私とグリーフケア

グリーフケアについて、お話ししたいと思います。

グリーフケアについて説明しているホームページなどを改めて探したのですが、

いざ人に説明しようと思うと、しっくり来るような説明が見つからなかったので、自分の言葉で説明しようと思います。


また、私自身、グリーフやグリーフケアについて、正確に理解出来ていないかもしれません。

ただ、この言葉や取り組みに救われたことは事実なので、現時点で私が理解、解釈出来ている範囲でお話しします。


グリーフ(Grief)というのは、日本語で『悲嘆』と訳されます。

大切な人や、ものを失った時に起こる、深い悲しみや悲痛など、様々な心の反応のことをいいます。

グリーフケア(Grief care)とは、その心の様々な反応に対応して、グリーフを抱えながらも、それに振り回されず、安定した人生を送っていくための、自分自身での取り組み、または周りの人々のサポートのことを言います。


念のため、いくつかグリーフケアについて説明しているホームページを載せておきます。

ご興味があれば、ご覧ください。↓↓↓


私がグリーフケアを知ったのは、ある有名人の訃報がきっかけでした。

2020年10月18日(日)に『赤い公園』という女性バンドのギター担当、津野米咲さんがお亡くなりになりました。

彼女は、自身で命を絶ったとされています。

端的に言うと、私は『赤い公園』に2018年に加入した新ボーカルの子に注目していたので、ギターの津野さんに心酔していたという訳ではありません。

当バンドは、好きなバンドの一つではありましたが、他に好きなバンドも居ますし、私の中で『赤い公園』が絶対的一位で好きだったという訳でもありません。


それなのに、津野さんの死は、私に計り知れない大きな影響を与えました。


確かに、人が急に亡くなるのは悲しいことです。でも、その悲しみが、通常の喜怒哀楽を遥かに越えて、何かしらの概念が崩れ去り、感情がコントロールできなくなりました。

このニュースを知ったのが週明け早々の(月)で、その一週間は、何とか会社も行けて、仕事もできていましたが、翌週一週間は(木)以外は会社を休みました。

当たり前ですが、めったに会社を休まない私が、こんなことになり、会社の方々にも大変迷惑をかけましたし、有り難いことに心配もしてくれました。


その悲しみの最中に、ネットで悲しみについて調べて、行き当たったのが、『グリーフケア』についてでした。

会社を休んでる間に、グリーフケアを扱っているというカウンセラーに、電話相談もしましたし、また別カウンセリングルームにも予約して、グリーフケアについて聞いたり、今自分の身に起こっていることを話したりもしました。

会社を休んだ翌週は、何とか出社し、そこからは仕事が出来るぐらいの感情コントロールはなんとかできるようになり、会社を休むことはありませんでした。


でも、津野さんが亡くなってから2ヶ月は、相当感情コントロールが難しかったです。

仕事は出来るし、仕事に必要な感情はうまく機能しているのですが、いつまたコントロールできない大きな悲しみが心に湧いてくるかがわからず、常に心の中は悲しみを観察するのに必死でした。

休憩時間に、同僚と気軽に何気ない話をするだけで、何故か悲しみも一緒に湧いてくる時があったので、人と迂闊にコミュニケーションがとれなくなったりもしました。


この2ヶ月は、心の中で、地震災害が起こっているような状況でした。

予測できない心の巨大地震と、その後も揺れが大きい余震が、どのタイミングでくるかわからず、常に身を守る準備をしておかなければならない緊張感がありました。

3ヶ月ぐらいから、もう心の地震も収まってきたなと、恐る恐るですが、思えるようになってきていました。



話は長くなりましたが、私のこのイチ有名人の訃報を受けて起こった感情の反応は、

グリーフケアでは、ちょっと語弊はありますが、当たり前の反応とされています。

グリーフの起こり方は、人によって様々ですが、グリーフが『治る』ということはなく、このグリーフと向き合って、抱えながらも、精神的に安定して生きていけるようになっていく過程を、グリーフケアと言うようです。


ここまで、自分の話とグリーフケアの話が入り乱れていますが、まだまだ私自身、心も頭も整理できていない話の為、こんな文章になってしまいます。

でも、書かないと始まらないと思いますので、こんな文章でも、公開しようと思います。

もし、ここまで読んでくださる方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございます。

今後も、グリーフケアについては、言いたいことが沢山あります。

でも今回のように、話がまとまらず、相当読み辛い文章になると思いますが、

私にとって重要な取り組みだと思うので、まとまらない文章でも、書いて公開していこうと思います。


もし、お付き合いいただける方がいらっしゃるなら、これ程嬉しいことはありません。

拙い私の文章を読んでくださる皆様、これからも私はこんなペースで書いていこうと思っています。

今後とも、宜しくお願いします。

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