合格体験記 京都工芸繊維大学工芸科学部デザイン・建築学課程 3年次編入学

※他学科からの受験です。11月下旬の追加合格​

​私は京都工芸繊維大学デザイン建築学課程、和歌山大学環境デザインメジャーの編入学試験に合格しました。

​<編入を目指したきっかけ>
高校時代、他大学の建築学科を受験したのですが、合格することはできず、医学と工学の融合を目標にしている学科に入学しました。しかし建築への憧れが消えず編入学試験を受験することを決めました。現在通っている大学から近く、建築の名門とも言われている京都工芸繊維大学を第一志望の大学としました。

​<勉強に使用した参考書>
TOEIC
公式問題集6・TOEICでる模試リーディング700/リスニング700・TOEIC 至高の模試600・TOEIC文法問題でる1000・出る単特急金のフレーズ

数学
編入数学徹底研究・編入数学過去問特訓・すぐわかる微分方程式・大学生の微積分・京都工芸繊維大過去問18年分 ・神戸大過去問5年分程度・名古屋工業大過去問12年分・金沢大過去問5年分・電気通信大過去問9年分・YouTubeチャンネル ヨビノリ

​<受験までに読んだ本>
住宅論・街並みの美学・続街並みの美学・長高層ビルの“なぜ”を科学する・紙の建築、行動する・建築学の教科書・建築と都市の保存再生デザイン・建築意匠講義

<勉強方法>
私は前年の4月、編入前の大学に入学した時に、編入試験の受験を決意しました。期間ごとに、どのような生活をしていたかをまとめたいと思います。

  1. 4月から8月はじめ 大学1年生の春学期です。授業でも線形代数や微積分の授業があったので、それと同時に編入数学徹底研究を解いていました。アルバイトにも週3回ほど行きながら、平日の予定のない日は大学に残って勉強していました。英語はこの頃は一切触れていません。

  2. 夏休み 8月はアルバイトやサークル、友人との遊ぶ約束で飛ぶように過ぎて行きましたが、隙間の時間などで、微分積分と線形代数の予習は秋学期の分まで済ませました。9月初めにあるTOIECに向けて少しずつ勉強も始めていました。9月になってからは、TOEICが2週間後に迫り、流石に焦って、毎日8時間ほど勉強していたと思います。始めて受けたTOEICは710点でした。 

  3. 10月から2月 この頃には完全に受験を意識していました。アルバイトは続けていましたが、遊びの約束も減らし、アルバイトのない日はいつも図書館が閉館するまで主に数学を勉強していました。12月に理工個別指導センターの先生に編入学試験の情報を求め連絡を取りました。この時に、TOEICが710点では不安なことや、京都工芸繊維大学の数学の問題の傾向などを詳しく教えていただき、学習の計画を細かく立てることができました。先生は編入試験に対する知識が豊富な方で、もっと早くから相談していればよかったなと思います。

  4. 2月から受験まで この頃から理工個別指導センターで授業をしてもらうようになりました。授業内容は、数学の過去問を自宅で解いたものを持参し、答え合わせと、わからなかった問題のフォローアップが主でした。京都工芸繊維大学の過去問以外にも、傾向が似ている大学の過去問をピックアップしていただいて演習することができたので、他の受験生よりもたくさん数学の問題に触れることができたと思います。

​前述した過去問はもちろん、解答までもが理工個別指導センターに用意されているので、過去問を使って演習を重ねたいという人にもおすすめです。他にも勉強に役立つ参考書をたくさん教えていただき、効果的に試験勉強を進めることができました。コロナ禍で緊急事態宣言が発令され、外出自粛となった時でも、スカイプを用いた遠隔授業でいつも通り、質の高い授業を提供していただきました。

2年生の春学期は大学の授業もかなり忙しく、編入試験にあまり時間が裂けなくなってしまった時もありました。そんな時は授業を2週間に1度に変更していただきました。柔軟な対応をしてくれるとことも理工個別指導センターの強みだと感じました。

そして、建築学科への編入を目指していた私にとって、先生が建築学を専攻されていたということはとても大きかったです。

数学以外にも専門適性検査(建築に関する小論文)の対策では、読んでおいた方がいい書籍や、問題中に出で来る建築用語の解説などもしていただきました。数学の過去問だけでなく、専門適性検査の過去問も多く用意されていて、とても役に立ちました。先生と一緒に、作った答案を推敲する時間もとても有意義でした。TOEICは模試形式の問題を何度も繰り返し解くことで最終的には815点を取ることができました。

​勉強時間は、春学期は全てオンライン授業になっていたので、通学時間などもなくなり、忙しい時期もあったとはいえ、対面授業に参加するよりは多く確保することができたと思っています。

自粛が開けると、図書館の自習室が開放されたので、大学の勉強も含め毎日10時間ほどは机に向かっていたと思います。

​数学は過去問演習を中心に実践的な勉強をしました。TOEICは、できるだけ英語に触れる時間を増やすことで点数をあげました。専門適性検査は、建築についても基礎知識を教えてもらいながら、たくさんの演習をこなすことで精度を高めていきました。

​<試験当日について>
京都工芸繊維大学は面接がないので、殆どの人がきれい目の私服で試験会場に来ていました。数学は例年どおりの難易度、傾向で、9割くらいの得点率だったのではないかと思います。専門適性検査は、大門が2つ出題され、1問目は比較的解きやすかったのですが、2問目は例年とは異なる「図解せよ」といった問題が出て混乱させられました。専門適性検査の得点率は体感6割程度でしたが、英語と数学の点数で逃げ切るという受験の方針だったので、個人的には及第点です。

​<最後に>
今年の編入試験勉強はイレギュラーで、日程が延期になったりもしましたが、きちんと勉強し続けることができたからこそ合格することができたと思っています。何事も積み重ねが大事です。しつはもちろん大事ですが勉強時間というものは大きな地震につながると思います。長くなってしまいましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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