ブクブクと泡から生まれた泡姫は
好いてはならぬ者に恋をした。
わかっていても募る想いに泡姫はその者に逢いに出掛ける。泡姫は彼の者に愛し、愛される者がいることをしる。叶わない想いを知る。泡姫は泣いた。自分が溶けて無くなるのも忘れて。泣き続けて消えて無くなるその時まで想いを胸にして。

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