白すみれ

2017年3月19日に書いたmixi日記を転記(一部編集)。

家からコンビニに行く途中の道の隅っこ、アスファルトの隙間から。
白いすみれの花が咲いてるのを見つけました。
何年もこの道を歩いてきて、ここにすみれの花が咲いてるのに気付いたのは今年が初めてです。
今年初めて咲いたのか、ずっと咲いていて気付かなかったのか。
多分、ずっと咲いていて気付かなかったんだと思います。 
気付いてからというもの、その道を歩く時は必ずそのすみれの花を見ます。

変わらずそこに在るもの。
小さくても、必ずそこに在る大切なもの。
それが、育ったり枯れたりすること。
それを見て、手助けをしたり、何もできなかったりすること。
私が大事にしてきて、大事にしたいこと。

それは今の私がしていない、できないこと。
そして、私がやりたいこと。

日々の暮らしに望むこと。
動悸がしないこと。過呼吸を起こさないこと。
楽しくなくても、精一杯勤めて、それに誇りを持つこと。
わっと泣き出したくならないこと。
ご飯を食べて美味しいと思うこと。
苦無く笑えること。
同じものを見て、微かな変化を喜んだり悲しんだりする、穏やかな生活。