:22.8
アーモンドアイ_2:23.8
ジェンティルドンナ_2:23.6

ってな感じで非常に速いタイムになってます。

(※ドヤ顔で書きましたが、6着のシャドウディーヴァのタイムが2:23.3なので、かなり速いタイムが出る馬場だったという事で残念ながら参考にならないかと)

ま…まぁタイムの話は置いといて、オークスで素晴らしい末脚を見せて優勝してますので東京の高速馬場への対応は大丈夫そう、寧ろ得意と判断して良いかと。

問題は、東京1600mで道中のペースがあまり緩まない状況からでも鋭い末脚を使えるのかどうかと、それなりに前目のポジションでの追走が出来るのか?という点ですかね。
って事で確認したところ…

4走前:白菊賞(500万/京都1600)[良]
テン3F-34.6秒を6番手(9頭)で追走、4コーナーで外を回して直線差し切って1着

勝ちタイムは1:33.6となってました。
2歳の11月で、出遅れ→4コーナーで大外に膨れながらのタイムと考えると結構速いんじゃないでしょうか?
また、そこそこペースが流れてる中で出遅れからグングン番手を上げて行っての末脚ですので道中が緩まない流れにも対応できそう。
コレは東京1600mもイケそう…ですが道中の追走はちょっと後からになるかもしれませんね。
まぁ鞍上は先週のNHKマイルカップ(前残り馬場)で優勝しているデムーロ騎手ですので、良いポジションを取りに行ってくれるとは思うのですが…

ってな感じで、オークスを鋭い末脚で優勝している事から高速馬場での走りには充分期待できそうではあるが、1600mというペースが緩みにくいレースで末脚を爆発させる事ができるのかが鍵を握る1頭だと考えます。
【枠順を見て】
スタート上手く出せれば中団内側の良いポジションが取れそうです。
直線詰まらなければですけど…
【評価】A−

3枠5番プリモシーン牝5(Dレーン)
戦績[4-3-1-7]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
東京新聞杯(G3/東京1600)-1着
2019
中京記念(G3/中京1600)-3着
ヴィクトリアマイル(G1/東京1600)-2着
ダービー卿CT(G3/中山1600)-2着
2018
関屋記念(G3/新潟1600)-1着
フェアリーS(G3/中山1600)-1着

中団やや前目から良く伸びる末脚が武器の差し馬で、2019ヴィクトリアマイル2着のリピーター馬ですね。

前走:ダービー卿CT(G3/中山1600)[良]
テン3F-34.3秒を10番手(16頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸びきれず5着

2走前:東京新聞杯(G3/東京1600)[良]
テン3F-34.7秒を6番手(16頭)で追走、4コーナーで外を回して直線差し切って1着

前走のダービー卿CTはスタート後に出足がつかないと言うか上手く流れに乗れず後方から。
ラストの直線も伸びてはいるのですが、イマイチ切れがなく5着どまり…
2走前の東京新聞杯は内枠を活かして好位で追走し、直線では最後まで長く伸びる末脚で差し切って1着。
2つのレースを見るとまるで別の馬なのかなと思うぐらい最後の末脚が違いますね。
というのも、戦績[4-3-1-7]の中身が

右回り[1-2-0-5]
左回り[3-1-1-2]

と左回りが得意なサウスポーっぽい成績となってます。

昨年のヴィクトリアマイルでも、レコードメイカーのアエロリットがかなり速いペースを作り出す中を中団で追走し、ラスト直線で凄まじく伸びる脚(上がり3F-33.0秒)で2着と好走してますので、東京左回りの高速馬場は非常に得意な舞台だと考えます。

ただ、どうも走りにムラっ気があるというか…
来る時はG1馬級の凄まじい脚で突っ込んでくるのですが、来ない時は並の馬という感じでイマイチ走りに安定感が無いんですよね。
また、先週のNHKマイルカップが明らかに前残り馬場だったので、あまりに後方からの競馬になるとどうしても届かないという事も。
とはいえ、このヴィクトリアマイルは過去に好走した馬が再度好走する事が非常に多いレースなので、昨年2着のこの馬はリピーター枠として抑えておく必要があると考えてます。
鞍上は昨年優勝している天才・Dレーン騎手ですし、嫌でも期待してしまいますね。

という感じで、東京左回りの高速馬場は得意の舞台なので今回こそ優勝しそうな雰囲気がある馬ではあるが、来ない時は並の馬なので本命では買いにくい。
リピーター枠と割り切って抑えて人気しない事を祈るが、きっと人気するんだろうな…ってな感じの1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
内目の良い枠ですね。
これは期待できそうな…
【評価】B+→A−(枠◯)

評価ランク(1週前→枠順→追い切り)
アーモンドアイ:A→A+(追い切り◯)
サウンドキアラ:B→B−(枠×)
ラヴズオンリーユー:A−
プリモシーン:B+→A−(枠◯)
※若干の修正があるかもです

5|ヴィクトリアマイル-中人気馬考察

ヴィクトリアマイルの過去傾向を見ると、上位人気よりも馬券内に来てるんじゃないか?と思うぐらい中人気馬が好走しています。
今年もこのあたりから中穴をあける馬が出てくる可能性が高いので、しっかり見ていきたいところです。

8枠16番ノームコア牝5(横山典)
戦績[5-1-2-4]のハービンジャー産駒
主な戦績
2019
富士S(G3/東京1600)-1着
ヴィクトリアマイル(G1/東京1600)-1着
愛知杯(G3/中京2000)-2着
2018
紫苑S(G3/中山2000)-1着
フローラS(G2/東京2000)-3着
フラワーC(G3/中山1800)-3着

中団から鋭く伸びる末脚武器の差し馬で、昨年の優勝馬としてヴィクトリアマイル連覇に挑みます。

前走:高松宮記念(G1/中京1200)[重]
テン3F-34.2秒を8番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸びれず15着

2走前:香港マイル(G1/香港1600)
海外レースなので省略

3走前:富士S(G3/東京1600)[稍重]
テン3F-35.0秒を13番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線差し切って1着

前走の高松宮記念はハイペースを中団から差しに行きますが、ほぼ前目の馬での決着となり残念ながら見せ場は無かったですね…
(グランアレグリアは流石の豪脚でした)
この馬は1600m〜2000mあたりの成績が非常に良い馬で、1200mは短かったようにも感じますし参考外でもいいのかなと。
(馬体重も+10kgだったし年明け1戦目の叩きレース的な)
3走前の富士Sはやや緩いペースを後方で溜め、直線大外から長く伸びる脚で差し切って1着とインパクトのある勝ち方でした。
稍重での勝ちタイムが1:33.0秒だったので良馬場ならもうちょっと速かったっぽいですし、高速決着にも対応できそうです。
というか、昨年のヴィクトリアマイルをレコードタイムの1:30.5秒で優勝してますし、東京1600mの成績は[2-0-0-0]なのでコース適性は間違いなくありますねw
(ちょっと異常なタイムなのでコレを持ちタイムと考えるのはちょい違うような…)
また、左回りの成績[2-1-1-1]で、馬券外になったのは前走の高松宮記念だけなので、15着大敗からの巻き返しは可能かと。
リピーターが多いレースという点もプラスポイントですし、ヴィクトリアマイル2連覇の可能性は充分あるんじゃないでしょうか?

ただ、ポジション的に中団〜後方からになる事が多い馬ですので、先週のNHKマイルカップのように前が止まらない展開になると流石に届かないかと…
昨年のヴィクトリアマイルは内枠だった事もあり、スタートをスッと出て自然に中団前目に収まって脚を溜めれたので、差し届かずにはなりませんでしたが。
(天才Dレーンの神騎乗との話も)

という感じで、ベストコースの東京1600mに戻り、前走15着からの巻き返しでヴィクトリアマイル2連覇に期待したい1頭だが、先週の馬場を考えると展開とポジションによっては届かない事も考えられるちょっと怖い馬ではないでしょうか。
【枠順を見て】
外枠ですが、後方からの馬なのでまぁ…
【評価】B+

7枠14番スカーレットカラー牝5(石橋脩)
戦績[3-5-1-9]のヴィクトワールピサ産駒
主な戦績
2020
阪神牝馬S(G2/阪神1600)-2着
2019
府中牝馬S(G2/東京1800)-1着
クイーンS(G3/札幌1800)-2着
マーメイドS(G3/阪神2000)-3着
2018
フェアリーS(G3/中山1600)-2着

後方からの鋭い末脚が武器の差し馬ですね。

前走:阪神牝馬S(G2/阪神1600)[良]
スタートに失敗
テン3F-34.5秒を14番手(16頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線伸びて2着

1着:サウンドキアラ
2着:スカーレットカラー
3着:ディメンシオン
4着:ビーチサンバ
5着:ダノンファンタジー
9着:サトノガーネット
10着:テーオービクトリー
11着:メジェールスー
12着:シャドウディーヴァ
15着:トロワゼトワル
16着:シゲルピンクダイヤ

2走前:有馬記念(G1/中山2500)
省略します

3走前:エリザベス女王杯(G1/京都2200)[良]
テン3F-37.6秒を5番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線最初は伸びるが失速し7着

3着:ラヴズオンリーユー
7着:スカーレットカラー
9着:サトノガーネット
15着:シャドウディーヴァ

前走の阪神牝馬Sは出遅れの為、後方から。
(どちみち後方だと思うけど)
道中は脚を溜め、直線外では無く馬群の中に突っ込み進路をこじ開けての2着でした。
残り200m過ぎまで前が塞がってた事を考えると、コレは結構凄い事なんじゃないかと。
また、昨年の有馬記念から4ヶ月ぶりのレースで+16kgということだったので、今回は更にパフォーマンスを上げてくる可能性があり、ちょっと期待できるんじゃないでしょうか?
3走前のエリ女は直線途中までは良かったように見えるのですが、最後まで伸びませんでしたので、2200mは少し長かったのかなと。
で、4走前の府中牝馬S(G2/東京1800)が良くてですね…
そこそこペースが流れたレースを最後方から上がり3F-33.2秒の末脚で差し切り勝ちしていて、東京の高速馬場でのスピード勝負にも充分対応できると考えます。
勝ちタイムが稍重で1:44.5秒と非常に速いタイムが出てますが、ちょっと速すぎるのであまり信用はしない方が良いかも?
(リスグラシューが良馬場で1:44.7秒)

ただ、他の馬でも度々書いてる内容になりますが、先週のNHKマイルカップが前残り馬場だった事を考えると、基礎スピードが微妙で後方からの競馬になりそうなこの馬にとっては厳しい展開が待ってる可能性があります。

という感じで、前走は仕上がってない状態でも強い走りを見せていて、今回更にパフォーマンスを上げてきそうで中穴馬として期待できそうだが、当日の馬場次第でどうしても届かない展開になる可能性もある判断が難しい1頭だと考えます。
(今回こんな感じの差し馬ばっかりですね…)
【枠順を見て】
外枠ですが、どっちみち後方からかと。
【評価】B

1枠2番ビーチサンバ牝5(福永)
戦績[1-3-1-5]のクロフネ産駒
主な戦績
2019
ローズS(G2/阪神1800)-2着
クイーンS(G3/東京1600)-2着
2018
阪神JF(G1/阪神1600)-3着
アルテミスS(G3/東京1600)-2着

中団やや前目のポジションから堅実に伸びる脚を使ったり、たまに逃げたりするちょっと判断が難しい馬ですね…

前走:阪神牝馬S(G2/阪神1800)[良]
テン3F-34.5秒を7番手(16頭)で追走、4コーナーで内を回して直線そこそこ伸びるが4着

1着:サウンドキアラ
2着:スカーレットカラー
3着:ディメンシオン
4着:ビーチサンバ
5着:ダノンファンタジー
9着:サトノガーネット
10着:テーオービクトリー
11着:メジェールスー
12着:シャドウディーヴァ
15着:トロワゼトワル
16着:シゲルピンクダイヤ

2走前:京都牝馬S(G3/京都1600)[重]
スタートでダッシュできず後方から。
テン3F-36.0秒を16番手(17頭)で追走、4コーナー外目を回して直線追い込むが5着

1着:サウンドキアラ
5着:ビーチサンバ
6着:ディメンシオン
7着:シゲルピンクダイヤ

前走の阪神牝馬Sはそこそこの流れの中、終始中団の内を走って直線勝負となりましたが伸びきれずの4着。
絶好のポジションを取ったサウンドキアラのすぐ後という事で、この馬もほとんどロス無く直線を迎えてはいるのですが、いかんせんそこからズバッと差す脚が無いんですよね…
最後バテて後続に差される訳でもないので、もう少し前で競馬できれば良い勝負になりそうなんですけど…
2走前はスタートでダッシュが付かずに後方から。
直線は外の伸びる馬場へ出して勢いよく追い込みますが、流石に届きませんでした。
良かったのは4走前のローズSで、スタートは中団でしたが、道中かかったのかと思うぐらいの勢いで先頭へ上がってそのまま直線も堅実に伸び、最後はダノンファンタジーに差されたもののレコードと同タイムの1:44.5秒を出してます。
このレースのように速め仕掛けからのロングスパートで前で粘る事ができれば、高速馬場の恩恵を受けてそのまま残れるんじゃ…なんて思うのですが、そう単純な話でもないのかな。

ただ、3走前の秋華賞では逃げ→直線粘り込む戦法で走ったものの、最後は差し馬に飲み込まれて5着…
前半1000m-58.3秒と、2000mにしては結構速いペースでしたので逃げ・先行馬には不利だったかもしれません。
見方によっては、差し馬が上位に並ぶ中で逃げ馬としては頑張って粘ったともとれますが。
前走が速い流れの中で前へ行けてるので、基礎スピードは結構ありそうなので、思い切って逃げ馬の2番手ぐらいで進める事ができれば…

という感じで、ズバッと差す脚は無いけど前目で競馬できれば大崩れはしないし高速馬場を活かした前残りにちょっと期待してみたい馬。
が、堅実な脚が使える反面、決め手に欠ける面もあり強く買うにはもう一押し何か欲しいってなイメージの馬ですかね。
【枠順を見て】
前で競馬するには絶好の枠です。
思い切って行ってほしいですね。
【評価】C→C+(枠◯)

4枠7番ダノンファンタジー牝5(川田)
戦績[5-1-0-4]のディープインパクト産駒
主な戦績
2019
ローズS(G2/阪神1800)-1着
チューリップ賞(G2/阪神1600)-1着
2018
阪神JF(G1/阪神1600)-1着
ファンタジーS(G3/京都1400)1着

前目のポジションから持続する脚を使える先行馬で、現4歳世代の2歳時牝馬チャンピオンですね。

前走:阪神牝馬S(G2/阪神1800)[良]
テン3F-34.5秒を4番手(16頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線伸び切れず5着

1着:サウンドキアラ
2着:スカーレットカラー
3着:ディメンシオン
4着:ビーチサンバ
5着:ダノンファンタジー
9着:サトノガーネット
10着:テーオービクトリー
11着:メジェールスー
12着:シャドウディーヴァ
15着:トロワゼトワル
16着:シゲルピンクダイヤ

2走前:秋華賞(G1/京都2000)[稍重]
テン3F-34.6秒を3番手(17頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸びず8着

3着:シゲルピンクダイヤ
4着:シャドウディーヴァ
5着:ビーチサンバ
8着:ダノンファンタジー
15着:コントラチェック

前走の阪神牝馬Sはそこそこのペースを前目で進め、直線抜け出そうとするが伸び切れず5着。
4ヶ月ぶりのレースで馬体重が+26kgだった事を考慮すると、ほぼ完璧な走りをした1着馬のサウンドキアラと0.4秒差、2着馬スカーレットカラーと0.2秒差という結果は善戦したと考えて良さそうな…
2走前の秋華賞では、速めのペースを前目で進めて直線はガス欠のような感じでズルズル後退。
2000mにしてはハイペースで前がしんどい流れだったとは言え、下位人気馬にも抜かれての8着は負け過ぎな感があるかと。
稍重で力のいる馬場をハイペースで先行したのがダメだったのか、そもそも2000mが長かったのか…ビーチサンバは頑張って粘ってたけど。
3走前のローズSが良い走りで、ややゆったりした流れを中団前目で追走し、直線良い脚で伸びてレコード勝ちしてますので、前目のポジションから得意の持続する脚が使えれば良い勝負ができそうなんですけどね…
なんと言っても阪神JFの優勝馬ですし、1600mはベストな距離だと思います。

ただ、これまで好走しているレースはほとんどが前半ゆったり気味で後半に脚を残し易いレースで、1番速かったのがテン3F-34.5秒の阪神牝馬S(5着)となってます。
あれが年明け1戦目&太め残りでの凡走ならいいのですが、速めのペースが苦手なタイプだと今そこそこ流れそうな今回のレースはちょっとしんどいのかもしれませんね…

という感じで、ここ最近あまり活躍してないように思うけど、前走太めでそこそこ善戦し3走前はレコード勝利を収めている2歳時牝馬チャンピオンの復活は結構ありそう。
しかし、速めのペースで最後まで伸びる脚を使えるのかが若干不安な1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
先行するには問題ない枠だと思います。
【評価】C+

8枠17番コントラチェック(武豊)
戦績[4-1-1-3]のディープインパクト産駒
主な戦績
2019
ターコイズS(G3/中山1600)-1着
2018
フラワーC(G3/中山1800)-1着

基礎スピードの高さを活かして前目を走る逃げ馬ですね。

前走:中山牝馬S(G3/中山1800)[不良]
テン3F-37.0秒を4番手(16頭)で追走、4コーナーで外目を回して直線失速し16着

2走前:ターコイズS(G3/中山1600)[良]
テン3F-33.9秒を先頭(16頭)で逃げ、4コーナーで内を回して直線伸びて1着

1着:コントラチェック
3着:シゲルピンクダイヤ
16着:トロワゼトワル

前走の中山牝馬Sは逃げる事もできず、直線も全く伸びず最下位となってしまいました。
まぁ天候も雪で馬場も不良馬場という事もあり、この馬の武器でもある基礎スピードが殺されてしまった感じもしますのでしょうがないのかなと。
2走前のターコイズSはハイペースで終始先頭を走り続けてそのままゴールと非常に強い競馬だったと考えます。
ラスト1Fは緩んでるものの、勝ちタイム1:32.2秒は結構速いんじゃないでしょうか。
先週のNHKマイルカップでも、レシステンシアが2着に残ってますし、高速馬場で前が止まらない展開になれば逃げ馬の前残りは充分にありえると思います。
また、1600mレースでの成績が[2-1-0-0]と非常に優秀な点もプラスポイントかと。

ただ、これまでのレースを左右で分けて見ると

右回り[4-1-1-2]
左回り[0-0-0-1]

となっていて、明らかに右回りでの好走が多いのが気になります。
左回りのレース数自体が少ない為、これで苦手と判断するのは早いかもしれませんが「左回りでの好走実績が無い」というのは確かなのでちょっと注意が必要です。
また、これまで1着になったレースは全て先頭で逃げたレースで、2番手以降で進めたレースは極端に成績が下がっているのも不安要素かと。
今回は基礎スピードの高そうな逃げ馬が他にもいますので、前を取られる可能性もあります。
だからと言って無理に逃げようとすれば自滅することも…

という感じで、基礎スピードが高く持ちタイムも優秀な馬なので、高速馬場を活かしての逃げ戦法に期待したいところではあるが、『右回り&1番手で逃げる』という得意パターンに持ち込めない場合の走りがどうなるのか、結構不安な1頭だと考えます。
【枠順を見て】
ココは内目の枠が欲しかったですね…
【評価】C→C−(枠×)

評価ランク(1週前→枠順込→追い切り良)
ノームコア:B+
スカーレットカラー:B→B+(追い切り◯)
ビーチサンバ:C→C+(枠◯)
ダノンファンタジー:C+
コントラチェック:C→C−(枠×)
※若干の修正があるかもです

6|ヴィクトリアマイル-穴馬考察

過去傾向を見ると、10年の内で6年(7頭)も2桁人気馬が馬券内に飛び込んできていることから、今回も下位人気馬には注意が必要です。
どんな馬が穴をあけてるか見たところ
・逃げ・先行馬の前残り(4角5番手内)
・差し馬が突っ込んでくる(4角10番手以下)
と言った感じでちょっと極端な競馬をしている傾向にありましたので、その辺は頭に入れておいた方が良さそうです。

5枠9番セラピア牝4(田辺)【出走取消】
戦績[4-0-0-3]のオルフェーブル産駒
主な戦績
重賞無し

基礎スピードの高さを活かして突っ走る逃げ・先行馬ですね。

前走:難波S(1600万/阪神1800)[良]
テン3F-35.3秒を2番手(16頭)で追走、4コーナーで内目を回して直線抜け出して1着

2走前:摂津特別(1000万/阪神1400)[良]
テン3F-33.7秒を先頭(12頭)で逃げ、4コーナーで内を回して直線そのまま逃げ切って1着

初めてレースを見たのですが、なんか走り方が他の馬と違うっていうか姿勢が高い馬ですね…
昔400m走で活躍していたマイケルジョンソン(背筋ピーン)を思い出しました。
話を戻して、前走の難波Sはややゆったりしたペースを前目で進め、直線良い脚でスッと抜け出して余裕で1着。
勝ちタイム1:45.3秒は結構速いんじゃないでしょうか?
2走前の摂津特別はテン3F-33.7秒というかなり速いペースを逃げ切り勝ちしてますし、差し馬の脚を消耗させるハイペース逃げができる馬だと考えます。
勝ちタイム1:20.3も良いタイムです。
先週同じ東京1600mで開催されたNHKマイルカップが4角1,2番手の馬でのワンツーフィニッシュでしたので、基礎スピードが高く前で競馬が出来るこの馬の激走に期待したくなります。

ただ、これまでの実績の全てが下位クラスのレースでして…
2連勝して勢いがあるとはいえ、決して相手レベルは高くないというのが正直なところ。
過去10年で重賞クラス未満のレースから馬券内に来た馬は1頭もいませんし、過去に1度だけ走ったことがある東京開催のレースでは14着と惨敗…
粗探ししたい訳じゃないのですが、不安点を挙げればキリが無いというのが実際のところです。

という感じで、ハイペース逃げで好タイムを持ってるので穴馬候補として期待したいところではあるが、実績面で見ると上〜中人気馬には遠く及ばない現実がある。
が、おそらく10番人気前後(もうちょい上がるかも?)なので当たればデカイ。
そんな夢のある1頭ではないでしょうか?
【枠順を見て】
自分より内に逃げ馬がいないのでスタートさえ失敗しなければ内に入れそうです。
【評価】D→D+(追い切り◯)

2枠4番シゲルピンクダイヤ(和田)
戦績[1-2-3-4]のダイワメジャー産駒
主な戦績
2019
ターコイズS(G3/中山1600)-3着
秋華賞(G1/京都2000)-3着
桜花賞(G1/阪神1600)-2着
チューリップ賞(G3/阪神1600)-2着

後方からの末脚が武器の差し馬ですね。

前走:阪神牝馬S(G2/阪神1600)[良]
テン3F-34.5秒を10番手(16頭)で追走、4コーナーで外を回して直線ズルズル後退して16着

1着:サウンドキアラ
2着:スカーレットカラー
3着:ディメンシオン
4着:ビーチサンバ
5着:ダノンファンタジー
9着:サトノガーネット
10着:テーオービクトリー
11着:メジェールスー
12着:シャドウディーヴァ
15着:トロワゼトワル
16着:シゲルピンクダイヤ

2走前:京都牝馬S(G3/京都1400)[重]
テン3F-36.0秒を9番手17頭で追走、4コーナーで外を回して直線少し伸びるが7着

1着:サウンドキアラ
5着:ビーチサンバ
6着:ディメンシオン
7着:シゲルピンクダイヤ

前走の阪神牝馬Sはゲート入りをしつこく嫌がる場面がありました。
そこそこペースを外側で追走して直線全く伸びず、というかあまり走る気が無かったような…
レース自体はノーカンで良さそうですが、気性の面でかなりムラがあるタイプなのは不安ですね。
2走前の京都牝馬Sは4コーナーでロスの大きい後方大外を回し、直線に入った時には最後方付近と勝負になってませんね…
3走前のターコイズSはハイペースを中団で溜め、4コーナー抜群の手応えで上がってきて直線伸びて3着と頑張ってました。
最後はちょっとバテてましたが、あれだけハイペースならしょうがないかなと。
前走は気性の悪い面が全開で最下位と残念な結果となりましたが、戦績[1-2-3-4]の中で1600m[1-2-2-1]とマイル適性が非常に高い馬ですので、前走疲れを残さない負け方をしているだけに今回激走があってもおかしくはないと考えます。
なんと言っても桜花賞2着馬ですしね…別格のグランアレグリアを除けば1着ですよ(当たり前ですが)
そんな馬が2桁人気ってのはちょっと舐められ過ぎな気もしますね…

ただ、今年に入ってから良いレースが出来てないのも事実ですし、気性面でのムラと言いますか、前走のような気難しさが前面に出てくると勝負になりません…
あと、何度も書きますが先週のレースを見る限りでは、前が止まらない傾向にありますので、後方からの末脚勝負が得意なこの馬には展開が向かず、伸びるけど届かないという結果もあるかと。

という感じで、1600mはおそらくベストな距離で、桜花賞2着などの実績があるのに2桁人気と若干舐められ気味なこの馬が激走しそうな雰囲気はあるが、他の差し馬同じく前が止まらない傾向にある今の東京の馬場ではちょっと苦しい戦いになるのかな…とか考えてる1頭ですね。
【枠順を見て】
どっちみち後からになるのかなと…
道中で内を走れるのは良さそうですが。
【評価】D

評価ランク(1週前→枠順込→追い切り良)
セラピア:D→D+(追い切り◯)【出走取消】
シゲルピンクダイヤ:D
※若干の修正があるかもです

7|ヴィクトリアマイル-展開・印・買い目

【展開】
↑前
9セラピ13トロワ
2ビーチ7ダノン17コントラ
10メジェール18サウンド
1ラヴズ5プリモ12アーモンド
3シャドウ4シゲル14スカーレット16ノーム
6トーセン11サトノ15アル
↓後
セラピアかトロワゼトワルが逃げる。
コントラチェックも逃げたいけどどうか。
土曜の雨の影響は残ってるのか…
稍重でも高速馬場だったので、日曜は普通に速い馬場だとしてミドルペースぐらいと予想。
(前半3F-34.5秒〜ぐらい)

【直線】
セラピ・トロワ逃げる
ビーチ・ダノン堅実に脚を伸ばす
サウンド外から脚を伸ばせるか?
内を突いてラヴズ・プリモ
外からアーモンド・ノーム・スカーレットが突っ込んで来る

固まってゴール!!

コレで決まりです。

【馬場傾向】

各馬の印を書く前に、土曜日の東京競馬場馬場傾向確認しておきます。

画像10

画像9

脚質別
[1-1-1-0]逃げ
[3-3-2-0]先行
[1-1-2-0]差し
[0-0-0-0]追込

先週に続いて前目の馬が好走する傾向と判断して良さそうに見えますが…

枠順別
1枠[0-0-1-0]
2枠[1-1-1-0]
3枠[0-0-1-0]
4枠[0-0-1-0]
5枠[0-2-0-0]
6枠[1-1-0-0]
7枠[1-0-0-0]
8枠[2-1-1-0]

なんとなく外側に1,2着馬が多くなってるように見えますが…
出走頭数が違うので微妙部分ではありますが、荒れた内より外を走る方が好走しやすい傾向にあるのかもしれませんね。

続いてヴィクトリアマイルと距離が近いレースの直線入口の画像を確認してみます。

東京7R(1600m/スロー)

画像11

東京10R(1600m/スロー)

画像12

東京11R:京王杯SC(1400m/スロー)

画像13

先週のNHKマイルカップに引き続き、ほぼ中団より前目の馬での決着となってますね。
と言っても10Rは前2頭が差されて4,5着になってますので、なんでもかんでも逃げ切れる訳では無いと考えますが…
あと、馬券内に届いてはいないものの、外側を一気に上がってくる馬も結構いましたので注意が必要です。

ということで、直線入口で

・前目にいる馬で、そこそこの上がりが期待できる馬(人気薄の逃げ馬は注意)
・中団〜後方の外に出せて、速い上がりが期待できる馬

ザックリとですが、こんな感じの馬を選びたいところですかね。

評価ランク
A+
アーモンドアイ
A−
ラヴズオンリーユー
プリモシーン
B+
スカーレットカラー
ノームコア
B−
サウンドキアラ
C+
ビーチサンバ
ダノンファンタジー
C−
コントラチェック
D+
セラピア【出走取消】
D
シゲルピンクダイヤ

【今回の消し馬】
馬券内に来る馬は3/18
馬券外に飛ぶ馬は15/18
という事で、飛ぶ馬を当てる方が簡単です。
なんせ出走馬の80%以上が飛ぶんです。
極端な話、適当に選んでも馬券外へ消えてくれるんですからバンバン消していきましょう!
(で、消した馬が来るという競馬あるあるに…)

消1枠1番ラヴズオンリーユー牝4(Mデムーロ)
素晴らしい末脚を持つ4歳牝馬世代の大将格で、素質的な面ではアーモンドアイに匹敵するのではないかと言われてる馬ですが…
後方、しかも前が詰まりそうな内側から今の高速馬場を差すのはちょっと厳しいんじゃないかなと。
鞍上が先週のNHKマイルカップ優勝騎手のデムーロさんなのでめっちゃ怖いのですが、ここは思い切って消します。
来たら泣きましょう。

【印】

◎3枠5番プリモシーン牝5(Dレーン)
昨年上がり3F-33.0秒で2着に突っ込んだ高速馬場にめっぽう強い強いこの馬でいきます。
枠も良いですし、前日に好走しているレーン騎手なので、最後ちゃんと届く位置にポジションを取ってくれると信じて本命◎とさせて頂きます。

◯6枠12番アーモンドアイ牝5(ルメール)
圧倒的1番人気ですし、何やらスケジュール的に色々とグダグダな感じなのであまり買いたくないのですが…この馬を切る度胸は僕にはありませんw
追い切りは良いみたいですし、実力・実績面でレベルが違うと判断して買います。
というか普通に走れば勝ちますよ。
3連単のアタマでいいぐらいです。
ということで、いつも通り『来ても良し、飛んでも良し』の対抗◯とさせて頂きます。

▲8枠18番サウンドキアラ牝5(松山)
大外枠・今年に入って4戦目・阪神牝馬S:1着馬・左回りコースなどなど、何かと不安材料の多いこの馬ですが…
「勢い乗ったディープ産駒は負けるまで買え」
という格言通りに買います。
今回は後ろからの馬が多いので、スタートの良いこの馬なら外からでも案外良い位置を取ってそのまま行くのでは…

△1枠2番ビーチサンバ牝5(福永)
もうちょい前で競馬出来れば良い粘りしてるのにな…という印象のこの馬ですが、今回は前に行けそうな内枠に入りましたし、クロフネ産駒ということもあって抑えます。

△4枠7番ダノンファンタジー牝5(川田)
ここ最近はあまり活躍できてないこの馬ですが、阪神JF(G1)1着馬がこの人気なのは少し舐められすぎかと…
1600mはベスト距離っぽいですし、スムーズに先行しての好走に期待します。

△7枠14番スカーレットカラー牝5(石橋脩)
後方からの競馬になるので前が止まらなければ実際厳しいところかと思いますが。
1つ内のトロワが前へ行くので、その内にいるアーモンドアイをマークして後は末脚勝負って感じで一緒に上がっていければ…

△8枠16番ノームコア牝5(横山典)
昨年の優勝馬という事で問答無用で買いです。
前走大敗は慣れない1200m&太め残りでしたのでノーカン。
今回が本番です。

☆5枠9番セラピア牝4(田辺)【出走取消】
今回の穴馬1頭目はこの馬でいきます。
今の東京の高速馬場なら前が止まらない展開で人気薄逃げ馬が残る可能性が高いと考えます。
人気もしてないですし、あまりマークもキツくなさそうなのでタイムアタック的な感覚で思い切って行ってほしいですね。

★7枠13番トロワゼトワル牝5(三浦)
今回の穴馬2頭目です。
時間の関係で考察を書くのが間に合わなかったのですが…
京王杯AHでは逃げ切ってレコード勝ちしたり、ハマった時はそのまま行ってしまいそう。
セラピアと同じく人気薄逃げ馬の前残りを期待してちょろっと買っておきます。

◇8枠17番コントラチェック牝4(武豊)
今回の穴馬3頭目です(穴馬多すぎw)
失うモノは何もないので、ただただ逃げてもらいましょう。
何気に1600mの成績が良いのでもしかしたらもしかするかもしれません。

【買い目】

3連複軸1頭ながし
◎→◯▲△△△△(15通り各100円)

画像14

ワイドながし
◯→☆★◇(3通り各100円)
【セラピア出走取消の為、変更】
◯→★◇に変更(2通り各100円)

画像15

8|おわりに

春のG1戦線が始まり、既に3戦目となりますが見事に出足で躓き天皇賞春・NHKマイルカップと2連敗。

年明けにスタートした頃は200%に迫っていた回収率も今では100%を切ってしまい非常に情けない話です…

ここらへんでなんとか的中させたいところではあるのですが、当てに行って当たるなら苦労しませんよねw

『自分なりに予想したポイントに罠を張り、そこに狙い馬が突っ込んできてくれるのを待つ』

というイメージで今後も続けていきたい思ってますので、皆さま温かい目で見てやってくれると嬉しいです。

また、Twitterの方でも当日に買い目&結果をツイートしてますので、もし良かったらチェックしてみて下さい!

◎Twitterアカウントへ◎

以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。


最後まで読んで頂きありがとうございました。 少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです🙇‍♂️