「月夜の晩に」

月夜の晩にふと思う。

君の事を。


僕は君に触れる事を拒んできた。


僕の病気は人に感染る。


君をそんな死の病になどかけたくないと思っていた。


でも、君は自分は大丈夫だと僕に簡単に触れてきた。


事も無げな事だと言わんばかりに君は僕に笑顔をよこす。


僕はそんな君に根負けしたよ。


君は今も僕に触れて眠る。

そして僕もまた君に触れて月を眺める。


こんな時間がいつまで続くかは分からないけど・・・。

僕は君の強さに感謝している。

だから、僕は生きようと努力できる。

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