新潟記念 ◎ファユエン

先週のキーンランドCは〇ナムラクレアが流石の実力を見せつけ完勝、
反面、◎ナランフレグはお家芸のイン突きを披露したものの伸び切れず掲示板外へ。
丸田のレース後コメントでは立ち回りが色々と裏目になったとの弁であったが、届かないにしてももう少し伸びてこれたはず。ピークを過ぎた感が否めない負け方だったかと思います。

長い長い夏競馬も今週でついに終わりを迎えます。
(サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯まで夏競馬だと言う人もいますが)
今年は函館2歳Sの馬単的中のおかげで恐らくプラス収支で終われそうですが、8月以降は何ともイマイチな予想が続いています。
有終の美を飾りたいですね。

(tenki.jp)ずっと晴れ。最高気温34℃。暑い。
→良馬場開催、夏負け歴のある牡馬は割引

◎10 ファユエン(木幡巧)
〇13 プラダリア(池添)
▲14 マイネルウィルトス(デムーロ)
新潟記念は国内唯一のワンターン2000mという特殊な条件で行われる。
外差し決着が多いレースであり、イメージ的には700m近い直線をぶち抜ける末脚のキレとスピードが求められるような気がするが、
ここ3年の勝ち馬を遡ると

2022年 カラテ
2021年 マイネルファンロン
2020年 ブラヴァス

とまあ、良馬場なのにハッキリ言って足の遅い(高速決着レースに向かない)馬ばかりが勝っている。
ブラヴァスはこの後調子を崩したので正直よく分からないのだが、カラテとマイネルファンロンに関しては他馬が止まってしまう展開でも止まらない「しぶとさ」がストロングポイント。
新潟2000mは最終直線だけじゃなく最初の直線もめちゃくちゃ長い。ペースは速くならないが息を入れる場面もない。ペースに気を遣ったって使える脚が短い馬ではどうしても垂れてしまう。
なので、他の馬が止まってしまうような辛い展開で止まらない(止まらなかった)馬を狙っていきたい。

以上より、当初はそういうレース展開で好走歴のあり、枠もうまく外目を引いたプラダリアとマイネルウィルトスを有力馬として見ていたのだが、
上がり馬でファユエンという面白そうな馬を見つけた。
この馬は3勝クラスの中距離戦で長らく燻っていたのだが前走の関ヶ原Sで差し切り勝ちしてオープン入り。
注目はそのレース内容で、後方追走から3コーナー付近でゴシゴシし始め、直線を向いてもそこまでの手応えでは無かったが、
徐々に加速して最後は1馬身差をつけて完勝(しかも舞台は前有利の中京2000)。

末脚に持続性はあるが牝馬にしてはかなりズブく、それ故にこれまでのレースでは切れ負けしてなかなか結果を出せていなかったが、
こういう舞台でこそ持ち味が生きるのではないかと思う。
調教も動いており、斤量も53kgであれば55.5kgのサリエラよりもよほど魅力的に映る。

△の1番手はノッキングポイント。今年のダービーでは最後までよく伸びていたイメージだったが、
よくよく見ると最後に抜かした2頭(シーズンリッチとホウオウビスケッツ)は明らかに足が止まっているので、相対的に止まっていないように見えただけなのかもしれない。
それ故、上記3頭よりは持続性に信頼を置けなかったのだが、全人類が追い切りをホメているのでそれなりにパフォーマンスは出せるものと思って抑え。

サリエラは最内引いたのと高々リステッド勝ち馬なのに結構ハンデ見込まれたのが下げポイント。
ただ、暑くなるなら一応は抑えとかないといけないかな…あまり積極的には買えない一頭です。

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