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バーレスク大阪 しょーこさんBDイベント(2021.9.25)

「こういう風に生きるしかなかった」

とある日のショーの間にしょーこさんとお話できる機会があり、そこで出てきた会話のひとコマ。どんな話の流れだったかは忘れたが「私態度がデカい女とかよく言われるんだけどさぁ」とかそんな会話の中で出てきたんだったと思う。
こちらで意味を取り違えたり、変な切り取りをしていたのなら申し訳ないが、確かにそんな意味合いのことをしょーこさんは話していたと思う。少なくともしょーこさんという人を知るための手がかりとして、その時深くその言葉が自分の胸の内に刻まれたのは動かせない事実である。

9月25日。そんなバーレスク大阪のしょーこさんのBDイベントに参戦した。事前の告知でしょーこさんによる完全プロデュースの特別ショーありという触れ込みだった。しょーこさんがどんなショーを考えたのか素直に関心があった。
これを書いている私自身はバーレスク大阪に通いだしてから半年も経たない者だけど、会場はおそらく長くバーレスク大阪を愛してきたのだろうというお客さんでかなりの部分が埋まっていたような印象を受けた。
みんなこのショーを楽しみに来ているのが大いに伝わった。

まずはシャンパングラスガール(以下シャングラ)である。"Today's Champagne Girl is ~" のお決まりの掛け声の後に、しょーこさんの名前が告げられ辺りに声援が飛び交った。私はというと「おお!」と思ったのと同時に内心ちょっと笑ってしまった。

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なぜかというと、事前にシャングラやります、のような告知をしょーこさんが全くしてなかったと記憶するからである。長くしょーこさんを見ている人からすると、これは当たり前のことなのかもしれないが、シャングラはある意味バーレスクを象徴するような演目かなと思っているので、当たり前のように出てきて当たり前のようにシャングラをするしょーこさんにやはり凄みを感じたのだった。

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そうして、次々と演目が始まっていく。この日は私自身初めて見るような演目もあり面白かった。しかし、特別ショーにかなりの部分頭を持っていかれていて細かいところまであまり覚えていない。これらはまたきっと見る機会があるからよいだろうというような気持ちも多少あったかもしれない。

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そして、いよいよ特別ショーである。事前に撮影禁止の周知があったので、どの場面も見逃すまいの気持ちで見る。ショーは大きく4つのパートに分かれた凝ったものとなっており、確かな見ごたえがあった。1部から3部まで参加できたので、都合3度同じものを見ることができた。もともとは全面撮影禁止の事前アナウンスがあったが、途中で3部のみ撮影OKのアナウンスがあった。なので以下は写真を挙げながらそれぞれの魅力について書きたいと思う。

パート1はしょーこさん、りさちゃん、しのんぴ(シノン)の3人によるパフォーマンス。バーレスク大阪の中では比較的身長の高い3人によるキレッキレのダンスパフォーマンスである。目の覚めるような動きで一気に見ている人を惹きつけた。衣装もこの3人の足の長さがよくわかるような衣装でとてもよかったと思う。

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引き続いてのパート2はしょーこさん、ありえちゃん、ありさちゃんの3人になる。パート1のリズミカルな場面から一転してムーディーな雰囲気になる。バーレスク大阪のスーパーアイドルであるありえちゃんと話すと超癒し系のありさちゃんが、パート2の緩やかな展開に華を添える。後から思うとパート2はパート3を予兆させるような雰囲気になっていて構成の面白さを感じた。

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そしてパート3はしょーこさんとすみんちゃん(ジャスミン)によるパフォーマンス、妖艶な絡み合いである。パート2とパート3の境でしょーこさんが衣装を脱ぐ場面があるのだがここが最高にエロい。脱ぐ所作というのは基本的にエロいものだ。あと空に向かって煙を吹かせる一場面。こういうのが絵になる人はなかなかいない。技術だけではなくて、それまでに積み重ねてきたもの生き方みたいなものもそこには載ってくるからなんだろうと素人ながらに考える。その後の展開については写真から想像していただきたい。

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最後は全員が登場してのダンスで幕を閉じる。振り返ってみるとパート3を最大限魅力的に見せる全体の流れになっていたんではないかと個人的には思った。1でぐっと惹きつけ、2でゆっくりと3を予想させる流れへと切り替え、3から4へと進む。きっちりと作りこまれていたので、それぞれの配役を変えてみる想像もまた楽しい。

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この他にもAチームとBチームのメンバー入れ替えによる演目などもあり本当に見どころ満載の夜だった。ニャーKBが始まる前にちょっと笑いがあったりしたのがよかったなあと思ったりした。個人的にはバーレスク大阪というのは「なんでもあり」な雰囲気があるのがとても好きなところである。急にソーラン節やってみたり、みんながオタクに扮するオタクイベントなどがあったりとカオスなところがとてもよい。コロナが明けるとともに、バーレスク大阪のブランドは高まっていくのではないかと日頃思う者だけど、こういうなんでもありなテイストは是非とも無くさないでいってほしいなと個人的には思う。

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帰り際に丁寧に挨拶をしてくれたしょーこさん、ありがとう。しょーこさんの生きざまのエッセンスを感じることのできた一夜となりました。

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