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(動画解説あり)東京芸大卒がデッサン初心者のために、描き方、練習法、コツ、完成までの道筋を解説

初めまして!
リキ(@rikitex0930)です

アートボード 2

・デッサン初心者だけど描き方がわからない
・どこから描き始めたらいいのかわからない
・イラスト描いているけど、デッサンに自信がない
・カタチがとれない、似てこない
・立体感が出ない

上手く描けるようになりたいけど…、どうしたらよいのか…
そんな悩みを抱えていませんか…?

私も芸大合格までは自分の絵に自信が持てず、現役から2浪まで約3年間、特に悩んでいました。

やっとのこと芸大に合格でき今だからアドバイスできることを、同じ悩みを抱えている方にお伝えしたいです。

最後まで読んで、ノウハウを取り入れることで上達に喜びを感じ『絵を描く』が、今より楽しく夢中になっている事でしょう。

美味しい料理の作り方に段取りやレシピあるように、デッサンを上手に描く為にも基本レシピがあります。

このnoteは初心者の方にとっても分かりやすくシンプルに
⑴〜⑺まで順に歩んでいく事で完成させる事が出来るように構成してあります。
もし、つまづいても項目をさかのぼり解決法を確認し活用してください。
各項目動画でも解説していますので合わせて参考になさって理解を深めていってください。
それでは、さっそく張り切っていきましょう!


⑴モチーフの何を描きたいのか?何を表現したいか?

またモチーフを使って何を表現したいか?を決める!
最初にゴールを決めておかないと気持ちが折れてしまいたどり着けません。
明確なゴールを決める事で道順も決まり、道に迷う事なく最後まで走り抜く事が出来ます。

第一印象を大事にする
モチーフを描くとき、何を大事に描きますか?

●形、バランスをとれるように描く。
●質感を大事にする。
●空間を大事にする。
●立体感を出す。
●迫力を出す。
●明暗、光を大事にする。
……

人それぞれ。デッサンは自分の欠点克服を目標としたり、設計図として描くことが多いと思います。

デッサンは習作の意味合いがとても強く、勉強の為を考えられがちですが、
絵の中の1方法と捉え、モチーフから受けた感情を大事にしてあげて下さい。

デッサンも1枚の絵画。1つの作品と考えてあげて下さい。

私も受験生の頃、
『今日は空間を出せるように描こう』
『形をしっかりとろう』とのぞみました。

確かに上記の事は大前提なのですが、モチーフに柔らかく差し込む光がとても綺麗だったので方向転換し、光を大事に描きました。自分がモーチフから受けた感情を大事に取り組みましました。

完成した作品は第三者に、自分の気持ちや感情を伝える事が出来ました。

あなたも、なぜそのモチーフを描こうと思ったのか?
(予備校などで嫌々描かされているかもしれませんが。嫌々欠かされている時と、学びや発見を得ようと描いているのでは、数ヶ月後の人生が全く異なりますよ。)

「このモチーフの○○を大事に描きたい!」

モチーフから受けた気持ちを大事に取り組んでみて下さい。
その気持ちが習作と作品の違いです。

動画解説『個性の表現方法』


⑵クロッキー(ラフスケッチ)で構造を掴む

クロッキーの目的は様々です。

•構図を探るため
•形を把握する為
•光の当たり方、影の落ち方を把握する為
•人物であれば動きを理解する為
など

クロッキーを描く事で、注意しなければならない所、確認事項をチェック出来るので初心者の方は特にクロッキーは描いた方が良いです。

ゴールまでの全体像を掴む事が出来ます。

まず形を把握する為にあたりを付けていきます。
あくまでも『あたり』なのでだいたいの位置で結構です。

もちろん、だいたいといっても観察して狙う必要があります。
1発で当てるくらい気持ちと集中力で望みます。
が、なかなか当たりません。

でも、安心して下さい。
ここでは正確に当たらなくても大丈夫です。
大はずれしていなければOK!

だいたいの位置が合っていれば、照準の範囲が狭くなっているので、
他の部分を描き進めるうちに正確な位置に合わせていけば良いのです。

正確な位置とは、他の周りのパーツとの位置関係で決まります。
なかなか1部分だけで合ったいるのか、間違っているのかを
判断する事は難しいです。

なので、
ある程度全体を描き進める必要があります。
全体を描き進めていくうちにカタチが合ってくれば良いのです。
段々と照準を絞っていく感覚です。

緊張して縮こまった線よりは、

リラックスしてのびのび描いて下さい。
その方が、生き生きとした線が描けきっと楽しいはずです!

動画解説『クロッキー、ラフスケッチで構造を掴め!』


⑶構図で勝負する!

構図は作品の身だしなみです。
構図によって作品印象がかなり左右されます。
作品の表現にあった構図を探る事が重要です。

動画解説『構図で勝負する!』


⑷形をとる「瞬間的にカタチをとる訓練」

全体の形を大まかに描いていきます。
輪郭も意識しますが、モチーフの形が大きく変化している所を探し描いていきます。

形が大きく変化している場所
•関節
•顔であれば、アゴ、頬骨、おでこ、こめかみ等
•静物は角
※形が大きく変化している場所は光の当たり方も大きく変化しています。

動画解説『瞬間的に形を捉える方法』

動画解説『断面、輪切りの形を意識する』


⑸明暗と加えながら立体感を出す「光と影を見方につける」

目を細めてモチーフを観察する事によって明暗が際立ちます。

一番明るい所はどこか?
一番暗いのはどこか?

大まかな明暗を配分する事が立体感を出す事につながり、一番手前を描写する事で強調する事が出来ます。

立体感が出せるようになると、デッサンに迫力が出てきたり同時に空間が生まれてきます。

余白がただの白ではなく空間に変わります!

意識するか、しないかだけでもかなり違ってくるので先ずは意識するという行動を起こしてみて下さい。

①光の方向を決め意識する
②大きくカタチを捉え、正面、側面を認識する(面の解釈)
③距離を把握する(一番近い所から遠い所までの距離)
④輪郭

細かく描写する事と大きく捉える事を1枚のデッサンで何度も繰り返して、
あなたがみつけた情報を記録するように描いてみて下さい。

観る方法をたくさん自分の中に蓄積する事が、自分の武器を増やす事に繋がって来ます!

動画解説 『初心者の為の立体感の出し方』


⑹描写し仕事のリズムを変える

見える物をどんどん描いていきます。
手前にある物から描いていく方が、立体感を強調する為には良いと思いますが、奥にある物もより奥にいかせるイメージで描くと良いです

⑷『形をとる』
⑸『明暗を加えながら立体感を出す』
⑹『描写』
を繰り返す。

描き進めていくに際、遠くから作品を観察したり出来るだけ客観視する事が大切になって来ます。
描いているうちに熱中しすぎてしまい、まわりが観えなくなってしまう事がよくあります。

計画的に手を休め、観察の時間を作り冷静になって作品の間違い探しをしてください。

あなたの描いたものが『本当に正解なのか?』を見極めることが重要です。

参考動画
『デッサン鉛筆 制作過程動画②The making of Pencil drawing② 』


⑺完成

描写したり、明暗や立体感を出していく作業を繰り返しちょうどバランスのとれた所で完成。

しかし、
どこで完成にするかが一番の悩み所です。

初心者の方は、

『見えるものはキズやヨゴレ全部も描いてやる!』

ぐらいの意気込みで描き、描く事の楽しさ、充実感、達成感を味わって頂きたいと思います。
上手く描けなくても、作者の気持ちを表現する事が美術の醍醐味でもあり一番大切な事です。

あなた自身の作品を認め、個性を育てていって欲しいです。

例え上手く描けなくても、

チャレンジし立ち向かえた自分をを褒めてあげて下さい。
少しでも進化出来た事を認めてあげて下さい。

そして新たにチャレンジし続けてください。

参考動画
『デッサン鉛筆 制作過程動画③完成 The making of Pencil drawing』


⑺SNSやブログなどで発信し批判をも見方に!

せっかくの作品を多くの人にみてもらいましょう!

応援のコメントをいただける一方で批判的なコメントをもらうこともあります。

発表や発信をする前に絶対に知っていて欲しいことがあります。

知っていれば、
自分の軸をぶらさず、自分のやっている事、表現に自身を持って突き進む事ができます。

知らなければ、
気持ちが折れてしまったり、本当にこれでいいのか?悩んでしまったり
自身が持てなくなって創作活動を諦めてしまう可能性があります

最後にこの動画を観て、
あなたの活動に自信を持って突き進んでもらいたいと思います!

参考動画『批判を恐れない』

これで以上になります。
完成までの流れは理解できましたか?

長い内容を最後まで読んでいただきありがとうございました!

これを理解できれば、
あとは少しずつ意識して取り組んむだけです。

すぐに上手く描けるようになることは難しいですが、このnoteで紹介した内容があなた意識を変えデッサン上達の役に立てれば、光栄です!

学んだことを存分に生かして行動に移してみてくださいね。


ここまで読んでくださった皆様に、お願いがあります。

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それでは!

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!

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