インドのコロナへの対応
インドのコロナの自粛生活中の備忘録。
2020年の3月頃日本でコロナが出てきてるなかインドでは数人でてるくらいだった。日本人の中には中国人に間違えられて罵声を浴びせられた人もいたみたい。
自分自身は中国人に間違えられることはなくて日本人だと分かった上で冗談っぽく「コロナ持ってる?」なんて良く声をかけられていた。
それから出会うインド人には初めにコロナ持ってないから安心してって声をかけていた。それで毎回ひと笑い起こるくらいこのときはまだコロナに対しての警戒心は低かった。
3月後半になってインド全体で100人くらいの感染者が出た。インドの人口を考えたら大したことないなと思ったけどこの段階で通っていた個人でやっている語学学校が無期限の休校になった。
4月に入って日曜日のみのロックダウン。スーパーマーケットでもマスクの着用の義務化と入場制限、入場の列も1m間隔開けて並んでいた。普段は15cmでも開けたら抜かされるインドではありえない徹底ぶりだった。
そこから全体的にロックダウンになり日本に帰国する日本人が増えた。
5月で1日2000人単位で増え、6月には1日約8000人、7月頭には1日2万人。7月末の自分が帰国する頃には毎日5万人近い人数増え続けていた。
インド人は裕福な家庭と、貧しい人たちの対応や考えが全然違う。
住んでいる建物では一切の外出が禁止になり、他の建物の友人が来るのももちろん禁止、掃除のおじさんも来れなくなり、デリバリーすら毎晩頼んでいたら禁止された。前の家は日本人ってだけで追い出された。
それに対して貧しい層の人たちは十分な保証もないからロックダウン中もシャッターを閉めて隠れて営業してるレストランがあったり、4、5人くらいで話しながら手でご飯食べてる人がいたり、バイクを3ケツで乗り回してたりする人もいる。
インドは手で食べる文化があったり、大家族が多かったり、貧しい家庭はどうしても密を避けられなかったりコロナが広がるのにうってつけの環境になってしまっていると思う。
7月末時点で全体で感染者数が150万人を超えて現在感染者数3位インド。指数関数的に増え続けていて人口を多いインドは1位のアメリカ、2位のブラジルを超える日も近い。