視聴率が少ないと言われる地域の大会を見てみた感想

先日、こんな記事を見かけました。

日本の競技シーンを見るだけでは気づけない【海外の競技シーンの現状】を知って、つい気になって記事のMeddo選手の戦っていた地域の大会『VALORANT Challengers 2023 Northern Europe: Polaris(VCL)』を見てみることに。
いや〜、暇な大学4年生で良かった!!!
まぁ今日二限必修なんですけどね!!!涙
(現在時刻AM4:00)

チャンネルはこちら↓
https://twitch.tv/valorantleague_ne

とまぁ、見始めるや否や目につくのは視聴者数。

え……こんなに少ないの!?

日本だと、本配信はどのチームが出ていても視聴者数は1-2万人は平日ですら固い中、この地域の本配信は一番多くて670人程度。ウォチパですら多くて149人、一番少ないと1人なんてところもありました。
というか、【today's watch party】とあった方の名前を片っ端からTwitchに打ち込んで見たんですけど、3人しかしてませんでした。1試合目だったからかな?

まぁ、そこは置いておいて。

そもそもの問題、ウォッチパーティを頼んでいる配信者のフォロワーが少ないのも視聴者数が少ない要因の1つではないか、とも思いました。
日本のVCJのウォッチパーティをしている配信者の中でいちばん多いフォロワーは釈迦さんの110.3万人です。
対して、VCLをウォッチパーティをしている配信者の中で一番多いフォロワー数は1.1万人でした(私調べ)。本配信のチャンネルですらフォロワーは1.2万人。そう対して変わらないのです。
(ちなみにvalorant_jpnのフォロワー数は43.7万人)


じゃあ試合はつまらないか?と言われると、

普通に面白い!!!


私が見たのは、
Les Petits Bouffons(LPB) VS VAMONOS(VAM) 
の試合の3マップ目ヘイヴン。なんとこの2チーム、この地域で2023年1月に行われた『BEACON OPEN split:2 Finals Division 1』という大会の1位と2位!2位だったLPBにとってはまさにリベンジ戦にもなる1戦でした。

ロースターとヘイヴンでの使用エージェントは以下の通り↓

Les Petits Bouffons
・KRAY(サイファー)
・Luzuh(ジェット)
・Russ(ブリーチ)
・L1NK(オーメン)
・vong(ソーヴァ)

VAMONS
・TheAuri(ソーヴァ)
・Klusia(ジェット)
・sunshine(オーメン)
・aNguist(キルジョイ)
・M4SHINA(ブリーチ)

3マップ目のビッグプレイといえば、LPB vong選手のACE!
攻守交替前最終ラウンド。VAM Klusia選手がオペレーターでガレージから覗いていたLPB Luzuh選手をファントムで倒し、勢いそのままVAMはCロングとガレージからCサイトへ攻め込みます。一人サイトを守っていたL1NK選手はCロングから来ていたVAM aNguist選手に倒されてしまいますが、そこをvong選手がカバーキル。味方のリコンにジェットとオーメンが映り、サイト内に入られたことが分かるとサイト中央のボックスを上手く使って1vs1の状況を作り続けます。パラノイアにかかったものの、ウルトを外し距離を詰めてきたジェットは視界に入りキル。リコンの情報からガレージから上がってきたオーメンもそのまま倒します。ロングから上がってきたソーヴァもそのまま倒し、リロードのためボックス裏へ逃げます。そのvong選手をカバーしようとCTからRuss選手がサイトに入るも、そこはガレージ進行をしていたM4SHINA選手が上手く捌きます。しかしそこで最後の一人の情報が入ったのでしょう、冷静に5キル目をかっさらい見事ACE!

……と、文章で書いてみたは良いものの、長ったらしいは読みづらいわ、そもそも選手分かんねーよ!となりますよね。私も何回もキルログを見直しました。なので、ACEシーンをリンクに貼っておきますので是非見てみてください!(https://www.twitch.tv/videos/1808682731?t=02h54m08s

他で印象に残ったのはM4SHINA選手のアルティメットの回転率です。
ハンドガンラウンドは取得できなかったものの、1ラウンド目終了時点で3キル・設置・デスでアルティメットポイントが既に5ポイント貯まっている状態でのエコラウンド、シェリフと設置でポイントを貯め2ラウンド目に関わらずアルティメットを放つシーンがありました。ブリーチのウルト「ローリングサンダー」はウルトポイントが8必要にも関わらず、わずか2ラウンドで貯め切ったのは昨年のNortheptionのフラクチャー、Meteor選手のチェンバーを彷彿とさせるようなシーンでした。

英語が出来ないため、実況も解説も理解できないしな…とVCT本配信ですら見ずに日本実況を楽しんでいた私でも、普段と同じように大会を見てみれば実は普通に楽しめるということに気付いた今回の大会観戦。大学やバイトも忙しいのでなかなか日本では深夜帯に行う大会を見るのは難しいですが、また時間があれば同リーグやそれ以外の地域大会も観戦していきたいな、と思える一戦でした。アツい戦いを見せてくれた両チームに感謝。

これを読んでくださった方も、ぜひ一度日本以外の地域の大会に目を向けてみてください。面白い試合がそこにあります!

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