『あいじょう~愛異常8』

深く深く貴方が口づけるから息つく暇もない。

あぁ、苦しい…苦しくて幸せ。

頭が真っ白になり、意識を手放してしまいそう。

貴方がゆっくりと唇を離す。

あと、もう少しだったのに。

そう、思った瞬間、貴方が私の中に。

電流が走ったみたいに体が強張る。

貴方が中を突いてくる。

激しくて、息が上がる。

「君が…いけないんだよ。歯向かうから…。従順な僕の人形にならなきゃ…ダメじゃないっ…。」

最後の言葉と同時に奥深く入る。

「っ…ぁ…」短く声が漏れる。

貴方の手がゆっくりと私の首にあてがわれる。

そのまま、じわじわとその手に力が入る。

ああ、苦しい…。

苦しくて、苦しくて、私の中の貴方を締め上げる。

意識が遠退いていく中、私の中に熱い何かが流れ込んだ。

そのまま意識を手放した。

幸せな苦しみに落ちてゆく…。

゛「死なせたりしないよ。君が望んだから少しの痛みと苦しみを与えてあげたんだ…。」゛

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