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indigo la End

indigo la Endとは

2月24日にデビュー13周年を迎えたこのバンド集大成を目の当たりにした。
この素晴らしさを自らの心のうちに秘めておくのはもったいない、そう感じ、筆を執った。
このブログを見た一人でも多くの人が、「藍色」に染まっていくことを期待し、筆を進めていこうと思う。

まず、indigo la Endについて知らない人のために、軽く概要に触れておこうと思う。

indigo la End(2010年2月24日~現在)

〇メンバー
Vo/Gt. 川谷絵音 言わずと知れた奇才
Gt. 長田(おさだ)カーティス ギターフレーズ考案者
Ba. 後鳥(ごちょう)亮介 FCで楽器を弾かないニキ
Dr. 佐藤栄太郎 a.k.a DJ有るジェルゴットリッヂ
〇レーベル
ワーナーミュージック・ジャパン内の自主レーベルSlowly Records
〇シングル全22枚(メジャーシングルは20枚)
2012年「冬の夕」~2023年「名前は片想い」
〇フルアルバム全7枚
2013年「夜に魔法をかけられて」~2021年「夜行秘密」

indigo la Endは、ゲスの極み乙女やジェニーハイ、礼賛のメンバーとしても活動する川谷絵音を中心としたバンドである。
川谷絵音といえば、2016年始に発覚した「ゲス不倫」を思い起こす人も少なくない。あの当時からファンであった私としては時効では?と言いたくなるが、仕方ない。

ここからは、私がindigo la Endに惹かれる点をいくつか挙げたい。

indigo la Endの魅力

①歌詞


一つ目は川谷絵音が書く歌詞である。私が感動した歌詞の一例を紹介する。

『夜の恋は(2021年)』
歌詞:「嫉妬させてよ それくらい好きにさせてよ」

このフレーズは、「嫉妬をすることくらい、好き(自由)にさせてよ」という解釈と、「嫉妬心を抱いてしまうくらい、あなたのことを好きにさせてよ」という解釈をすることができる。鳥肌が立った。
ちなみにこの曲は、「夜行秘密」というアルバムのカップリングである。表題曲でも十分通用するクオリティである。

②メロディー


indigo la Endの曲には2種類あると考えている。
一つは、川谷絵音のメロディーと、長田カーティスのギターフレーズを、安定感抜群のリズム隊が支える曲(ex.『心雨』『彼女の相談』)で、もう一つは、ドラムやベースまでもが、メロディーの一部となる曲(ex.『愛の逆流』『ハートの大きさ』)である。これに関しては聴けばわかる、としか言えない。

さらに、川谷絵音は様々なバンドで作詞作曲を担当しているし、楽曲提供まで行っている。そこに川谷絵音らしさはあるものの、各バンド、各表現者ごとに特徴があるところがすごい。一口で言えば、「同じ人が作っているとは思えない」ということである。

③MV


『心の実(2019年)』

この曲は『心の実』と書いて「このみ」と読む。
歌詞:「心の実(このみ)はあなたで 君は好みなんだ」
……よく書けたな、という突っ込みはさておき、二人の女性に向けた歌詞となっている。この曲はMVと一緒に楽しんでこそ、本領が発揮されると考えている。
MVにも二人の女性が登場し、3人で遊園地デートをしている様子が描かれている。(ときどきほかのメンバーが3人でデートしている様子も見える。それもかわいい。)

『忘れて花束(2016年)』

「一日だけ、デートしてくんない?ちゃんと別れるために。」
というセリフで、このMVは始まる。出演する女優は、『雫に恋して』のMVにも登場した小島藤子さん。そのストーリー性も見どころである。

歌詞:「私じゃダメなのって言葉を 飲み込もうとした朝」
この歌詞は、間奏でのセリフの後に流れる。二人の結末を予感させる、切ない展開となっている。
数ある失恋ソングの中で最も切ないといっても過言ではない。
感情移入して涙すること間違いなしのMVとなっている。

さらに、各MVのコメント欄には必ず天才的な考察をするファンがいる。それも見どころの一つである。ぜひ目を通してほしい。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
続けてindigo la Endについて書いていくつもりなので、ぜひご一読ください。

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