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John Muir Trail Day8

John Muir Trail 2019 7/25 Day8
Squaw Lake〜Silver Pass〜Pocket Meadow〜Vermilion Valley Resort

夜中トイレに起きてテントを出ると星空がすごかった。天の川までしっかり見えて、今まで見たどの星空よりも綺麗だった。

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朝は冷え、手持ちの温度計も5℃を下回っていた。その分朝焼けも綺麗だった。隣にはZpacksのテントが2張り並んで立っていて、少しすると人が出てきてテントの話になり、君のテントはどこの?立ち姿がいいね、と。Locus Gearだよ、メイドジャパンさ、と答えた。

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今日はSilver Passを越えるところからはじまる。朝早く、風もなかったので手前のChief Lakeが鏡のようになっていた。まわりには雪も結構残っていて、水たまりには氷が張っている。

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Passの直前は道が雪で覆われていたのでチェーンスパイクをつけて登り切った。

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峠を越え長い下り区間に入る。途中、雷鳥を見つけた!アメリカにもいるんだね。通りかかった人はロックバード!と言っていた。 

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アリサは渡渉や雪道を歩くのにもだいぶ慣れてきたみたい。いいペースで2人で進む。

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時間にも少し余裕があったからのんびり休憩も。結露で濡れたテントも広げておけば10分もすれば乾いちゃう。

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14:30頃目的地であるEdison Lakeの船着場に到着。今日はここからボートに乗ってVermilion Valley Resortに向かう。
夕方のボートは16:45なんだけど、先についたハイカーがボートを呼んでくれたそうでもうすぐ来るよと。雨も降りだしたのでラッキーなんて思ってたけど、なかなかボートが来ない。どうも雷が鳴ってるせいでこちらに向かえないそう。結局雨の中2時間以上待って定刻で到着。服もカバンもびしょびしょです。

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20人ほどのハイカーが船に乗り込み、いざ出発!が、走り始めてすぐに様子がおかしくなった。船首から水が流れこみだし、気づけばボートは傾きはじめ、それとともに水がさらに流れ込む。慌ててザックを持ち上げたがすでにお尻くらいまで水に浸かっていた。他のハイカーも慌ててる。靴が流されてるぞ!ってそれ俺のだ!ギリギリ船首に引っかかり、手前にいたハイカーが拾いあげてくれた。

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人を乗せすぎてボートのバランスが崩れ、水が流れこみ沈没寸前だったのだ。一瞬のことだったが、スローモーションのように時が流れた。すごく怖かった。他のハイカーたちも顔面蒼白だった。人に命を預けた瞬間に死にかけるという。

30分ほどかけてボートはVVRに到着。びしょ濡れのハイカー達が一斉に砂浜に降り立つ姿は異様で、映画「ザ・ビーチ」のような、なんかヤバイ島に降り立っちゃった感がすごかった。

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雨+沈没騒動で全身ずぶ濡れの中、なんとかキャンプを張った。VVRにはレストランや売店などがあり、サンフランシスコから送っていた食料の受け取りをするために立ち寄った。

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ひとまず腹ごしらえ。ビールとバーガー。肉が食いたかったが、なぜかビーガン仕様だ。後で気づいたけど、ビーガンメニューを見てたみたい。

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そのあと補給分の食料の受け取りとその仕分けをした。足りない分も少し買い足しておいた。

ビールを飲みながら大きな焚き火を囲んでるハイカーがいたが、仲間に入るだけの元気はもう残ってなかったのですぐに寝た。




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