(台詞)「花魁さんとその客との会話」

女台詞「これは、これは、御武家様。ようおいで下さいんした。最近はちっともわっちの処においでになって下さらんと…どこぞの女子(おなご)に気愡(けそう)してわっちの事など御忘れになってしまったんやと思っておりんした。…意地悪くらい言わせておくんなんし。主(ぬし)さんが来ない間、わっちがどれだけ寂しくしていたかお分かりになって頂きませんとわっちの気ぃが済みんせん。…主さんはずるい御人(おひと)。そんな風に言われたらこれ以上何も言えないじゃありんせんか。今宵はたっぷりとわっちの事を愛して愛でておくんなんし。」

男台詞 「また、そのような事を言う。俺が他の女子(おなご)に気愡(けそう)などするわけがあるまい。…俺にもお仕えする方がある。忙しかったのだ。俺とてお前に逢いたいと思うておった。やっと逢えたと言うにお前は俺を苛めるのか?…ああ、もちろんだ。今宵はたっぷりとお前の肌をお前の濡れた声を堪能するさ。」

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花魁さんと本命の客との会話。という感じで男女台詞でわけてみました(^^;)

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