カラフル期で出戻りしたハロオタが初めて現場参戦したEVOLUTIONの話

という事で、今回はハロプロの話をします。私は元々あややが好きで、ハロプロに在籍中にアルバムもシングルも買ってました。今でも2000年代の最強ソロアイドルはあややだと思っています。そんな私も仕事を始めて、ネトゲをはじめ、生活リズムの影響でテレビを見ることが減って情報を集めるという事をしなくなっておりました。

そんな私がハロプロに出戻ったのは2012年の8月。戻った理由は「夏コミの原稿をするために作業用BGMを探していたらモーニング娘。の公式MVを見た」という理由でした。

……いや、この理由おかしくない?私もそう思います。いやでも言い訳させて。それで戻ってきたから。

当時のiTunesの中にはモーニング娘。の曲はありませんでした。当り前ですよね、CD買ってなかったし。で、youtubeであややのMV動画を見ながら「そういや、モーニング娘。って同じハロプロだったよな……まだいるのかな」と検索をかけたのがきっかけでした。

公式に動画があった!MVもある!この曲聞いてた懐かしい!と、昔よく聞いていた曲を最初は聞いていたんですが、そういや最近のはどうなってるんだろう?と思って聞きました。その運命の1曲がこちらです。

曲かっこいい!?!?え、歌とダンス昔より上手くなってない!?!?!?初見の感想が完全にこれでした。え、やばいかっこいい。なんでこんなかっこいいの!?ええー、みんな可愛いな…というか、さゆもれいなも綺麗になったな…(6期加入まではTVで見ていました)ここから狂ったようにOne・Two・ThreetとTHE 摩天楼ショーを見てました。最初はメンバーの名前も覚える事出来ないだろうけど…と思ってたんですが、9月にはメンバーカラーとメンバーの名前全部覚えたし、何なら当時活動してたグループ全員も覚えてた。あっという間にハロプロに出戻り、そして深く堕ちた瞬間でした。早いよ。

今やハロプロの歌姫と名高い小田さくらちゃんの加入も見守り、カラフル期からハロオタになった私は一つの夢が出来ました。

「いつかツアーコンサートに行きたいなぁ」

当時の仕事が土日祝が休めず、やっとでいけるかもしれない!というタイミングで職場の人が入院したりして流れに流れまくってました。ミシチゲイレブン行きたかったんですが行けませんでした。CANCE!も私にはチャンスがなかった。泣きたい。円盤を買っては何度も見ておりました。この世界に行きたいなぁ…とずっと思っていた時、ついに、本当に、チャンスが巡ってきました。

当時山口に住んでおり、2014年の春ツアーに周南市文化ホールにやってくるという情報が。周南は割と近いところだったし、いけない距離ではない。2公演あるけど、1公演ならいける。あと一人で行きたくないから親も連れて行こうというので、ファミリー席でチケット購入しました。

もうわくわくですよね。夢にまで見た初現場。ファミ席も2階1列目の最左側で全体的に見渡せる場所でした。初現場としては良い場所なのかどうかは分からなかったんですが、そこにいるというだけでね、ほんとね、嬉しい。

ワクワクが止まらない状態でした。開始のブザーとアナウンス、それだけで心のドキドキが止まりませんでした。

そして最初のOPが始まって「Password is 0」が始まった瞬間、私は泣きました。感極まって泣きました。あと、あの時のくどぅー(工藤遥ちゃん)がですね、足を痛めていて椅子に座ったパフォーマンスだったんですよ。もうそれだけでまた泣いた。リーダーであるさゆの久々の凱旋コンサートで、自分にとって最高のパフォが出来ないのって悔しいだろうなっていうので、ぼろぼろと泣いた。でも泣きながら現地購入したキンブレは降ってた。あの当時のことを今聞いても覚えていないと言われそうだけど、あの時隣で見てた母は泣きながらキンブレを振るいい歳こいた娘をどんな目で見ていたんだろうか…。

その後は怒涛のパフォーマンスの連続。圧巻で飲み込まれました。「君の代わりは居やしない」は生で見たらかっこいいしか言えなかった。VTR映像のメンバー紹介も、みんな綺麗で可愛くて、クオリティが高い…推しの顔が良い…となってた。「HOW DO YOU LIKE JAPAN?」であゆみんのラップと低音にビビらされた。元々HDYLJは好きだったんですがこのツアーでもっと好きになった。MCの間もみんなの息切れはほとんどしてなかった(と思う)ので、体力すごい…可愛い…と見てた。でも額に張り付いてた髪を見ると運動量やばいのは分かる。

「Only you」も出戻ってからずっと聞いてた曲で、すごくかっこよくなってた。鞘師の声はやっぱり好きだ…。「ブレインストーミング」も当たり前だけどかっこいい。「恋愛ハンター」も釘付けになってた。これもずっとよく聞いてた。現場に行けない期間が長すぎたので、ハロプロの曲はずっと聞いていたので、生で聞けてとにかく感動してた。「愛の軍団」も大好きな曲なので、これはほんとライブ映えする…かっこいい…となってた。ハロプロ研修生の「愛の園」もすごく良かった。私はさくら組とおとめ組だったらおとめ組のが好きだったのでこの曲を研修生のフレッシュさを浴びることが出来たのはとても良かった。ここで希空ちゃんとまなかんにハマりました。

「笑顔YESヌード」の衣装の白いフリフリがとても可愛いなと思って見てた。あの衣装自体が神話のようなものを感じた。そこから本格的にハマって発売された「ワクテカ Take a chance」もかっこよかった。やっぱりこの曲も現場の方がかっこよさが倍増する。その次の大好きな楽曲の一つである「気まぐれプリンセス」は最高だった。当時の現役メンバーで見れるなんて本当に最高だった。「君さえ居れば何も要らない」でこの衣装がメンバーカラーになってたのか!って気付きました。この曲もずっと聞いてたから現場で見れたのは感動した。ずっと感動しかしてないんですけどね。恋焦がれてた現場だったんです。アレンジから始まる「泣いちゃうかも」も最高でした。ふくちゃんの色っぽさがすごくて、あそこにふくちゃんを当てたのは正解だな…。泣いちゃうかもとふくちゃんのウェットな色気は本当に最高の相性だと思う。そこから盛り上がる「恋愛レボリューション21」は私が学生時代に盛り上がりまくって、みんなが踊ってたからやっぱり聞き覚えがあった。私はupdated版も好きなので最高だなってなってました。

MCコーナーは皆が可愛い…しかなくて今でも記憶から飛んでいる。さゆが司会で誰だったかな…確かまーちゃんだったと思う…思い出して私…。

その後はカップリングメドレーで私服風衣装が可愛かった。とにかく可愛かった…。日替わりはAパターンでえりぽん、鞘師、おだちゃん、ズッキ、あゆみんだった。声の相性もいいメンバーだよね…。鞘師と小田ちゃんの「泣き出すかもしれないよ」はほんとに凄かった。というか、この二人だけになって、衣装が双子コーデになってるのに気付いたんですよね。ほんとこの2人の組み合わせは私も好き。「私のでっかい花」でやっぱり椅子に座ってたくどぅーを見てちょっと泣いてしまった。くどぅーの完全なパフォを見たかったな…。あとこの時にサロペット着てたはるなんがとても可愛かったですね。「哀愁ロマンティック」が流れた時は死ぬかと思った。大好きな曲をで歌う。そして私服風衣装。死ぬかと思った(大切なことなので二度言いました)あの時のさゆは美の化身だった…。哀愁ロマンティックは可愛いの権化だと思ってるので、本当に可愛いしかなかった…。「トキメクトキメケ」も大好きで、コンサートではやっぱりカッコよさマシマシになるな…。ほんと何でこんなかっこいいんだろう。音を外し気味のさゆですら愛しい。「やめてよ!シンドバッド」が来た時はそれを出すのか!ってなりました。あの時のCW曲の中では割とコメディポップに近い音なんですよね。でもかっこいいいから、今聞いても脳内が混乱する。「信念だけは貫き通せ」で衣装チェンジしてて、ピンクの衣装可愛いなぁ~って見てました。あとこの曲もこのメンバーだから出来るパワフルさがあるというのも好き。メドレー最後が「彼と一緒にお店がしたい!」っていうのがカラフル期らしいなぁと。さゆメインの曲で、盛り上がる曲だから〆には合うんですよね。メドレーだけで見どころいっぱいで、曲の繋ぎもすごいかっこよくて、これがプロの力…!と感動してました。

「LOVEマシーン」は親も大好きだったので反応はしてた記憶あります。やっぱりラブマはあの当時は欠かせない曲だった。でもupdated版での新しいラブマだから、だからこその大切な曲になったなぁと。原曲も好きだけど、updated版も大好きなんですよね。「Help me!!」も大好きで大好きで、小田ちゃん加入シングルで大切な曲なのでよく聞いてました。いやこれも生で見たらあの動きで歌うの…!?え、すごい…語彙力…っていう感じでした。小田ちゃんのソロパート、あまりにもお歌が上手い。圧巻!!っていうのでした。ワンフレーズのソロパートで圧を与えられるのすごいよ。「One・Two・Three」が来た時はテンションがガンガン上がりました。この曲でハロプロに戻って、モーニング娘。にハマったから。私にとってターニングポイントの曲なんですよ。その実際のすごさを体感した時、言葉が出なくなりました。「What is LOVE?」も楽曲かっこいいし、元々のMVがライブ映像だったのですごい気になってたんですよね。いやでもまーちゃんすごい。あと皆普通にやってたけどジャンプしながら移動ってやばい。

最後に「笑顔の君は太陽さ」と言うのも良かった。この曲で元気を貰っていたところもあったので、やっぱり生で聞くとすごいいいな…ってなったんですよね。曲に対しての思い入れが深くなる…。

アンコールコールがすごくて、初現場ではその力に圧倒されました。みんなどこからその声出てるの??あと実はさゆの凱旋コンという事で、サプライズ企画で会場入り口でピンクのサイリウムが配られていたんですよね。それを折って振っておりました。

そこから登場する、新曲衣装のメンバー。「時空を超え 宇宙を超え」しっとりとしたこの曲は初めて聞いた時、今までの元気のある曲とは違う、でもこの時のメンバーだから歌える曲だ…っていうので震えてたんですよね。現場で聞くとやっぱり違いました。とにかく音が綺麗で、みんながきれいで、言葉に出来ない。

そしてここでとあることが起こりました。私が参加したのは山口公演の昼公演です。そうです、昼公演です。

道重さゆみが卒業発表した、昼公演です。。

もうね、最初告げられた時何を言ってたのか分からなかった。え、卒業?なんで?いやいや、嘘でしょ?え?なんで??という言葉がずっと頭を駆け巡って、状況を理解出来ませんでした。あちこちで聞こえる嗚咽、悲鳴、会場にいる多くの人が状況を受け入れられないという状態でした。しかもさゆはメンバーに卒業することを事前に伝えていました。その中で、最高のパフォーマンスを見せてくれたりMCをしてくれていたんです。それを知って更に泣きました。ツアーコンサートの冒頭の感想にもあるくどぅーの怪我のことです。卒業をすると告げられて、残り少ないツアーで、万全の体調で臨めなかったのはどれだけ悔しかったんだろうと、勝手な憶測なんですがそれを考えてしまって泣きました。事前に知っていたとはいえ、告げられた時は皆ちょっと震えていました。そうですよね、普通に考えてそうですよね…。

その中で最後の曲として歌ったのが「わがまま 気のまま 愛のジョーク」この曲も大好きでずっと聞いてて、生で見れたのは最高だったんですけど、なんかそれどころじゃない。泣きながらサイリウムを振っていた記憶しかない。

アンコールで出てきたさゆから「地元でどうしても発表したかった」「安心できる地元なら卒業発表できると思った」という言葉を聞いて、情緒がぼろぼろになった。私は、道重さゆみが好きで、6期加入の時も山口出身の子だ!同郷の子が頑張って欲しい~というので応援をしていた。私がテレビから離れていた時期もあったし、偶然の重なりでハロプロに出戻りした。でもハロプロにとどまりたいと思ったのが道重さゆみがいたからだった。ツアーで歌って踊る彼女を見たいと思って、やっとで現場参加出来たツアーコンサート。それがまさかの卒業発表だった。最愛の卒業発表、脳が混乱してて呆然とした。でもさゆが選んだ道だからそれは仕方ないし、応援しないといけないと思った。「安心できる地元」を卒業発表の場所で選んでくれたのだから。

理解は出来ても勘定は追い付かず、コンサート会場から出てすぐに相方に泣きながら電話した。最初何があったのかと思ったらしく説明したら、そうかぁとは言ってくれたけどそこまで泣かなくても…っていう反応もあったので、ふざけんな!って切れてた気がする。

私が語彙力を持ってた感想はこの辺です。ほんと語彙力を失ってて、さゆの卒業に対しても怯えていました。卒業したら引退するんじゃないのかなって考えてて(実際一次活動休止したので当たってたから笑えなかった)、頭が痛くなるまで泣きまくってた。初ツアーのグッズは実家にあります。あの時買っておいて良かった。本当にいい記念になった。

こんな感じで、「憧れていた初現場で推しの卒業発表を聞くなんて」という、ラノベみたいなタイトルな出来事が起こってしまいました。現場は行ける時に行かないといけない。本当に何が起こるか分からないからというのを実感しました。ただこの後、さゆが卒業してさゆロスが酷くて現場から当分の間離れていた時期があります……。オタクの心は強くありたいけど、やはり脆い生き物だった……。

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