切な系「もう、泣かないってきめてたのに。」

もう、泣かないって決めてたのに。

君を思って泣かないって決めてたのに。

この丘のこの場所で見る星空を眺めていたら君の事を思い出してしまった。

もう、大丈夫だって思っていたのにな。

涙が止めどなく溢れて。

君との思い出が心から溢れ出して。

君の事を思って泣いてしまっている。

嗚咽をもらし、恥ずかしいほど大きな声で君の名を呼んで。

ああ、僕はまだ、君の事をこんなにも思ってる。

君の事をこんなにもこんなにも愛してる。

僕のとなりには君は居ない。

この夜空の星のどこかでこんな情けなく泣く僕を君はきっと寂し気に眺めているのだろうか。

ごめん、ごめんね、ごめんなさい。

ずっと我慢してたんだ…きっと…。

君を失ってからずっと泣かないって決めて、君を思って泣かないって決めて。

ごめん、ごめんね、ごめんなさい。

今だけは泣かせて…君を思って泣かせて…。

明日からきっとまた…何時もの僕に戻るから…。

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