「Greaseweazle」によるフロッピーディスクのイメージ化
「Greaseweazle」とは
「Greaseweazle」は3.5インチや5.25インチのフロッピーディスクドライブ(FDADAPというアダプタを使えば8インチのもいけるらしい?)を、USBでWindows/Mac/Linuxマシンに接続し、フロッピーディスクの内容をイメージ化できるツールです。PC98でもAmigaでもX68000でもフロッピーなら何でも大丈夫みたい。
公式サイト: https://github.com/keirf/greaseweazle
必要なもの
「Greaseweazle V4」(ebayで購入可能)
フロッピーディスクドライブ
フロッピーケーブル
USBプリンタケーブル
5.25インチFDDの場合は12vの電源が必要。3.5インチFDDは「Greaseweazle」から5vとれます(要電源ケーブル)
接続
FDD
↓
(フロッピーケーブル)
↓
Greaseweazle
↓
(USBプリンタケーブル)
↓
PC
セットアップ
Windows 10: ドライバが自動的にインストールされます。
Windows 7/8: ドライバを手動でインストールする必要があります。
Zadigをダウンロード
Greaseweazleを接続した状態でZadigを起動
ドロップダウンリストからGreaseweazleを選択し、ドライバは「USBシリアル(CDC)」を選択
ドライバをインストール
使用ソフトウェア
Greaseweazle Host Tools: コマンドプロンプトで使用するメインソフト。
FluxMyFluffyFloppy: Host ToolsをGUIで操作できるソフト。
HxCFloppyEmulator Software: Greaseweazleで吸い出したイメージデータを変換できたりするソフト(本来はFDDを模倣するデバイス用のソフトかな)。
使用方法
まずは動作確認
Host Toolsをを配置したフォルダでコマンドプロンプトを起動して「gw info」を実行。正しく接続されていればGreaseweazleの情報が表示され、自動アップデートが行われる。
イメージ化手順
FluxMyFluffyFloppyを起動。
読み取り設定を行う。プラットフォームに応じて色々テンプレートが用意されていますが、PC98やEX68000の場合は↓の設定で吸い出せます(あくまで私が吸い出せた設定)。
COM/Dev: Greaseweazleを接続したCOMポート
Drive select: 使用するFDD。
RPM: 360(場合によっては300とか設定無しも?)
Greaseweazle: Host Toolsのgw.exeがある場所。
Folder: イメージファイル出力先
Filename: イメージファイル名(Disk-Nrで複数枚ディスクの命名も可能)
Format: 使用用途に合わせて。今回は「SCP(SuperCardPro)」を使用。設定が終わったら「Read」で読み取り開始。
データの変換
FluxMyFluffyFloppyで読み取ったイメージファイルをLoadあるいはドラッグドロップで読み込む。
Exportで各種エミュレーターで使用できる形式に変換。例えばPC98の場合は「PC88 D88 file(*.d88)」
終わり
以上です。ちなみにGreaseweazleではイメージファイルをフロッピーディスクに書き戻すこともできます。詳しい情報は公式サイトにてご確認下さい。
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