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緊縛撮影会

around50s美しい身体写真展の撮影の見学をして、同世代の女性たちからとても刺激を受けた。
自分もやってみたい!
ただそれだけのストレートな思いから写真展での緊縛撮影会を申し込んだ。

ドキドキしながら写真展へ向かう。不安と期待でいっぱいでした。
部屋に入ると既に1人目の方が準備をしていた。
襦袢を纏い妖艶な姿だった。
あれ?裸じゃないんだ。
写真展の見学に行った時、みな全裸だったので、そうなのかと思っていた。
下着の線がつくからノーパンノーブラで来たとも聞いてたので、、、ノーパンノーブラで向かったのだ。
あー、なんか、まちがったかもーと思いつつ2番目の人が始まる。
その方も白いキャミを着ていた。

あーーー、とりあえず、パンツ履いとこ!って思ってトイレで帰り用に持ってきたパンツを履く。
ブラは持ってきてないからタンクトップ。
3番目が私。
とりあえず、黒いタンクトップに人に見せるような代物ではない黒い綿のパンツ。
これ、お気に入りを選んできたと思われたら違うんだけどなぁと思いつつ。とりあえず、上も下も黒なだけマシか、、、とも思う。普段は上下がチグハグとか普通にあるから。

そんなことを考えながら、右の股関節が痛いから前の人みたいにされたら、歩いて帰れなくなるな、、とかマジで心配になって、それも伝える。
そんなこんなで始まる直前まで私の心は大騒ぎだったのです。

いざ始まると、先生が流れるような動きの中で的確に指示を出されるので、その通りの動きだったり、表情をすることに夢中で、次第に周りの目線が気にならなくなって写真の世界に入り込んでいく。

最後の方で髪の毛をぐいーって引っ張られた時、縛られ抗えない中でそうされた事で、思わず声が出たし苦悶の表情になる。先生がそんな顔できるやんみたいなことを言ってたような気がする。
そこからの方が何かがとっぱらわれた感じがした。

終わったあとは清々しい気持ちしかなかった。
後日、撮ってもらった写真を最初から眺めていくと縛られていくから解かれていくまでが流れるストーリーのように一つの作品だなって思った。

3年前、こんな自分を想像できただろうか?
人はいくつからでも変わりたいと願えば変われるし、何もしなかったら何も変わらない人生を歩むんだろう。それに気づけたことが最大級の幸せなのかもしれない。

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