見出し画像

戦慄

これは4ヶ月前程の話である。
最初に私は地元で仲が良い友達と昼間に遊ぶ約束をした。その後は適当に何処かに集合すると言う流れ。

15時過ぎくらいに私と友人は落ち合った。
いつにも無く変わらない日だったので退屈だ。
そこで私達は心霊スポットに行くながれになった。
何故心スポなのかというと、私達は以前からホラー映画や、怖い話などにハマっていて、心霊現象などが起きたなどと頻繁に勘繰っていたからだ。

とはいっても、二人で行くのは中々気が引ける、そこで私達の後輩であるA君とB君を連れていこう、思い連絡をしました。

後に後輩である二人がやってきてその場所に各々向かい始める。

____到着。

そこの場所を容易に表すと視界一面に森林が広がっておりその奥に行く途中の道で少し小さい河川敷のようなものがある。更に奥はずっと森林だ。

私達はその河川敷を渡って森林の方に向かった。
進み続けるとだんだん灯柱もなくなっていき、視界が真っ暗になるところまできた。

そこで二つの別れ道が出てきた。右左を四人行動するより2:2で行くのが効率がいいと思い、二手に分かれて15分したらここに戻ってくると縛りをつけて各々解散した。

私とA君は右の道を探索していた。そこで水が張っていて竹が一面ビッシリ張りめぐされた場所があった。そこは少し近づき難くて空気が一瞬冷たくなった感じがした。

ここで一旦A君が私の友人とB君の居場所を位置情報アプリで確認するといい携帯を出し電源をつけるとものの数秒で電源が落ちてしまった。

ここは後でみんなで来ようと後置きをし、一旦保留した。そこ以外は特に気味が悪い場所もなくとりあえず15分ほど経っていたので集合場所に戻ることにした。

戻ると友人とB君がまだ居なかった。
とりあえず数分待ってみることにした。
5分 10分と待っても来ないので二人で探しに行くことにした。
すると奥から光が見えたのでそちらに向かうと友人とB君がいた。
二人が顔を少し青ざめながら、
「音がした。写真を撮ったのに保存されていない。」
という。

四人の間には緊迫した空気が流れた。
とりあえず私とA君が行った場所にみんなで行ってそしたら帰ることにした。

特に私達の身に何か起こることもなくそこの探索は終えた。
ただ一つなにかと関係があるかわからないが、
先程水が張っていた場所に幼児サイズの靴が一足浮いていたのが私にはとても心地の悪いものだった。

____河川敷。

私達は森を抜けて先程来た道を引き返す。
河川敷の一本道だ。そのまま足を運び続けると目の前から一人の男性が歩いてきた。
「こんな時間にこんな場所を一人で歩くか?」
と少し疑問を拗らせづつ通り過ぎようとした時その人はフラフラと歩いていて、まるでその人からは静気や、覇気が感じられなかった。携帯も何も持っていなさそう。更に思い込みかも知れないが少し靄ががってその人の事を直視しづらかったのだ。歩くスピードは私達の何倍も遅かった。

私達は自転車がある方についたのだが、友人とB君がどうも気になるとのことで二人乗りで追いかけた。
するとそのスピードではあり得ないほど奥にいたらしい。
すると慌てた様子でこちらに帰ってくる。
「ゆっくりとこっちを見られた。」
と言うのだ。

その帰り道友人とB君は頭痛を訴えかけ、帰宅後には二人だけが高熱を出すと言う怪奇が起きた。

私達二人は特に変わった様子はなかった。

私達が行ったこの心霊スポットでは昔、
自殺や、バラバラ殺人の遺体埋めなどが発生していたらしい。

その男性が向かった先は先程私達が言った"森林"である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?