太極拳は心身へのさまざまな効能が報告されています。
例えば、アメリカ国立衛生研究所(NIH)では多くの研究報告をまとめ、健康に関する太極拳の情報を紹介しています。詳しくは厚生労働省eJIM(イージム:統合医療情報発信サイト)で日本語訳が掲載されています。

太極拳に関する情報
健康に対する太極拳について知っておくべき5つのこと

これらの情報で紹介されているように、太極拳は健康への効果が大いに期待できる部分がありますし、また万能というわけでもありません。このことはまず前提としてご理解いただきたい点です。

しかし、研究で報告されたことだけが太極拳の全てと捉えることは誤りであり、太極拳にはまだ多くの効能をもたらす可能性があると、自身の見聞や実際の経験からそのように考えています。少なくとも研究はまだ途上段階ですから、これから明らかになることもあるでしょう。

では、そのような効能が現在の研究報告で現れてこないのはなぜか。さまざまな理由は考えられますが、
 ・どのような太極拳に取り組んでいるのか、
 ・太極拳の習熟度はどのくらいか、
この2点が重要ではないかと考えています。

あまり知られていないようですが、太極拳には多くの流派があります。流派によって大事にするポイント(要訣ともいいます)が違うこともあります。

この流派でなければダメだ、などとは申し上げませんが、何を大事にするのかによって効能が変わることは当然でしょう。しかし、少なくとも太極拳の伝統を守っているのであれば健康への効果は期待できるはずです。なぜなら、太極拳は武術でありながら養生法としても綿々と古くから伝えられてきたものです。その伝統の歴史こそが太極拳の効能を物語っているのではないでしょうか。

そして何より大事な点は、習熟度については数週間、数ヶ月程度では基本的に足りません。習熟度を無視して太極拳の効能を語ることは些か不適切なように感じます。その観点では、太極拳にご関心があるなら、一朝一夕で身につくものではないので将来の健康寿命への投資と捉えて早くに取り組まれることが望ましいでしょう。
もちろん、60代・70代から始めた方も多いので、年齢を理由に諦める必要もありません。
何歳からでも遅くないですし、何歳でも早すぎることはありません。

当クラブでは五大流派と呼ばれる太極拳のうち、古くから存在する二つの太極拳「楊家太極拳」と「陳氏太極拳」の套路を中心に取り組み、長く続けることで心身の健康維持・増進を目指しています。

 楊家太極拳
老若男女を問わず取り組めます。筋力・体力に自信を持てない状態になってきても心身療法として長く続けることもでき、80歳を過ぎても元気に続ける方々もいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://note.com/rikentc/n/nf352034cefb5

 陳氏太極拳
すべての太極拳の源流です。陳氏太極拳には多くの流派がありますが、当クラブはその中でも原型に近いと考えられるものがベースで、武術要素が多く身体が鍛えられます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://note.com/rikentc/n/nd9b40732380c


ご興味がある方はどうぞお気軽にご参加ください。

なお、当クラブへの加入は以下リンク先のルールに同意して遵守することが条件となります。どうぞご理解ください。
https://note.com/rikentc/n/n7a377c821383

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