悲しきマウントマン

実家に帰るときは新幹線を使うのですが、地元の駅について駅構内を絶対知り合いおるやろと思いながら歩き、5年が過ぎ初めて知り合いに会い、念願の
「久しぶり~!今帰ったとこなんよ!こんなとこでなんしよん?」
というセリフが言えて大満足のりょーすけです。

 前々から気づいてたんですが、実家に帰ってから確信しました。僕はマウントを取ることがお好きなようです。
 今日はそんなりょーすけことマウントマンについてお話していこうと思います。
 僕のマウントをとるまでのメカニズムは三段階に分かれています。


 まずはですね。日常生活でなかなかスペックの高い人たちと関わっているということです。私は大学で研究をしているのですが、研究室内では意識の高い方たちに囲まれて過ごしているわけですよ。研究も就活もガチ勢な先輩に囲まれていると自分がちっぽけに感じるときありません?ありますよね。僕の場合自分がただポンコツでがあるために周りが凄く見えるというね。

 いや!でも周りがすごいとやる気なくなるんですよ。あの人あんなに進んでのかー、おれなんてまだこれだけしか終わってねぇ。なんて思っているときに先輩から


"りょーすけ、そろそろやる気出せよ"


 いや、トドメ刺さんといてや。はいやる気失ったー。ですよ。子供のころ、母から勉強しなさいて言われて、今からするとこやったんや!っていうやつ。皆さん経験あるよね。
そんな生活を送っていると自分がすごいと言われたい欲が蓄積するわけですよ。


 二段階目。そのすごいと言われたい欲は俗に言う承認欲求なわけですが。承認夜級とマウントどうつながっているかと申しますと、すごいと言われるためには自分が優れている必要がある。つまり、相手より自分が有能でないとだめ。自分が平凡だったらどうすんのに対する返答は


"相手の土俵じゃないところでボコボコにする"


いましたよねー、中学くらいになると。体育とかで自分の部活の競技やるとき本気だすやつ。そんなやつに限って部活ではそんな大したことないってね。それ、ぼく!!まさにそんなやつだったのだ。我ながらキモいわ。その癖というかよくない性格が残っているために未だにその分野の人に対してではなく、分野外の人を自分の土俵に乗せてボコボコにして自分がすごいように見せるなんてことをしているわけです。


 最終段階。あとはその分野外の人を見つけるのみ。これはその分野外の人と分野内の人がつながっていると僕がポンコツってばれるのでそこに注意して標的を絞ります。例を挙げると家族とか高校の後輩。気持ちいいくらいだせぇな!おれ!標的を確保したら、あとは最近こんな事してるんだけど知ってる~?と切り出して並の知識や技術をひけらかす、のみ!ほんとだせぇ。

自分の土俵で戦うことは悪くないけど分野内の人に対し自分の戦い方で挑むほうが自分のためにもなるし、なによりもかっこいいということに気づき、改心しようとするりょーすけでした。

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